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王城乗っ取る?(仮)

43.容姿端麗ではあるんだが

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「嫌だな・・・」
「私は緊張するわ。王族に会うなんて生活、してなかったもん。」
そりゃそうだろう。日本に王族は居ないしな。
「お、マーレじゃねぇか。」
城門を二人で見ていると、横の方から男の声がした。俺に用事じゃないなら無視でいいな、女でもねぇし。
「あのガキも居るぞ。」
「げ・・・でも、化け物は居ないようだぞ。」
一体何の話しをしているんだ。朝で、しかも王城の前に化け物なんか居たら、それこそ大騒ぎじゃねぇか。
そんなバカな事を言ってる奴等の面を拝もうと、目線だけ向ける。何の変哲もない男の3人組だ。まぁ、俺には関係無い。

「マーレのくせに、お姫様にでも憧れてんのか?」
が、その男共は腹立たしい事にこっちに近付いて来やがった。鬱陶しい事この上無い。
「知り合いか?」
だったら追い払ってもらおうとマーレに聞く。
「・・・」
何故か呆れた目だけ、無言で向けられた。
「本当に覚えてないの?」
言われて男共をもう一度見ておく。やっぱり分からん。
「あんな馬鹿そうな奴等を覚えておくなんて、そんなメモリーの無駄遣いをするわけが無いだろう。」
「あはは、そうね。リアってそうだったわ。」
俺が言うと、マーレは楽しそうに笑った。何が可笑しいのかよく分からないが。
「おいクソガキ、今俺の事を馬鹿そうって言ったか?」
「あ?俺に絡んでくんなよ。」
むかつく事に俺を巻き込んできやがった。毒でもちらつかせてやろうかと思ったが、間にマーレが割って入って来る。
「あの日、言われたわよね。二度と顔を見せるなって。今すぐ消えないと私が潰すわよ。」
!!
まさかマーレがそんな言葉を使うなんて思いもしなかった。しかも普段使わない低い声音で睨みまで利かせている。
「ま、マーレのくせに、生意気だぞ・・・」
尻込んでいる時点でもう決着だよな。
「あぁ!一応思い出した、多分。」
「今頃?」
「エリサにびびって逃げた奴らだな。ワーウルフが居ないからといって大きく出たんだろうが、そりゃ大間違いだ。」
「なんだとこのガキ!」
見た目で態度を変えるとは、本当にしょうがない奴らだな。まぁいい、俺は呆れつつ懐から小瓶を取り出す。
「ちょっとリア、そんな物騒な物此処で開けないでよ?」
「刺せば問題無いだろ?」
「まぁ、それなら。」
「おい、何を勝手に話してんだよ!」
五月蠅いな。

「すまんリア殿、少し待たせてしまったようだな。」
と、そこで邪魔が入る。もう少しでこいつらが動かなくなるところだったのに。大体待っていると言ったのは何処のどいつだよ。
「ゆ、ユーリウス卿・・・」
流石貴族、有名な事で。
ユーリウスを見た三人は驚きの表情で固まっている。その存在はそれだけ大きいって事なんだろう。
「知人か?」
ふざけんなバカヤロー。
「まったく。」
「全っ然!!」
マーレの拒否っぷりは全力だな。
「そうか、ならば早速向かうとしよう。姫もお待ちの筈だ。」
「あぁ。」
「次は本当に潰すからね。」
鳩が豆鉄砲を食ったように硬直する三人に、マーレは先ほど以上に凄んで言った。
「は、はい!」
直立して返事をする姿は滑稽だったが、マーレも自分で断ち切った事により、当時の柵から本当に解放されたかも知れないな。
そんな風に思えた。


王城。それは石造りの馬鹿でかい家だ。誰が考え、なんのためにこんな大きな場所に住もうと思ったのか。自分の力を誇示するため、というのが一番の理由なんだろうが、利便性というものの存在は怪しい。
移動するだけで無駄な時間を浪費し、維持するだけで膨大な労力と金が掛かる。そこまでして住みたい理由は、俺には分からないな。
この世界に大理石なんていうものがあるのか不明だが、鏡の様に磨かれた通路を歩きながらそんな事を考える。

城門と言っても外壁の門であり、長い石畳の道を通って本城の門を抜ける。ファンタジーの世界だが、当然門の前には兵士が突っ立っていた。そういうのを見ると現実感が薄れるもんだなと思う。
当然、中にも兵士は居て、掃除をするメイドの様な女性も居た。世界に存在する王政の国では、王城はこんな感じなのだろうかと思わされる。日本から出た事の無い俺の城知識は、ファンタジーが基本だ。にも拘わらず、どこかで見たような風景だと思えるのは、人間の在り方は世界が違っても変わらないのだろうと思わされる。

