上司と部下の恋愛事情

朔弥

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翻弄される真尋

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 真尋は右脚を膝を曲げてかかとを机の上に乗せる。自然と脚を開く格好になり、スーツの上着とYシャツの裾が僅かに股関にかかるが、反り立った真尋の半身は姿を覗かせていた。
「ねえ、真尋···誘うなら俺だけにしろといった筈だけど?随分、城戸から熱い視線を向けられていたみたいだね」
 誘う仕草でもしたの?と問いかけられるが、同じ会社の人間にそんな事をした事は一度もない。酔った城戸が勝手に熱い視線を送ってきただけで、そんな問い詰めるような言い方で聞かれても困る。
 やはり海里には、誰にでも誘いをかける淫乱な奴だと思われているのだろうか、と机の上に置かれた真尋の指に力が入った。

 肯定ともとれる真尋の黙ったままの態度に、幼馴染みへの想いを忘れさせられないから真尋は別の男の所へ行ってしまうのだろうか···、と海里の瞳に陰りが見えた。


 ─── 俺じゃ···忘れさせられない?


 微かに呟かれた言葉と共に海里は真尋の透明の液体を滲ませている陰茎に舌を這わせるように呑み込んでいく。

 囁かれた海里の言葉は真尋の耳にまで届く事はなく、待ち望んだ温かな快楽に真尋は身をしずめていった。
 海里は掌と指を使い睾丸を優しく転がしながら、唇と舌で真尋の陰茎を擦り上げるように刺激していく。
「んっ···ああっ···」
 快楽に酔いしれる真尋の喘ぎ声を聞きながら、くわえていた真尋のモノを離し、先の破れ目に舌を這わせ擽るように舌を動かした。
「やっ···やだ···だめっ···あっ···」
 敏感な場所に与えられた刺激は強い快楽を生み出し、先からは更に我慢の涙が零れた。
「真尋、まだこのビルに残ってる人がいるかもしれないんだから、あまり声出すと人が来ちゃうかもしれないよ?」
 唇で触れたまま喋られ、先程とは違うむず痒い刺激に甘い痺れに似た快楽が真尋の下肢に走る。
「はっ···ぁ···ふぅっ···」
 海里に言われ、真尋は声が洩れないよう唇をきつく閉じた。
 海里は陰茎の根元に舌を這わせると裏筋を先に向かって舐めあげ、そのまま口の中へと再び呑み込んでいく。
「んんっ···うっ···」
 淫らに喘いでしまいそうになり、真尋は慌てて自分の手で口元を覆った。

 ちゅぷ···ちゅっ···

 咥えられ上下にしごかれる海里の口から聞こえてくる卑猥な音に、欲情が高まっていった。
「んうっ···んっ··んんっ!」
 吸われながら唇や舌、更には指さえも巧みに動かされ、真尋の快楽は一気に上り詰めた。
「ふっ··ぅうっ···ん、んんっ ───··」
 背を丸め、下肢を震わせながら真尋は海里の口の中に精を放った。

 はぁ···はぁ···

 静かなフロアに真尋の色情の混じった吐息だけが聞こえる。
 海里は口から真尋のモノを離し、真尋が放ったものを飲み込むと見せつけるようにペロリと唇を舐めた。
 薄暗がりの中、海里の濡れた唇が淫靡な香りを放つ。
 真尋はその姿から目を離せずにいた。
 その様子に海里は口の端を上げ笑みを浮べる。



 真尋の中に少しずつでいい···

 自分の存在を植えつけていければ ───





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