【完結】女勇者の結婚事情。身代わりの勇者と仲良く乗り切ります。〜貴族から婚約したからって言われて、滅ぼそうと本気で思ったわ。〜

裏事情

時間とその影武者を要求し、今の状態に落ち着いた。

いっときの勇者の身代わり

令嬢教育と騎士として剣の腕は上々
鍛錬の相手だった騎士でもある彼女

見かけは似せられる魔道具で勇者役の身代わりをしている。
今は遠征中とされている

この入れ替わりに、感謝しているのは国側もだ。
勇者として武功を上げた彼女に、貴族達は群がった。

「変な男を娶れとか、まじ逃亡しようと思ったわ。

夫を盾にするとか、死にたいんだよね？」


勝手な婚約騒ぎ、その当然婚約破棄になった上に、貴族の家は潰れた。
物理にも、記録にもだ。

街の住人も許していない。

勇者の夫の存在は受け入れられているのに貴族の横やりは、
最悪の手段だった。


ぞくっとする。勇者の瞳が昏くなった。

取り扱い注意


「じゃ、もう少しお願いしますね？勇者様。」

「任してもらおう。」

こうして、国の平和も勇者の幸せも保たれるのだ。