城に入ると正面の大階段とは別に、横に逸れて通路に入る。それが今歩いている場所だ。王様に謁見するわけではなく、単に姫と話すだけなんだなと改めて気付かされた。そうだよな、王様に用なんてあるわけが無いんだ。
その考えに至り緊張が解れると、王様の前では今の態度で問題無いだろうかとか考えた自分が馬鹿らしく思えて来た。

「この部屋で待っていてくれ。私は姫を連れて来る。」
通路に幾つもある扉のうちの一つ、その前に来るとユーリウスはそれだけ言って足早に先へと進んで行った。
する事も無いので、早速扉を開けて入る。
「思ったより小さいな。」
「大きい部屋でする話しでもないんでしょ。」
まぁ、そうなんだが。
中央に長方形のテーブルがあり、テーブルの両側には椅子が3つずつ並んでる。まぁ、テーブルも椅子も高そうな感じだが。
「家も新居では、こんなテーブルをダイニングに置いたら映えるな。」
「えぇ、もっと庶民的な方がいいわよ。どうせ汚すんだから。」
汚すの前提かよ。
「綺麗なテーブルなら、それを維持しようとか、汚しちゃいけないって思うだろ。」
「エリサがそんな事を考えると思う?」
クソ犬か。無理だな。
「でも、確かに憧れるわよね、気品があるというか。」
俺は憧れじゃないがな。単なる見栄だ。
「まぁ、ここまでじゃないにしろ、ある程度良いものは置こうぜ。」
「それは勿論。新居だと、家具も自分たちで選べていいわね。」
「あぁ。」
今のところは、殆どが置いてあるものを再利用しているからな。だが次は、自分の使いたいものを選べるのが良い。場合によっては自分で作るのも良いな。
「DIYも有りだろ。」
「あ!それいいね、ちょっとした家具くらいなら出来そう。だけど、DIYね。こっちじゃ通じない言葉だよね。」
確かにそうだな。
笑顔で言うマーレを見て、そう思った。

「待たせた。」
マーレが言い終わった後にタイミングを計ったかの様に扉が開き、ユーリウスが現れる。その後ろには女性。おそらく、あれが姫なのだろう。
が!
なんという破廉恥な。
確かにRPGの様な姫様だが、服装までそうだとは思わなかった。王族ってのは何を思って一般人とは違う服装にしたがるんだろうな。
「本日はご足労感謝します。私、クローディアと申します。」
姫さんはユーリウスの前に進むと、名乗って一礼した。胸の膨らみを隠しただけの布は、動くだけで大きく揺れ、一礼の時には零れ落ちそうなほど深い谷間を見せた。
足元まで続くその布は、左右にスリット・・・いや、前後を隠しているだけと言った方が正解か。だから歩くたびに白く綺麗な長い脚が、惜しげもなく晒される。なんというけしからん格好だ。
たがユーリウスが言っていた事は嘘どころか、容姿端麗という言葉はこのためにあるんじゃないかというくらい、顔から足先まで整っている。
まぁ、格好は痴女にしか見えないが。
あとメイニの方が綺麗で可愛い、あれはもう女神の域だからな。

「本日はお願いします。その前にお名前、聞いてもいいかしら。」
姫さんはさらに近付いて来ると、マーレの手を取って微笑んだ。
どうやら勘違いしているようだな。そう思ってユーリウスに冷めた目を向けると、首を左右に振って否定した。ちゃんと伝えたという事だろう。
「あ、マーレ、です。」
「マーレね、なかなかイケメンね。」
「え・・・はぁ。」
イケメンかぁ?確かに整った顔立ちはしているような気はするが、眉目秀麗というほどではないな。近所にいる優しそうな兄ちゃん程度だな。
あとひょろい。
中身が女だから、仕種や口調もあってか、男らしさは感じないな。
「後は私たちで話すから、ユーリウスは外で待ってなさい。」
おい。
それは俺もか?
「姫様、お言葉ですが、先日も説明した通り薬師は女性でこちらのリア殿が当人でございます。」
「あら・・・ごめんなさい。てっきり物見遊山で付いて来た子供かと思っておりました。」
「なぁユーリウス、俺は・・・」
「ま、待ってくれリア殿。ここは私に免じてなんとか。」
帰っていいかと言おうとしたが、察したユーリウスが慌てて止めて来た。なかなか敏いおっさんだ。

