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翻弄される真尋
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その日、真尋は仕事が捗らなかった。思い出したくないのに昨夜の情景がどうしても浮かんでしまう。
エロい事思い出して仕事出来ないって···
社会人として終わってる···
真尋は額に手を当て、溜め息を吐いた。
「何?なんか行き詰まってんのか?」
松永がパソコンの画面を覗き込みながら聞いてきた。
「いえ···大丈夫です」
「そうか?なんかあったら言えよ」
そう言いながら松永は再び自分のパソコンに向かう。態度に出ないように気をつけなければ···と、真尋は自分を落ち着かせるように深く呼吸すると、今度こそ画面に集中した。
「俺、先に上がるぞ、早坂も程々にしとけよ」
松永に声をかけられ、時計の針が22時を刺そうとしている事に気づく。
このフロアに残っている人間も疎らになっていた。
「あ、はい···でも、もう少しだけやっていきます」
片づけ始めた松永にそう答える。
「俺はもう限界っス···早坂、俺もお先な~」
疲れた顔で城戸も松永に続き帰っていった。
真尋は腕を頭の後ろで組み、背中を反らせるように伸ばした。
もう少しだけ進めたら帰ろう···そう思いながらパソコンに向かいかける途中で、チラッと海里のデスクを見た。だが、そこに彼の姿はなかった。
もう帰ってしまったのだろうか···
少し寂しくも感じてしまった真尋は、慌ててパソコンの画面に視線を戻した。
あんな事をされておいて、姿がない事に寂しく思うなんて。自分の中で海里の存在が大きくなってきている事を認めざるを得ない。
「まだ残っていたのか?」
左手をデスクの上に置き、右手は椅子の背凭れにかけると、背後から真尋の耳元に顔を近づけて海里は問いかけた。
真横に海里の顔がある状況に、真尋はドキドキしながら、はいと答えた。
「思い出して仕事が捗なかった?」
マウスにかけていた指がピクンと揺れた。それを見た海里は楽しそうに笑みを浮かべる。
椅子の背にかけていた手を、そのまま真尋を背後から抱きしめるように前へとまわした。
「っ!?課長?」
驚き声を上げる真尋の耳元で、
「しっ──··」
と、静かにするように囁かれた。
前に回された左手はスーツの上着のボタンを外し始めた。
開かれた隙間から海里の指が胸へと忍び込む。Yシャツの上から指を滑らせ、胸の尖りを探し当て指の腹でクリクリと撫で回した。
「──っ!」
息を呑むように躰がビクッと震えた。
「か···課長···こんな所で···まだ人が···」
多くの社員は帰宅しているが、まだ数名残っていた筈だ。
「後ろからは見えないから大丈夫。パソコンの画面を見ているようにしか見えないから」
「····っう···」
尖ってきた右の胸の突起ばかりを執拗に指の腹で撫ぜ回され、真尋は小さく吐息を漏らす。
「ほら、早く仕事を終わらせないと、また下が困っちゃうんじゃない?」
「···だったら···邪魔しないで下さい···」
カリカリと爪をたてて搔くように刺激され、甘い疼きを感じた真尋は、思わず身を捩った。
「ほんとに···やめっ··」
やめて欲しいと訴える眼差しが海里に向けられた。だが、その瞳は快楽に揺れている。海里は目を細め笑うと、キュッと強く摘んだ。
「───っつ!」
ビクッと真尋の躰が反応するのを見ると、海里はクスッと笑い離れていく。
はっ···はぁ···はぁ···
浅い呼吸をしながら、涼しい顔して席に戻っていく海里を見つめる。
どうして煽るだけ煽って···
真尋はスーツのボタンを留めていった。
右の胸がまだ硬く尖り、シャツが擦れる感覚を敏感に感じ取っている。
もっと愛撫されたい···
そんな気持ちにさせられる。
真尋はパソコンの画面を見るが、集中出来なかった。
エロい事思い出して仕事出来ないって···
社会人として終わってる···
真尋は額に手を当て、溜め息を吐いた。
「何?なんか行き詰まってんのか?」
松永がパソコンの画面を覗き込みながら聞いてきた。
「いえ···大丈夫です」
「そうか?なんかあったら言えよ」
そう言いながら松永は再び自分のパソコンに向かう。態度に出ないように気をつけなければ···と、真尋は自分を落ち着かせるように深く呼吸すると、今度こそ画面に集中した。
「俺、先に上がるぞ、早坂も程々にしとけよ」
松永に声をかけられ、時計の針が22時を刺そうとしている事に気づく。
このフロアに残っている人間も疎らになっていた。
「あ、はい···でも、もう少しだけやっていきます」
片づけ始めた松永にそう答える。
「俺はもう限界っス···早坂、俺もお先な~」
疲れた顔で城戸も松永に続き帰っていった。
真尋は腕を頭の後ろで組み、背中を反らせるように伸ばした。
もう少しだけ進めたら帰ろう···そう思いながらパソコンに向かいかける途中で、チラッと海里のデスクを見た。だが、そこに彼の姿はなかった。
もう帰ってしまったのだろうか···
少し寂しくも感じてしまった真尋は、慌ててパソコンの画面に視線を戻した。
あんな事をされておいて、姿がない事に寂しく思うなんて。自分の中で海里の存在が大きくなってきている事を認めざるを得ない。
「まだ残っていたのか?」
左手をデスクの上に置き、右手は椅子の背凭れにかけると、背後から真尋の耳元に顔を近づけて海里は問いかけた。
真横に海里の顔がある状況に、真尋はドキドキしながら、はいと答えた。
「思い出して仕事が捗なかった?」
マウスにかけていた指がピクンと揺れた。それを見た海里は楽しそうに笑みを浮かべる。
椅子の背にかけていた手を、そのまま真尋を背後から抱きしめるように前へとまわした。
「っ!?課長?」
驚き声を上げる真尋の耳元で、
「しっ──··」
と、静かにするように囁かれた。
前に回された左手はスーツの上着のボタンを外し始めた。
開かれた隙間から海里の指が胸へと忍び込む。Yシャツの上から指を滑らせ、胸の尖りを探し当て指の腹でクリクリと撫で回した。
「──っ!」
息を呑むように躰がビクッと震えた。
「か···課長···こんな所で···まだ人が···」
多くの社員は帰宅しているが、まだ数名残っていた筈だ。
「後ろからは見えないから大丈夫。パソコンの画面を見ているようにしか見えないから」
「····っう···」
尖ってきた右の胸の突起ばかりを執拗に指の腹で撫ぜ回され、真尋は小さく吐息を漏らす。
「ほら、早く仕事を終わらせないと、また下が困っちゃうんじゃない?」
「···だったら···邪魔しないで下さい···」
カリカリと爪をたてて搔くように刺激され、甘い疼きを感じた真尋は、思わず身を捩った。
「ほんとに···やめっ··」
やめて欲しいと訴える眼差しが海里に向けられた。だが、その瞳は快楽に揺れている。海里は目を細め笑うと、キュッと強く摘んだ。
「───っつ!」
ビクッと真尋の躰が反応するのを見ると、海里はクスッと笑い離れていく。
はっ···はぁ···はぁ···
浅い呼吸をしながら、涼しい顔して席に戻っていく海里を見つめる。
どうして煽るだけ煽って···
真尋はスーツのボタンを留めていった。
右の胸がまだ硬く尖り、シャツが擦れる感覚を敏感に感じ取っている。
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そんな気持ちにさせられる。
真尋はパソコンの画面を見るが、集中出来なかった。
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