16 / 129
第2章冒険者登録とヒーラーへの道
ガイアスside②~数時間前
しおりを挟む
俺たちが作ったギルドでの仕組みが機能してきた頃、魔術ギルドから緊急連絡が入った
『ガイアス大変。狩場の中央付近で魔力の異常が見受けられたの。ジークが捕まらないわお願い連絡して』
『わかった。何が起きているのかわかるか?』
『多分、時空の歪みが起きているんだと思う。ただ、どこからの影響かわからない』
『わかった。伝える』
さて、どうも転移魔法か魔法陣の暴走が元で、この狩場に誰かやってくるらしい。急いでジークを探してみたら、ライムといっしょに出かけるところだった。
「おいジーク。ちょっと待ってくれ」
「どうしたんだ、もう出かけなければ間に合わないんだぞ」
「どうしても知らせておかなければならないことが起きた。狩場の中央に魔力の異常が見られるそうだ。」
「わかった。注意する。どうせフェリオ様たちが来るのは一刻後、それまでに異常があれば連絡をする」
そう言って3人の伴を連れて出かけて行った。
しばらくすると
『ガイアス大変だ!』
『どうした?まだフェリオ様たちは着いていないのだろ?』
『そうなんだが、さっき言っていた魔力異常の地点を見たら女性が倒れていた』
『まさかそのままにしておいたわけではないよな?』
『気が付いたのはいいのだが、簡単な荷物しか持っていなかった。このままでは困るので、魔の森で採取をしてもらっている。それ以外の異常はない』
『おい、採取用のカバンやナイフを持っていないんじゃないのか?それに他のパーティが入っていることを、教えてないなんてことは無いよな』
『すっかり忘れていた。本人は採取の帰りの事故だと言っていたし、カバンやナイフはなんとかなるだろう。』
『そうか。無事で何より。じゃない!この後彼女はどうしたいって言っているんだ?』
『まだ聞いていない。ただ…』
『ただ?』
『街に来ることは了承してくれている』
『わかった内で仕事を斡旋してやろう。冒険者になろうがなるまいが、生活のめどがつくまで面倒を見てやる』
『ありがとう。じゃあフェリオ様が来たみたいだから切るな』
そう言って念話が切れた。
「ギルマスどうされました?」
突然メアリー声をかけてきた。今日の依頼分を持って出ようとしたらしい。
「いやジークから、お狩場に女性が転移していたらしいという連絡をもらったんだ」
「そんな力のある方がどうして?」
「転移魔法陣の暴走だと言っていた。多分制御できなかったんだろう。ところで今日の登録講習会は何時からだ?」
「ジーク様がおかえりになってからですので、午後からかと」
「じゃあ、それまでにBクラスの冒険者を集めておいてくれ」
「もしかして採取の実施練習をするのですか?」
「そうだ。多分必要になると思う」
「ギルマスの勘は結構当たりますからね」
そう言って改めて書いた依頼表を持って階下に降りて行った。
『ガイアス大変。狩場の中央付近で魔力の異常が見受けられたの。ジークが捕まらないわお願い連絡して』
『わかった。何が起きているのかわかるか?』
『多分、時空の歪みが起きているんだと思う。ただ、どこからの影響かわからない』
『わかった。伝える』
さて、どうも転移魔法か魔法陣の暴走が元で、この狩場に誰かやってくるらしい。急いでジークを探してみたら、ライムといっしょに出かけるところだった。
「おいジーク。ちょっと待ってくれ」
「どうしたんだ、もう出かけなければ間に合わないんだぞ」
「どうしても知らせておかなければならないことが起きた。狩場の中央に魔力の異常が見られるそうだ。」
「わかった。注意する。どうせフェリオ様たちが来るのは一刻後、それまでに異常があれば連絡をする」
そう言って3人の伴を連れて出かけて行った。
しばらくすると
『ガイアス大変だ!』
『どうした?まだフェリオ様たちは着いていないのだろ?』
『そうなんだが、さっき言っていた魔力異常の地点を見たら女性が倒れていた』
『まさかそのままにしておいたわけではないよな?』
『気が付いたのはいいのだが、簡単な荷物しか持っていなかった。このままでは困るので、魔の森で採取をしてもらっている。それ以外の異常はない』
『おい、採取用のカバンやナイフを持っていないんじゃないのか?それに他のパーティが入っていることを、教えてないなんてことは無いよな』
『すっかり忘れていた。本人は採取の帰りの事故だと言っていたし、カバンやナイフはなんとかなるだろう。』
『そうか。無事で何より。じゃない!この後彼女はどうしたいって言っているんだ?』
『まだ聞いていない。ただ…』
『ただ?』
『街に来ることは了承してくれている』
『わかった内で仕事を斡旋してやろう。冒険者になろうがなるまいが、生活のめどがつくまで面倒を見てやる』
『ありがとう。じゃあフェリオ様が来たみたいだから切るな』
そう言って念話が切れた。
「ギルマスどうされました?」
突然メアリー声をかけてきた。今日の依頼分を持って出ようとしたらしい。
「いやジークから、お狩場に女性が転移していたらしいという連絡をもらったんだ」
「そんな力のある方がどうして?」
「転移魔法陣の暴走だと言っていた。多分制御できなかったんだろう。ところで今日の登録講習会は何時からだ?」
「ジーク様がおかえりになってからですので、午後からかと」
「じゃあ、それまでにBクラスの冒険者を集めておいてくれ」
「もしかして採取の実施練習をするのですか?」
「そうだ。多分必要になると思う」
「ギルマスの勘は結構当たりますからね」
そう言って改めて書いた依頼表を持って階下に降りて行った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,471
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる