ゆきげのこえ
晩秋のある日。平凡な男子大学生、雪原巳智(ゆきはら みち)は、かつて過去世で自分が生きていた村にやってきていた。自分の記憶が本物だったのかを確かめるために。
全てを失い、周囲に裏切られ、架橋工事の人柱として水神への供物にされた過去を持つ"弥音(あまね)"の記憶を持つ巳智。
今では平穏な人生を送っているのに、記憶があるばかりに人を信じる事ができない。そんな巳智の傍には、幼い頃から弥音を支える幼馴染みの折原守人(おりはら もりと)が何時も寄り添っていた。
守人と村を訪れた後も、長年の葛藤に心の整理が付けられないまま日々を送る巳智の前に、伊澄 氷魚(いすみ ひお)という青年が現れる。彼は事ある毎に巳智に接近し、好意を伝えてくるのだが…。
弥音を哀れんだ水神(龍神)と、過去世で一夜を共にした初恋の相手。
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