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副業の話:ソープランド
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マイクおじさんが仲間を連れて来た。
船に乗せられるだけ乗せて来たということで、全部で6人だ。リトマス紙をあててみる。全員紫だった。青の人は除外しようと思っていたのだが、取り越し苦労だったようだ。
「では売春宿のコンセプトを説明します。まず建物ですが、待合室と陳列室と個室を用意します。個室にはお風呂を用意して下さい」
「陳列室って何ですか」
俺はひな壇の絵を描いた。
「商品である女の子を陳列する場所です。このようなひな壇を設けて、セクシーな衣装で女の子達を座らせます。お客様は気に入った女の子を指名して個室へと移動するシステムです」
おおっという声が上がる。
「サービスは時間制にします。60分、90分、120分でいいでしょう。時間によってサービス料金を変えます。料金は入浴料金とサービス料金に分けて下さい。入浴料金はお店の取り分です。サービス料金は女の子の取り分です。比率は1:2ぐらいにして下さい。女の子が集金して、入浴料をお店に収める形にします。また、サービス内容は女の子が出来るものを女の子に選ばせるようにしてください。無料のサービスと別料金のサービスに分けるようにするとよいです。また、お客様が好みの衣装を選べるようにしてください。衣装によっては別料金にしてもいいです。ちなみに本番NGの子がいても構いません」
「本番NGなんてサービスで、客は満足しますかい?」
「本番したい人は本番OKの女の子を指名すれば良いのです。本番OKかNGかは重要なポイントですので、例えば、本番OKの人は赤い花を胸につけるなど一目で分かるようにしたほうがいいでしょう」
「女性は何人用意すれば良いですか」
「1つのお店でひな壇に30名から40名は陳列が必要です。それを揃えられるだけの母数を用意して下さい。年齢は18から29までにしましょう。また、出来る限り容姿端麗な女性を集めて下さい。奴隷を使っても構いませんが、奴隷扱いはせず、ほかの女の子と同じ扱いにしてください。そうすることで奴隷が集まりやすくなります。それぞれの店に特色を持たせるために、容姿端麗の女の子だけを集めた高級店を用意してもいいと思います。熟女好きなどの特定の客層に対しては、専門店を別途作って対応して下さい。なお、18歳未満はNGです。子供は大人が守るべきです。これは絶対に守ってください」
「坊ちゃん、商品の取り扱いについての注意点をお願いしやす」
「女の子は大事な商品ですので、大切に扱ってください。さっき料金の構成をお話ししましたが、実は女の子はお客様でもあります。我々の施設を利用して利用料を支払ってくれるお客様なのです。店の所有物だとは決して思わないで下さい。大事なビジネスパートナーとして、対等な関係で接して下さい。また、客からの無理強いや暴力からも守ってあげて下さい。我々は女の子もお客様も安心して遊べる空間を提供する施設業者であり、女の子の主人ではないということを肝に銘じてください」
ここでリトマス試験してみた。おおっ、6人中5人までが赤になった。だが、1人だけ青になってしまった人がいる。さっき本番NGで商売になるかって質問した人だ。どうしようかな。新しい考えに反発する人は必ずいるんだよね。マイクさんに後で相談してみよう。
その後、いくつかの質疑応答を行い、説明会は終了となった。青の人は最後まで青だった。
先に6人を船に帰してマイクさんと話をした。
「坊ちゃん、素晴らしいアイデアです。今までにない画期的なサービスですよ。すぐに始めようと思いやす」
「それはよかったです。これが上手くいけば、他にも色々とアイデアがありますので、ほかにも新しいサービスをいろいろとご提案できますよ。ところで、あそこに座っていた痩せた角刈りの人ですが、今回の企画から外してください」
「トムですか? 何故です?」
「僕は敵か味方かを見分けられる能力があるんですよ。トムは敵です。外してください。絶対にですよ」
