夢か現か君を待つ

逢いたい、逢いたい。
気が付くと彼は見知らぬ景色を見つめていた。 そこで待つ不思議な出会い、不思議な時間に揺られて何処へ行く。

突然大切な彼女が消えた。術もなく不安が彼を襲う。学校へ行こうと乗り込んだ電車で、まるで現から消えるように眠りに落ちた彼は、目を覚ますとがらんとした電車の中に居た。見えるのは美しい自然ばかり。そして彼は美しい少年と出会った。この出会いが意味するものとはーー。
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