【完結?】見えない瞳で得たものは―精霊姫の妹と召使の姉―

 ――己が不幸だと嘆くことが出来るのは、幸福とは何かを知るからである――

 目を凝らして読む本は、数年前に図書館に受入されたソートナーヤ著「幸福論」だ。
 「幸福って何かしら……」
 自身は幸福とはなにか、知っているのだろうか?
 木陰に座り込み本を凝視しながら彼女は己に問う。
 マリアンナ・フォレスター・シンリーンはぼやけた視界で空を見上げた。

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 これは幸福な双子の片割れと、不幸な双子の片割れの物語。王子と令嬢の古典的な恋愛物語。流行りも廃れはじめたザマァの物語。

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 男爵家に生まれた双子の女の子のうち、家に残ったマリアンナ。平民へと養子にだされたリアン。幸せが何かわかっていないマリアンナが、幸せを掴むための物語。
 全15話で約5万4千字。軽い読み物としてお楽しみいただければ幸いです。
 お話の性質上、虐待表現が入ります。
 注意喚起はしておりませんので、読まずに逃げるか、察知して飛ばすかしてください。

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 アルファポリスは読み専だったのですが、初投稿させていただいます。

 コメディ色は薄めですが、少シハアルツモリダヨ!

 王子はコッテコテのセリフを吐くことを意識して書きました。お楽しみいただければ幸いです。

 私なりのザマァしてみたいなと、書いてみました。

 なろう、カクヨムにも投稿しております。
 それ、私だよ!安心して!
 
 前置きが長くなりましたが、お楽しみいただければこれ以上ない幸福です!
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