君がいた、あの日々
――その手を、もう一度、握れるなら。
大学卒業後、社会人として歩き出した結菜と悠真。偶然の再会から始まった恋は、ぎこちなくも確かに育まれ、やがて結婚という未来へとつながっていく。しかし、幸せの絶頂で突如訪れた交通事故――夫・悠真は植物状態となり、ふたりの時間は止まってしまう。
物語は、結菜の献身的な看病から幕を開け、やがて彼女の胸に甦る、出会い、衝突、迷い、そして愛を育んだ記憶へと遡っていく。時に切なく、時に胸が高鳴るような想いを抱えながら綴られる、二人の「恋」と「再生」の物語。
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