23 / 59
副業の話:料理のアイデア
しおりを挟む
ラーメンは難しい。この世界に小麦粉はあるので、小麦粉を練って、うどんやパスタは作ることができたし、それらはすでに母さんに伝授済だが、どうしても中華麺を作ることができないのだ。
俺は前世では料理が趣味で、そばやうどんの麺も自分で打って食べていたりしていた。実は中華麺も何度か作ったことがあり、かん水を使うことは知っているのだが、かん水が何なのかを知らないのだ。重曹で代用できることも知っているのだが、重曹が何かを知らない。塩湖の水を使えばいいとどこかで読んだ記憶があるのだが、塩湖自体が近くにないので、確かめようがない。
この世界にも麺はあるが、うどんやパスタぽいものだけだ。ちくしょう、とりあえずは保留だな。
俺が作る日本料理で必要な調味料は、日本酒、みりん、醤油、砂糖、塩、胡椒、酢だ。
この世界にも、砂糖、塩、胡椒はあった。米も大豆もあるが、そこから日本酒、醤油、みりん、酢を作るノウハウは俺にはない。とりあず、リューシュさんには、黒くてしょっぱい調味料と酒を世界中から集めてくれるようにはお願いしてある。
そのため、今のところ、日本酒はワイン、醤油は魚醤、みりんはワインに砂糖を入れたもの、酢はビネガーで代用している。前世で海外のど田舎に駐在していたことがあるが、同じようなことをして、日本料理ぽいものを作り、近所で評判になったことがあるのだ。なぜカレイの煮付けを最初に試したかというと、前世で滞在していたところも漁村で、カレイの煮付けを作ったときは村中の評判になり、ソースを分けて欲しいと行列が出来たほどだったからだ。
そもそも、この世界には、飲むスープにはかなりおいしいものがあるが、肉や魚は、塩をかけるかそのまま食べるかぐらいの調理方法しかない。
なんちゃって調味料でも薄味であれば、かなり日本料理に近い味を出すことができる。調味料に慣れていないこの世界の人は、かなり薄味でも大丈夫なのだ。逆に本来の味を出すと、味が強すぎると言われて敬遠されてしまうのだ。
そのくせ、デザートは甘味ガンガンのものが多く、もっと甘さの抑えたものが俺としては欲しいのだが、デザートは門外漢なので、当面は手を付ける予定はない。
今まで成功したのは、カレイの煮つけ、牛丼、かつ丼、とんかつ、てんぷら、うどん、パスタ、から揚げ、魚のフライ、肉団子、フィッシュボールなどかなりある。
リューシュさんは俺の考案する料理に夢中になっている。特に肉料理が好みのようで、今度、照り焼きソースを作ろうと思っている。日本だと日本酒とみりんと砂糖と醤油から作った記憶がある。こちらでは紛い物しかないが、似たような味になるよう調整すれば、割かし簡単にできると思う。
あと、せっかく魚醤があるので、タイ料理も作りたい。ただ、残念なことにタイ料理はあまり自分で作ったことがなく、うろ覚えなので、ちょっと時間がかかりそうだ。ヤムウンセンは何度も作ったので覚えている。緑豆さえ見つかれば、春雨を作ることもできる。前世で若くして糖尿病になってしまい、血糖値の上昇が少ない緑豆春雨は自分でも作ったことがあるのだ。あと、パッタイ、ガパオなどはすぐに作れると思うのだが。
いずれにしろ、頭の中にはいろんな料理を作った経験があふれていて、この世界で試したいことがたくさんあるのだ。
俺は前世では料理が趣味で、そばやうどんの麺も自分で打って食べていたりしていた。実は中華麺も何度か作ったことがあり、かん水を使うことは知っているのだが、かん水が何なのかを知らないのだ。重曹で代用できることも知っているのだが、重曹が何かを知らない。塩湖の水を使えばいいとどこかで読んだ記憶があるのだが、塩湖自体が近くにないので、確かめようがない。
この世界にも麺はあるが、うどんやパスタぽいものだけだ。ちくしょう、とりあえずは保留だな。
俺が作る日本料理で必要な調味料は、日本酒、みりん、醤油、砂糖、塩、胡椒、酢だ。
この世界にも、砂糖、塩、胡椒はあった。米も大豆もあるが、そこから日本酒、醤油、みりん、酢を作るノウハウは俺にはない。とりあず、リューシュさんには、黒くてしょっぱい調味料と酒を世界中から集めてくれるようにはお願いしてある。
そのため、今のところ、日本酒はワイン、醤油は魚醤、みりんはワインに砂糖を入れたもの、酢はビネガーで代用している。前世で海外のど田舎に駐在していたことがあるが、同じようなことをして、日本料理ぽいものを作り、近所で評判になったことがあるのだ。なぜカレイの煮付けを最初に試したかというと、前世で滞在していたところも漁村で、カレイの煮付けを作ったときは村中の評判になり、ソースを分けて欲しいと行列が出来たほどだったからだ。
そもそも、この世界には、飲むスープにはかなりおいしいものがあるが、肉や魚は、塩をかけるかそのまま食べるかぐらいの調理方法しかない。
なんちゃって調味料でも薄味であれば、かなり日本料理に近い味を出すことができる。調味料に慣れていないこの世界の人は、かなり薄味でも大丈夫なのだ。逆に本来の味を出すと、味が強すぎると言われて敬遠されてしまうのだ。
そのくせ、デザートは甘味ガンガンのものが多く、もっと甘さの抑えたものが俺としては欲しいのだが、デザートは門外漢なので、当面は手を付ける予定はない。
今まで成功したのは、カレイの煮つけ、牛丼、かつ丼、とんかつ、てんぷら、うどん、パスタ、から揚げ、魚のフライ、肉団子、フィッシュボールなどかなりある。
リューシュさんは俺の考案する料理に夢中になっている。特に肉料理が好みのようで、今度、照り焼きソースを作ろうと思っている。日本だと日本酒とみりんと砂糖と醤油から作った記憶がある。こちらでは紛い物しかないが、似たような味になるよう調整すれば、割かし簡単にできると思う。
あと、せっかく魚醤があるので、タイ料理も作りたい。ただ、残念なことにタイ料理はあまり自分で作ったことがなく、うろ覚えなので、ちょっと時間がかかりそうだ。ヤムウンセンは何度も作ったので覚えている。緑豆さえ見つかれば、春雨を作ることもできる。前世で若くして糖尿病になってしまい、血糖値の上昇が少ない緑豆春雨は自分でも作ったことがあるのだ。あと、パッタイ、ガパオなどはすぐに作れると思うのだが。
いずれにしろ、頭の中にはいろんな料理を作った経験があふれていて、この世界で試したいことがたくさんあるのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
191
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる