桜に酔いし鬼噺

 異人にしても珍しい青髪をもつ景一(けいいち)は、姉女郎の道中で粗相をしてしまう。
 それを無かった事にしたのは、不愛想な態度と黄金色の髪に赤色の瞳という容姿の珍しさに「鬼」と恐れられる青年、小焼(こやけ)だった。
 彼に一目惚れした景一は、姉女郎の粋な計らいでお礼として小焼に自分の水揚を頼む。
 互いの珍しさに二人は惹かれあうがーー
 小焼は内に秘めた気持ちに答えを出せずにいた。
 景一の恋心に応えようとした時、小焼の「風邪」の病状は次第に悪化して……。

 想いの花を咲かせ、散っていった人たち。
 俯いて咲く花は可憐であり、目の前の全てが滲んで見えるのに、何故かそれすらも愛おしい。
 これは、新吉原を舞台に綴られる『優しい鬼』たちの純愛物語。

「真を誓って証をたてればたてるほど、嘘を吐いてるとか騙されてるとか思われるんがここの常……。でも、ウチは、本当にーー」

 

◇こんな方におすすめ◇
 感情表現が不器用。性欲と食欲がごっちゃ。
 『恋』って?『好き』って? 何ですかそれ美味しいんですか?
 そんな彼が罹った病。それは――恋わずらい。

 大好き過ぎて病んでいく。恋に一生懸命、愛が重い。
 そんな女の子を好きな方は是非。

表紙画像:ぐでAlice 様(Twitter:@createAlice1227)

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