俗物夫婦回帰転生

第四章 大学受験

第74話 修学旅行

　
　
　「あ、やっべぇ！」

　「ちょ、ちょっと！　圭太が負けるのは不味いわよ！」

　とある日の我が家にて。
　狭いボロアパートに俺と梓、それに両方の母親と一緒にギルドウォーをしていた。
　一緒に晩御飯を食べに行ってて、その帰りに家まで戻るの面倒だから泊まるかーって流れで決まったんだ。我が家から梓の家まで五分掛からないんだけど。

　で、『ギルドウォー』のギルドバトルをやってたんだけど、ちょびっと俺がプレイミスをしてしまった。4人全員同じギルドに所属してて、かなり接戦だから確実な勝利が必要だったんだけど。

　「圭太君。頑張ってー」

　「いつもでかい顔してるんだから負けるなんて許されないわよー」

　因みに二人は酔っている。既にバトルも終了していて、やいやいと他人事だ。
　休肝日を設けたり、飲み過ぎには注意してるんだろうけど、飲む時はとことん飲んでらっしゃる。

　「あっぶねぇ。なんとか星二つ」

　「あそこに爆弾があるのは予想外だったわね」

　相手拠点全壊とまではいかなかったが、ギリギリ及第点の結果は残せた。
　後は他のギルドメンバーにお任せだな。

　「あー疲れた疲れた。もう寝ようぜい」

　「そうね」

　ではでは俺と梓はお先に失礼させて頂きますね。
　二人とも飲み過ぎるんじゃないよ。



　ダービー、安田記念、宝塚記念でしっかりとお金を稼いで、いよいよ修学旅行だ。
　高校の修学旅行は私立なら海外とかもあるんだろうが、千葉高校は公立なのでしっかり国内。
　沖縄へGOである。6月だから海にも入れるんだけどね。今回の予定には入ってません。残念。


　《基本情報》
　名前　谷圭太
　年齢　17
　身長　183cm

　学力　100/100
　運動能力　70/100
　容姿　95/100
　運　70/100

　【歌Lv5】 【競馬Lv5】 【スロットLv2】
　【パチンコLv2】 【麻雀Lv3】 【性技Lv5】
　【作詞作曲編曲Lv5】 【作画Lv5】 【楽器Lv5】
　【編集Lv5】 【音感Lv5】 【健康体Lv5】
　【護身術Lv5】 【良匂Lv5】 【話術Lv5】
　【カリスマLv5】 【エンパシーLv5】
　【危機察知Lv5】 【変装Lv5】

　残金　20,000,000円

　《基本情報》
　名前　中村梓
　年齢　17
　身長　171cm

　学力　100/100
　運動能力　70/100
　容姿　95/100
　運　70/100

　【歌Lv5】 【編集Lv5】 【料理Lv5】
　【麻雀Lv1】 【性技Lv5】【作詞作曲編曲Lv5】
　【作画Lv5】 【楽器Lv5】 【音感Lv5】
　【メイクLv5】 【健康体Lv5】 【護身術Lv5】
　【良匂Lv5】 【話術Lv5】 【カリスマLv5】
　【エンパシーLv5】 【危機察知Lv5】 
　【変装Lv5】

　残金　20,000,000円

　中途半端になってるスキルも5まで上げておいた。パチンコスロット麻雀は放置だけど。
　特に必要としてないし。これからも必要か分からん。顔出しするようになったかやるかもね。

　「沖縄かー。回帰前もちょくちょく行ってたな」

　「旅行に行く分には良い場所だもの」

　それな。
　偶に行くから良い場所だと思うんだよ。
　多分ずっと住んでたらそうは思えないだろう。
　なんかイメージは夏とか滅茶苦茶暑そうって感じだし。関東より過ごしやすかったりするのかな？

　「修学旅行が終わったら模試、期末テスト、夏休みだな」

　「夏休みも模試と車とバイクの免許を取るもの。かなり忙しくなるわね」

　なんか夏休みになると毎回忙しくなるな。
　そんなに生き急いでる訳じゃないんだけど。