婚約破棄ですか? どうぞご自由に。私は勇者と国を立て直しますので

魔王討伐を成し遂げ、国に平和をもたらした聖女。
けれど凱旋の式典で王子から告げられたのは、労いの言葉ではなく――婚約の解消だった。

「君はもう役目を終えた。強い君なら一人でも生きていけるだろう?」

その言葉を、聖女は静かに受け入れる。
もとより、必要とされない場所に留まる理由などないのだから。

城を去った彼女に差し伸べられたのは、思いがけない手。
新たな地、新たな役目、そして新たな選択。

失って初めて気づいたとしても、もう遅い。

これは、
手放された聖女が正しい場所へ歩いていく物語。
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