「ではユーリウスのみ外でお待ちなさい。」
「しかし・・・」
「私の私事が絡みます。それを知る人物は該当者のみにするのは当然でしょう?」
「これは、失礼致しました。それでは、終わりましたらお呼びください。」
「えぇ。」
姫さんに言われ、ユーリウスは一礼すると退室していった。それは当然と言えば当然の事で、守秘義務の観点からマーレを連れてきている俺にも言える事だ。だが、マーレが居なければ対応が難しいのも事実。
まぁ、この世界に守秘義務の概念があるのかは不明だが。
「では、早速話しましょうか。」
姫さん自ら椅子を引き、座るように促してくる。多少アホっぽい部分はあったが、今の印象は話しが通じやすそうで悪く無い。
「さ、マーレも座って。」
「ありがとうございます。」
と言って、俺の対面側の椅子を引く。となると、姫さんは上座に座るのか?そんなものがあるかは不明だが。
おい・・・
そんな事を考えていたんだが、無駄な思考だった。姫さんはマーレの隣の椅子に座りやがった。
「何処に座ってんだよ。むしろマーレはこっち側だろうが。」
「話しをするだけなのだから、何処に座ろうと一緒です。」
いや、そうだけどさ・・・

「で、あなた方は私の様子を確認しに来たのよね。どう聞いているの?」
「情緒不安定としか。」
早速本題に入る姫さんに、俺は言われた事をそのまま伝える。遠回しとか回りくどい事はしない。俺にそこまで気を遣う義務は無いからな。
「はぁ・・・」
俺の言葉に、姫さんは大きく溜息を吐いた。
「ユーリウスもゼフトも、もう少し伝え方というものを考慮して欲しいわ。」
無理だろ。
「頭の固いおっさんどもに、それを求めても仕方がないだろう。だから俺たちが姫さん本人に話しを聞きに来たんじゃないか。」
「なるほどね、確かにそれが正解だわ。」
行動はアホだが、話しが通じるのはありがたい。
「その情緒不安定も、勝手に思い込まれているだけなのよ。私は至って普通だわ。」
「そうなのか?」
「私から見ても、特にこれといって。ただ、普段の生活は普通に過ごせても、何処かで皺寄せが来る場合もあるから。」
マーレに聞いてみるが、現状では何も分からない事が分かっただけだ。その辺であれば俺でも分かる。
「ちょっと城内に居るイケメン兵士数人に声を掛けただけなのに、その言われ方って酷いと思わない?」
・・・
なんじゃそりゃ。くだらねぇ。そんな事で呼ばれた俺の方が酷い扱いだっての。
「つまり、薬なんて要らないって事か?」
「そうね。」
やれやれ。
「ただ、安定剤は作れる?どうしても夜、あれこれ考えてしまって眠れない事が多いの。気持ちを落ち着かせて眠れたら、とは思っているわ。」
まぁ、それくらいなら。
「それは用意しよう。」
「ほんと?ありがとう。」
本人がそれで良いのなら、それに越した事はないだろう。

「マーレはどう思う?」
「今のところ、これと言って特には・・・。」
考える仕草をしながら言いはするが、思い当たるような事はないらしい。
「そうだ。マーレさえ良ければ此処に残りなさいよ。そうすれば私の事、見えてくるんじゃない?」
何を言い出してんだこのアホ姫。
「え、いや・・・」
「それは駄目だ。マーレはうちの店に必要な存在だからな。こんなところに軟禁させるわけにはいかない。」
「リア・・・」
「軟禁なんてそんなつもりは無いわ。私は私の相手をしてくれるイケメンが居て欲しいだけよ。」
欲望丸出しじゃねぇか。
しかし、どうも姫くさくないんだよなぁ。あと話し方もそうだ、マーレは女の子っぽくはあるが、姫さんはもっと上に感じる。まぁ、こういう場所に住んでいれば、必然とそうなるかも知れないんだが。
ただ、今の様に砕けた話し方にはならないんじゃないかって気がする。
「あの、私も大事な仕事があるので、申し訳ないですが。」
「権限を使って拘束する事も可能なのよ。」
アホか。
「それは職権乱用だろ。」
「お黙り。」
いやぁ、この王政は崩壊しても良い気がするな。
「冗談よ、残念だけどね。」
どこまで冗談なのかは不明だが、苦笑して言う姫さんの顔は、ノリで言っただけのような気がした。

「じゃぁ、薬が出来たら外に居るおっさんに渡しておくよ。」
これ以上、此処に居ても時間の無駄だなと思った俺は、話しを切り上げる事にした。
「あら、もう帰っちゃうの?」
「俺らも暇じゃないからな。」
と言ってマーレの方に目を向けると、マーレも頷いた。多分早く帰りたいんだろうな。そのマーレに、姫さんは妖しい笑みを向けた。
「マーレは残る?」
「残りません!」
「仕方がないなぁ。」
いい加減諦めろっての。

