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魔法使いは見た(おまけ)
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勇者。奴は危険な存在だ。
突然開花した才能は、魔王を封印に追い込んだ。だが、封印しただけだ。魔王が復活する可能性は消えていない。そして何より勇者が魔王になる可能性も微レ存。おっと、こういう言い方は一部に嫌われるんだったな。可能性も無きにしも非ず。と言い直しておこう。
というわけで、今日も僕は勇者を監視している。
「おーい。サリー!一緒にストレッチやろうぜ。」
「僕の名前はサリーじゃない!」
「魔法使いなんだろ?サリーやないか。」
「だけど女の子じゃない。」
「じゃあ、サリーとちゃうかぁ。ハハハハ」
奴がいつもやるこのやり取りは何なんだ。意味わからん。要るか?
僕は、奴が旅を終えた後始めた『劇団』に参加させられている。歌ったり、踊ったり、お芝居したりするアレだ。男ばかりで女はいない。女がいなくて成立するのか?と思ったが、意外に成立するし、グッズが飛ぶように売れている。魔王退治の旅の支援金が終わった今、この収入はありがたい。
最近、奴の行動が怪しい。どうも文官の女をマークしている。夕刻、彼女の執務室を見ては、舌打ちをしてイライラし始める。彼女は危険な存在なのか?確かに彼女は国の重要なポストについているし、他国の王子とも仲が良い。彼女が不正ななにかの取引をしているとみてるのか?とにかく僕も彼女のことは気にしておこう。
結果、僕の調査によると彼女はシロだ。彼女は単なる勇者推しのオタクだ。
クローゼットの中に勇者グッズを大量に隠し持っている。僕のは一個もなかった。僕が表紙のパンフレットは、勇者のページが開かれて壁に貼ってあった。くそっあれは僕が主役だったのに。
---今日はやけに勇者がおかしい。シャツは新品だし、汗をかくようなこともしない。眉間にしわを寄せて考え込んでいる。あっ、飛び出した。
僕は、急いでネズミに姿を変え追いかける。どこにいくんだ?何が起きたんだ?
勇者はこっそり彼女の部屋のクローゼットへと入っていった。もちろん僕も滑り込んだ。
この後見たことはとてもじゃないが、ここでは言えない。
とりあえず、とっても興奮した♡だって男の子だもん。とだけ言っておく。
突然開花した才能は、魔王を封印に追い込んだ。だが、封印しただけだ。魔王が復活する可能性は消えていない。そして何より勇者が魔王になる可能性も微レ存。おっと、こういう言い方は一部に嫌われるんだったな。可能性も無きにしも非ず。と言い直しておこう。
というわけで、今日も僕は勇者を監視している。
「おーい。サリー!一緒にストレッチやろうぜ。」
「僕の名前はサリーじゃない!」
「魔法使いなんだろ?サリーやないか。」
「だけど女の子じゃない。」
「じゃあ、サリーとちゃうかぁ。ハハハハ」
奴がいつもやるこのやり取りは何なんだ。意味わからん。要るか?
僕は、奴が旅を終えた後始めた『劇団』に参加させられている。歌ったり、踊ったり、お芝居したりするアレだ。男ばかりで女はいない。女がいなくて成立するのか?と思ったが、意外に成立するし、グッズが飛ぶように売れている。魔王退治の旅の支援金が終わった今、この収入はありがたい。
最近、奴の行動が怪しい。どうも文官の女をマークしている。夕刻、彼女の執務室を見ては、舌打ちをしてイライラし始める。彼女は危険な存在なのか?確かに彼女は国の重要なポストについているし、他国の王子とも仲が良い。彼女が不正ななにかの取引をしているとみてるのか?とにかく僕も彼女のことは気にしておこう。
結果、僕の調査によると彼女はシロだ。彼女は単なる勇者推しのオタクだ。
クローゼットの中に勇者グッズを大量に隠し持っている。僕のは一個もなかった。僕が表紙のパンフレットは、勇者のページが開かれて壁に貼ってあった。くそっあれは僕が主役だったのに。
---今日はやけに勇者がおかしい。シャツは新品だし、汗をかくようなこともしない。眉間にしわを寄せて考え込んでいる。あっ、飛び出した。
僕は、急いでネズミに姿を変え追いかける。どこにいくんだ?何が起きたんだ?
勇者はこっそり彼女の部屋のクローゼットへと入っていった。もちろん僕も滑り込んだ。
この後見たことはとてもじゃないが、ここでは言えない。
とりあえず、とっても興奮した♡だって男の子だもん。とだけ言っておく。
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