「分かりやした」
そういって、マイクおじさんは満面の笑みで帰って行った。
船に乗せられるだけ乗せて来たということで、全部で6人だ。リトマス紙をあててみる。全員紫だった。青の人は除外しようと思っていたのだが、取り越し苦労だったようだ。
「では売春宿のコンセプトを説明します。まず建物ですが、待合室と陳列室と個室を用意します。個室にはお風呂を用意して下さい」
「陳列室って何ですか」
俺はひな壇の絵を描いた。
「商品である女の子を陳列する場所です。このようなひな壇を設けて、セクシーな衣装で女の子達を座らせます。お客様は気に入った女の子を指名して個室へと移動するシステムです」
おおっという声が上がる。
「サービスは時間制にします。60分、90分、120分でいいでしょう。時間によってサービス料金を変えます。料金は入浴料金とサービス料金に分けて下さい。入浴料金はお店の取り分です。サービス料金は女の子の取り分です。比率は1:2ぐらいにして下さい。女の子が集金して、入浴料をお店に収める形にします。また、サービス内容は女の子が出来るものを女の子に選ばせるようにしてください。無料のサービスと別料金のサービスに分けるようにするとよいです。また、お客様が好みの衣装を選べるようにしてください。衣装によっては別料金にしてもいいです。ちなみに本番NGの子がいても構いません」
「本番NGなんてサービスで、客は満足しますかい?」
「本番したい人は本番OKの女の子を指名すれば良いのです。本番OKかNGかは重要なポイントですので、例えば、本番OKの人は赤い花を胸につけるなど一目で分かるようにしたほうがいいでしょう」
「女性は何人用意すれば良いですか」
「1つのお店でひな壇に30名から40名は陳列が必要です。それを揃えられるだけの母数を用意して下さい。年齢は18から29までにしましょう。また、出来る限り容姿端麗な女性を集めて下さい。奴隷を使っても構いませんが、奴隷扱いはせず、ほかの女の子と同じ扱いにしてください。そうすることで奴隷が集まりやすくなります。それぞれの店に特色を持たせるために、容姿端麗の女の子だけを集めた高級店を用意してもいいと思います。熟女好きなどの特定の客層に対しては、専門店を別途作って対応して下さい。なお、18歳未満はNGです。子供は大人が守るべきです。これは絶対に守ってください」
「坊ちゃん、商品の取り扱いについての注意点をお願いしやす」
「女の子は大事な商品ですので、大切に扱ってください。さっき料金の構成をお話ししましたが、実は女の子はお客様でもあります。我々の施設を利用して利用料を支払ってくれるお客様なのです。店の所有物だとは決して思わないで下さい。大事なビジネスパートナーとして、対等な関係で接して下さい。また、客からの無理強いや暴力からも守ってあげて下さい。我々は女の子もお客様も安心して遊べる空間を提供する施設業者であり、女の子の主人ではないということを肝に銘じてください」
ここでリトマス試験してみた。おおっ、6人中5人までが赤になった。だが、1人だけ青になってしまった人がいる。さっき本番NGで商売になるかって質問した人だ。どうしようかな。新しい考えに反発する人は必ずいるんだよね。マイクさんに後で相談してみよう。
その後、いくつかの質疑応答を行い、説明会は終了となった。青の人は最後まで青だった。
先に6人を船に帰してマイクさんと話をした。
「坊ちゃん、素晴らしいアイデアです。今までにない画期的なサービスですよ。すぐに始めようと思いやす」
「それはよかったです。これが上手くいけば、他にも色々とアイデアがありますので、ほかにも新しいサービスをいろいろとご提案できますよ。ところで、あそこに座っていた痩せた角刈りの人ですが、今回の企画から外してください」
「トムですか? 何故です?」
「僕は敵か味方かを見分けられる能力があるんですよ。トムは敵です。外してください。絶対にですよ」
「分かりやした」
そういって、マイクおじさんは満面の笑みで帰って行った。
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