坂ノ上遥生の生涯

 数々の作品を世に送り出してきた坂ノ上遥生。

 彼は、夢で見たシナリオを紡ぎ合わせそれを小説として書いていた。
しかし、或る日を境に夢が見れなくなってしまった。

 その或る日とは、彼女が亡くなった日だ。

 潮時と思い、自殺を図ろうと遥生は酒と睡眠薬を併用した。

 昏倒するように見た夢の中で逢ったのは現実世界ではもう会えない愛する彼女だった。 
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