【完結】名前のない冬
「行くなよ」──そう引き留めても、オレのそばから離れていった男が、四年後、目の前に現れた。
四年前の冬、元カレの家を飛び出し、帰る場所をなくしたリョウは、公園で夜を過ごしていた。
そこで出会ったのが、無愛想で投げやりな男・片桐だった。
「死なれたら寝覚め悪いし」
そう言って缶コーヒーを差し出し、食べ物を分け、寒い夜には自分の上着まで押しつけてくる。
ぶっきらぼうで、何を考えているのか分からない。
なのに、行動だけが妙に優しい。
リョウは、そんな片桐に少しずつ惹かれていく。
けれど、片桐は刑務所へ行くと告げる。
「してねえことも、したことも、まとめて俺がやったことにする」と言う片桐をリョウは引き留める。
それでも片桐は、リョウのもとを去っていった。
そして四年後。
生活を立て直したリョウの前に片桐が現れる。
もう、この男に振り回されたくない。
そう思っているのに、片桐は四年前と変わらない態度で、またリョウのペースを乱してくる。
一度離れた二人が、もう一度、隣にいるまでの話。
リョウ:受け。口が悪く素直じゃない。片桐のことが好き。
片桐:攻め。ぶっきらぼうだが意外とよく喋る。ノンケ。
※じっくり関係を築いていく再会ものです。片思い期間あり。
※ノンケ攻め×ゲイ受け/再会もの
※成人向け描写は物語終盤までありません
誤字脱字の指摘でも感想でも何か反応いただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
四年前の冬、元カレの家を飛び出し、帰る場所をなくしたリョウは、公園で夜を過ごしていた。
そこで出会ったのが、無愛想で投げやりな男・片桐だった。
「死なれたら寝覚め悪いし」
そう言って缶コーヒーを差し出し、食べ物を分け、寒い夜には自分の上着まで押しつけてくる。
ぶっきらぼうで、何を考えているのか分からない。
なのに、行動だけが妙に優しい。
リョウは、そんな片桐に少しずつ惹かれていく。
けれど、片桐は刑務所へ行くと告げる。
「してねえことも、したことも、まとめて俺がやったことにする」と言う片桐をリョウは引き留める。
それでも片桐は、リョウのもとを去っていった。
そして四年後。
生活を立て直したリョウの前に片桐が現れる。
もう、この男に振り回されたくない。
そう思っているのに、片桐は四年前と変わらない態度で、またリョウのペースを乱してくる。
一度離れた二人が、もう一度、隣にいるまでの話。
リョウ:受け。口が悪く素直じゃない。片桐のことが好き。
片桐:攻め。ぶっきらぼうだが意外とよく喋る。ノンケ。
※じっくり関係を築いていく再会ものです。片思い期間あり。
※ノンケ攻め×ゲイ受け/再会もの
※成人向け描写は物語終盤までありません
誤字脱字の指摘でも感想でも何か反応いただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
あなたにおすすめの小説
生徒会長の彼氏が「不真面目なやつは大嫌い」と言ったので、不良の俺は黒髪にして猛勉強を始めたら、なぜか彼が焦り狂っています
品行方正で学校のカリスマである生徒会長 五十嵐 蓮(いがらし れん)。
ちょっとチャラくて授業はサボりがちな不良・翔(しょう)。
正反対な二人は、放課後の誰もいない生徒会室で人目を忍んで付き合っている、秘密の恋人同士だ
いつも優しい蓮に、どこか甘えと余裕を持っていた翔。しかしある日、翔は廊下で蓮が他の役員に放った、冷淡で容赦のない一言を偶然耳にしてしまう。
「僕は、ああいう不真面目なやつは大嫌いだ。視界に入るだけで不愉快だよ」
(……ああ、そうか。あいつにとって、俺みたいな不良は一番嫌悪される対象なんだ)
蓮の優しさは生徒会長としての「義務」で、本当は嫌われているのかもしれない。
激しいショックと、「大嫌いと言われたくない、捨てられたくない」という一心から、翌日、翔の行動はガラリと変わる。
派手な茶髪を黒く染め直し、ネクタイをきっちり締め、不器用な手つきで猛勉強を始める翔。すべては蓮に嫌われないために、必死に自分を変えようとする。
しかし、急に大人しくなり、自分と距離を置こうとする翔の激変を見た生徒会長(蓮)のほうが、「えっ、翔が黒髪に!? 授業受けてる!? 俺、何か悪いことしたっけ……!?」と裏で見たこともないほど焦り狂い始め――!?
