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第2章『エルフの里編』

仲間

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 ……今、俺達の目の前に先程倒した大猪が転がっている。

「ここで血抜きしましょうか、……アーシャ不要な部分を捨てるから穴を掘ってちょうだい、その間に私達で血抜きと内臓を取り出しておきます」

「分かったわ!……『土の精霊よ大地に穴を』ディグアース!!よしっ終わったわ!」

「じゃあ次は血を洗い流して下さい」

 ターニャとソフィーが内臓を穴に落とし、その上に土を掛けて埋め立てた。

「『水の精霊よ不浄を濯げ』ウォッシュ!」

「ところでどうやって持って帰る?……こんなに大きな獲物は想定していなかった、ここで解体する?」

『あー、待ってくれ………俺は[アイテムボックス]を使えるんだ』

「凄いわネラ!………本当に何でもありなのね!!」

「[アイテムボックス]を使える人は本当に少ないですよ、5000人に1人ぐらいでとにかく希少ですね」

「……ネラ、余り人に見せない方がいい、よからぬ考えを持っている人に売り飛ばされる」

 マジかよ………気を付けておこう。

『ソフィー、注意してくれてありがとうな』

「………別にいい、アーシャは注意しなかっただろうから私が言っておかないと、いつか後悔する日が来てた」

 ………ソフィー、俺の事もちゃんと考えていてくれたんだな。

 ……まだアーシャ以外のメンバーのステータスは確認して無かったな、鑑定。


――――――――――――――――――――――――

【ステータス】
ランク:―
種族名:エルフ
個体名:タナリア・ルシラ
レベル:37/99
状態:正常

能力値
HP:694/787
SP:532/653
MP:413/486
攻撃力:208
防御力:186
素早さ:168
魔法力:96
魔防力:124

パッシブスキル
[森の加護Lv4][毒耐性Lv4][麻痺耐性Lv5][気絶耐性Lv3][契約Lv4]

アクティブスキル
[剣術Lv6][精霊魔法Lv3][隠密Lv2][探知Lv2][身体強化Lv5]

称号
[森の護り手][眠れる狼]

――――――――――――――――――――――――


 ターニャは剣を使うのか、アーシャよりも肉体的なステータスが高いな、ところで[眠れる狼]ってなんだ?鑑定。


――――――――――――――――――――――――

【称号】

[眠れる狼]
 普段は温厚だが怒ると………

――――――――――――――――――――――――


 ……………怒らせないようにしよう、気を取り直して次に。


――――――――――――――――――――――――

【ステータス】
ランク:―
種族名:エルフ
個体名:ソフィア・ルシラ
レベル:36/99
状態:正常

能力値
HP:426/458
SP:684/749
MP:539/683
攻撃力:154
防御力:122
素早さ:241
魔法力:136
魔防力:117

パッシブスキル
[森の加護Lv4][毒耐性Lv5][麻痺耐性Lv4][契約Lv4][暗殺者Lv4]

アクティブスキル
[短剣術Lv5][精霊魔法Lv3][隠密Lv4][探知Lv5][挑発Lv3]

称号
[森の護り手][正直者]

――――――――――――――――――――――――


 おぉー、ソフィーは短剣を使うんだな………素早さのステータスが飛び抜けて高い。


――――――――――――――――――――――――

【ステータス】
ランク:D+
種族名:フォレストウルフ
個体名:ルリ
レベル:21/35
状態:正常

能力値
HP:412/497
SP:407/469
MP:335/384
攻撃力:128
防御力:107
素早さ:198
魔法力:75
魔防力:82

パッシブスキル
[気絶耐性Lv4][毒耐性Lv3][麻痺耐性Lv2][俊足Lv4]

アクティブスキル
[噛み付きLv4][爪撃Lv4][火魔法Lv2][咆哮Lv3][探知Lv3][体当たりLv3]

称号
[従魔][エルフの友]

――――――――――――――――――――――――


 ……[エルフの友]か、きっと長年の信頼関係で貰える称号なのだろう。


――――――――――――――――――――――――

【ステータス】
ランク:D+
種族名:ポイズンヴァイパー
個体名:ヨル
レベル:20/35
状態:正常

能力値
HP:146/437
SP:121/343
MP:130/534
攻撃力:115
防御力:87
素早さ:126
魔法力:152
魔防力:98

パッシブスキル
[猛毒Lv3][暗視Lv2][毒耐性Lv5][麻痺耐性Lv2]

アクティブスキル
[噛み付きLv3][水魔法Lv4][締め付けLv4][広範囲索敵Lv3][隠密Lv3][追跡Lv2]

称号
[従魔][エルフの友]

――――――――――――――――――――――――

 うーん、こうして見ると中々バランスの良いパーティーなんじゃないか?

「ネラ………何ボサッとしているのよ!売り飛ばすなんて事絶対にさせないわ!私が守ってあげるんだから心配いらないわよ!!」

 ……ゴメン……アーシャ、今全く別の事考えたたんだ、でも気持ちは嬉しいよ。

『あ……ありがとう、アーシャ』

「礼なんていらないわ!だってネラは私の従魔なんだから当然の事だわ!!」

「里の中なら大丈夫だとおもいますよ」

『そうか、じゃあ里の外では人に見せないようにしておこう』

 [アイテムボックス]に大猪の死骸を入れた。

「ありがとネラ、さあ里に戻りましょ!」

 そして皆んなで里へ帰還するのだった。
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