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翻弄される真尋
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真尋は自分のデスクの前で眉間に皺を寄せ、微妙な顔をしていた。
ここで海里にイかされた後、何事もなかったかのように家まで車で送り届けてもらった。また抱かれるかもしれないと思っていた真尋は少々、拍子抜けしたのだが、抱かれなかった事がより会社での行為が鮮明に記憶に残っていた。
半身を曝し、淫らに脚を広げ海里に口で咥えられイってしまった自分の姿が脳裏から離れない。
顔が熱くなるのを感じ、慌てて記憶を打ち消す。
こんなんで仕事になるだろうか、と思いながら真尋は椅子を引き席に座った。
「早坂、お前昨日は大丈夫だったか?こっちはあの酔っぱらいの所為で散々だったよ」
出社してきた松永が声をかけながら鞄をデスクの上に置く。
「あ··おはようございます。はい··まあ···」
曖昧な返事を返しながら、何かあったんですか?と聞いた。
「あのバカ、タクシーの中で寝やがってアイツのアパートに着いても起きねぇし。仕方ねぇから担いで降りたんだけど···アイツの部屋、アパートの3階だぞ!?クソ重てぇし···お陰であちこち筋肉痛だ」
城戸は背もあるし、体格も割とがっしりしている。対して松永は男性としては小柄な方の為、松永が城戸を抱えて階段を昇るには骨が折れただろう。
「松永先輩~··昨日はすんませんでした」
まだ酔いの残っていそうな顔で、出社してきた城戸は松永に謝ると自分のデスクに突っ伏した。
「お前なぁ、ちゃんと加減して飲めよ!」
「先輩···頭に響くんで···説教は勘弁して下さぁい···」
「···二日酔いかよ。お前、課長が来てもそんな格好のままでいるつもりか?」
「いやいや、課長が来たらちゃんとしますって~」
課長と聞くたびに真尋の頭には、真尋が放ったモノを飲み込み、薄暗がりの中で濡れた唇で笑う海里の顔が浮かぶ。
「早坂、どうした?ぼうっとして。お前も酒が抜けてないのか?」
松永に顔を覗き込まれ、真尋はハッと我に返ると同時に赤面した。
「えっ··と。そう···かもしれないんで···俺、ちょっと珈琲飲んできます」
真尋は誤魔化すように立ち上がろうとした。そこへ紙のカップホルダーに1階の珈琲ショップで購入した珈琲を4つ手にした海里が近づいてきた。
「お前ら昨日、結構、飲んでただろ。珈琲奢ってやるから仕事始まる前に目覚ませ」
海里は城戸の机、松永と珈琲を置いていく。
「ありがとうございます」
「すみません」
ほら早坂も、と珈琲のカップを目の前に差し出され受け取ろうと手を伸ばす。
「零さないように気をつけろよ、早坂」
ピクッと真尋の指が止まる。
「何?早坂、なんか零したのか?」
「いや、机の上を汚しかけたけど、零さなかったかな」
松永の問いかけに海里が口元に笑みを浮かべながら答える。
「···汚してないんですから···その話しは···」
羞恥に顔が赤くなりそうになりながら、カップを受け取った。
そそっかしい奴だな、と松永は言いながらカップに口をつけると、それ以上の興味はないようで仕事の準備を始めた。
海里も自分の席へ向かうのを見て、真尋はほっと胸をなで下ろす。
何でわざわざ思い出させるような事を···
ここで海里にイかされた後、何事もなかったかのように家まで車で送り届けてもらった。また抱かれるかもしれないと思っていた真尋は少々、拍子抜けしたのだが、抱かれなかった事がより会社での行為が鮮明に記憶に残っていた。
半身を曝し、淫らに脚を広げ海里に口で咥えられイってしまった自分の姿が脳裏から離れない。
顔が熱くなるのを感じ、慌てて記憶を打ち消す。
こんなんで仕事になるだろうか、と思いながら真尋は椅子を引き席に座った。
「早坂、お前昨日は大丈夫だったか?こっちはあの酔っぱらいの所為で散々だったよ」
出社してきた松永が声をかけながら鞄をデスクの上に置く。
「あ··おはようございます。はい··まあ···」
曖昧な返事を返しながら、何かあったんですか?と聞いた。
「あのバカ、タクシーの中で寝やがってアイツのアパートに着いても起きねぇし。仕方ねぇから担いで降りたんだけど···アイツの部屋、アパートの3階だぞ!?クソ重てぇし···お陰であちこち筋肉痛だ」
城戸は背もあるし、体格も割とがっしりしている。対して松永は男性としては小柄な方の為、松永が城戸を抱えて階段を昇るには骨が折れただろう。
「松永先輩~··昨日はすんませんでした」
まだ酔いの残っていそうな顔で、出社してきた城戸は松永に謝ると自分のデスクに突っ伏した。
「お前なぁ、ちゃんと加減して飲めよ!」
「先輩···頭に響くんで···説教は勘弁して下さぁい···」
「···二日酔いかよ。お前、課長が来てもそんな格好のままでいるつもりか?」
「いやいや、課長が来たらちゃんとしますって~」
課長と聞くたびに真尋の頭には、真尋が放ったモノを飲み込み、薄暗がりの中で濡れた唇で笑う海里の顔が浮かぶ。
「早坂、どうした?ぼうっとして。お前も酒が抜けてないのか?」
松永に顔を覗き込まれ、真尋はハッと我に返ると同時に赤面した。
「えっ··と。そう···かもしれないんで···俺、ちょっと珈琲飲んできます」
真尋は誤魔化すように立ち上がろうとした。そこへ紙のカップホルダーに1階の珈琲ショップで購入した珈琲を4つ手にした海里が近づいてきた。
「お前ら昨日、結構、飲んでただろ。珈琲奢ってやるから仕事始まる前に目覚ませ」
海里は城戸の机、松永と珈琲を置いていく。
「ありがとうございます」
「すみません」
ほら早坂も、と珈琲のカップを目の前に差し出され受け取ろうと手を伸ばす。
「零さないように気をつけろよ、早坂」
ピクッと真尋の指が止まる。
「何?早坂、なんか零したのか?」
「いや、机の上を汚しかけたけど、零さなかったかな」
松永の問いかけに海里が口元に笑みを浮かべながら答える。
「···汚してないんですから···その話しは···」
羞恥に顔が赤くなりそうになりながら、カップを受け取った。
そそっかしい奴だな、と松永は言いながらカップに口をつけると、それ以上の興味はないようで仕事の準備を始めた。
海里も自分の席へ向かうのを見て、真尋はほっと胸をなで下ろす。
何でわざわざ思い出させるような事を···
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