心の大樹
人間に絶望した一人の男と感情を持った機械の物語
2218年、人は科学を飛躍的に進化させてきた。ほとんどの病気は治り、世界の平均寿命も百歳を越えた。事故も極めて少なくなった。
そんな豊かな世界にひとり、人間に、自分に呆れを感じている高校生、嘉良 優(から ゆう)がいた。豊かさに怠けている自分を、それを肯定しようとしている自分が、許せないでいた。だから嘉良は、他人との関係を捨てて、自分だけを愛する道を選んだ。
そんな彼の高校に、ひとつの人工知能がきた。政府の実験対象になったからだ。偶然が重なり、彼がそばにいることに。人工知能の見た目は美女で、クラスでも大人気。そんなAI(人工知能)は嘉良の考え方が、気にくわない様子。そうして二人が織り成すストーリー。
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