「ユーリウス、終わったわよ。」
部屋の扉を開けてくれた姫さんが、外で待機していたユーリウスに声を掛ける。続いてマーレが通路に出たところで、肩ちょんと叩かれる。何かと思って振り向くと姫さんが顔を近付けて来ていた。
(媚薬とか作れる?)
この女・・・
(あぁ。だが高いぞ。)
本当は自分用に調合したもので、他の奴には渡したくない。だが、面白そうだから姫さんなら良いか。それで王室がどうなろうが、俺の知った事ではない。
(いいよ、言い値で買う。)
マジか!吹っ掛けてやろ。
(5日以内に用意しよう。悪いが、そっちの方は店に取りに来てくれ。)
(分かった、こっそり行くね。)
「リア、何してるの?」
先に部屋から出たマーレが、部屋の中に顔を向けて声を掛けてくる。
「あぁ、ちょっと薬の量を確認していただけだ。」
「ふーん、そう。」
姫さんの顔を見ると、頷いたので俺も頷き返しておく。妙なところでまだ関わりが切れないのかと思うと微妙だが、金になるなら文句も無い。

「どうだった?」
「ちょっと不安定なだけだな。薬も多分大丈夫だ、出来たら渡すよ。」
「そうか、それはありがたい。」
城から出る前に、ユーリウスが状況を確認してくる。まぁ、外で話せる内容でもないしな。
「明後日には用意しておくから、取りに来てくれ。」
「分かった。」
城から出ると、ユーリウスはゼフトと話しがあるからと、また城内に戻って行った。
「リア、姫にも手を出そうとしてない?」
「おいおい、俺が見境無いみたいじゃないか。」
「違うの?」
ひでぇ・・・
「それはあんまりだぞ。姫さんは、見た目は完璧と言っていいほど容姿端麗だが、俺の好みじゃねぇ。別に、俺は見た目だけで判断しているわけじゃないからな。」
「ふーん。」
ふーんって、なんだそのどうでも良さそうな反応は。聞いたのお前だろうが。
「そうね、言われてみれば、一応そんな気もする。欲望に負けている時も多いけど。」
うっせぇ。



店に戻った俺とマーレは、途中で昼用に買って帰ったパンを食べる事にした。休憩中のプレートを扉に掲げ、ユアナも呼ぶ。
庭で薬草の手入れをしていたエリサにも声を掛けたが、きりの良いところまでやりたいから終わったら行くと言っていた。犬が真面目に仕事をしている事に違和感を感じなくも無いが。
「お城はどうだったの?」
食べ始めると、気になっていたのだろう、早速ユアナが聞いて来る。
「つまらん。」
「私もちょっと、落ち着かなかったわ。」
どの辺で落ち着かなかったのか聞きたいが、止めておこう。
「えぇ、留守番していた私に、もっと土産話とかないの?」
観光に行ったわけじゃねぇからな。
「マーレが姫に言い寄られていた。」
「え!?ほんと?」
「ちょっとリア、それは言わなくてもいいじゃない。」
「他に面白い事もないなって。」
「お姫さまって、綺麗だった。」
お、話しが盛り上がって来たな。
「うん、かなり綺麗だったわ。ちょっと変わってる気もするけど。」
「見た目だけはな。」
「ふーん。」
「そうだマーレ、姫の誘いに乗れば城を乗っ取る事も出来るんじゃねぇか?」
「え、嫌よ。面倒くさい。そもそもそういうのに縛られない生き方が良いんでしょ?」
まったくその通りで。
「だな。」
まぁ、イケメンに声を掛けているあたり、遊んでいる感もあるしな。本気ではないのかもしれないし。
まて・・・
「なぁマーレ。」
ずっと感じていた違和感にやっと気付いた。
「なに?城ならもう行かないわよ。」
「そうじゃねぇ。イケメンって言葉、おかしくねぇか?」
「・・・普通に使っていたからすんなり聞いてしまっていたけど、こっちの言葉じゃない、って事よね?」
「あぁ。ユアナはイケメンって何だか、知っているか?」
とりあえず身近に居るユアナに聞いてみる。
「知らないわ、初めて聞いたけど、どういう意味?」
ユアナの問いは無視して、マーレに目を向ける。マーレも同様に俺の方を見ていた。

「かなり臭いな。」
「えぇ、相当臭うわね。」
「あ、あたしじゃないぞ!乙女だからな!」
・・・
このタイミングで入って来るなアホ犬。
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