「嫌われたくない」と柄にもない努力で空回りする健気な不良×「愛しすぎて心の余裕ゼロ」な限界生徒会長が繰り広げる、切なくて、もどかしくて、ちょっと可愛い学園すれ違いラブコメディ!
繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。
上手に啼いて
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。
■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。
侯爵様と僕のいじめっ子断罪計画
この人なら、マシかも。
そんな諦念から始まる結婚生活。
学生時代、王子の取り巻きから執拗にいじめられていたニコルが結婚したのは、当時ただの傍観者であったオーウェン・ヴェルツ侯爵だった。
何も期待しない。
オーウェンはそんなニコルの疲れ切った手を労わり、細やかな気遣いを重ねていく。
いつしか感謝は愛情へ――そう思い始めた矢先、かつてのいじめ主犯だった王子と再び相まみえることに。
あまりにも滑稽な事実が明るみになり、オーウェンが抱えていた真実と、ニコルが大切に抱きしめてきた思い出が交差する。
もう怯える必要はない。
ただの妥協での結婚だったはずの夫の傍で、ニコルは気づく――この人と一緒なら、幸せになれると。
ーーーーーーーーーーー
ちょっと甘くてちょっと切ない、大人のスローな恋模様です。
毎日21:30更新(10/4完結)
全6話予約投稿済み
X→https://x.com/bunbun_melon
番外編にするまでもない小ネタSSは全てこちらです。甘かったり愛が重すぎてちょっと様子がおかしかったり。私の脳内の墓場です。気軽に墓参りしていただけたら喜びます。
愛人は嫌だったので別れることにしました。
会社の先輩である健二と達哉は、先輩・後輩の間柄であり、身体の関係も持っていた。そんな健二のことを達哉は自分を愛してくれている恋人だとずっと思っていた。
しかし健二との関係は身体だけで、それ以上のことはない。疑問に思っていた日、健二が結婚したと朝礼で報告が。健二は達哉のことを愛してはいなかったのか?
推し活のしすぎで婚約破棄された悪役令息ですが、殿下が代わりに推しを娶って引退させると言うのでぶん殴ってもよろしいでしょうか
悪役令息による、婚約よりも推しの芸術生命が大事な全力推し活BLラブコメ。というかラブ要素ほぼなしのコメディです。
「リュシアン・ベルティエ! 本日をもって、そなたとの婚約を破棄する!」
王太子オーギュストから、衆人環視の夜会で婚約破棄を告げられた公爵令息リュシアン。
その理由は——推し活のしすぎ。
歌劇の若手スター、ノエル・デュプレにどっぷりハマったリュシアンは、全公演の席を押さえ、山ほど花を贈り、果てには王太子との夜会をすっぽかして限定公演へ駆けつける始末。
婚約破棄?
これでもう思う存分、推し活ができる!
内心ガッツポーズするリュシアンだったが、怒り心頭のオーギュストはとんでもない切り札を用意していた。
「俺の新たな婚約者は、ノエル・デュプレだ!」
しかも結婚を機に、ノエルには歌劇を引退させるという。
「反省するなら、お前も側室にしてやっていいぞ。大好きな推しと毎日一緒にいられるんだ、嬉しいだろう?」
——ふざけるな。
推しは世界の宝。
舞台の上で万人を照らしてこその推し。
自分ひとりのものになど、なってほしいわけがない!
俺様王太子の盛大な嫉妬と勘違い、公爵令息の暴走する推し活、そして騒動に巻き込まれた可哀想な歌劇俳優。
果たして婚約破棄の行方は——というか、推しの次回公演は無事に開催されるのか!?
トラウマΩの巣作りかくれんぼ
『紬、次の発情期が来たら、オレのために”巣”を作ってよ』
その約束は、僕にとってしあわせの始まりになるはずだった。
でも、その約束が原因で、僕は自分が”普通”じゃないんだと知ってしまった。
新しい恋人である優しいα・奏さんと暮らし始めても、あの日のトラウマは消えない。
彼に”巣”を見られるのが怖くて、発情期が近付くたび、僕は小さな嘘をつく。
誰にも見つからない場所で、ひとりぼっちで”巣”を作り、彼が帰って来る前に片付ける。
これは、“普通”のΩになれなかった僕と、大好きな恋人とのかくれんぼ。
どうか、僕の”巣”が見つかりませんように。
――そう願っているのに、本当は少しだけ、奏さんに見つけて欲しいと願ってしまった僕のお話。