上司と部下の恋愛事情

朔弥

文字の大きさ
18 / 85
海里の気持ち

18 ※

しおりを挟む
 指で慣らされたとはいえ欲情した海里の陰茎は太く、狭い内壁を強引に割り開きながら押し進んでくる。
「─── っぁあ···」
 押し広げられる淫らな感覚に真尋は肩を震わせた。
 中を圧迫される苦しさと、内壁をこすられる気持ち良さが混ざり合う。
「うっ···はぁ、はぁ···んぁっ···」
 挿入に耐える息遣いに混じり、甘美の声が真尋の唇から零れた。
「···大丈夫?真尋···」
 女性と違い濡れる事のない後孔の中は指で慣らしただけでは辛いだろうと、海里は腰の動きを止め心配そうに真尋の顔を覗き込んだ。
「はぁ···ぁ··大丈夫だか··ら···奥まで···海里が欲し···い」
 耐えながら誘う瞳は淫靡な色気が漂う。なまめかしい表情に海里は欲情をそそられた。
「そんな風に誘われたら···もう我慢できないよ」
 海里は一気に最奥まで貫いた。
「──── っぁあっ」
 白い喉を仰け反らせ、真尋の口から悲鳴に似た喘ぎ声がほとばしった。
「大好きだよ···真尋···」
 汗の滲む額に口づけると、海里は腰を揺するように動かし始めた。
「あっ、あっ···んっう···ぁあっ···そこ···」
 気持ちのいい所に当たったのか、真尋は無意識に言葉にしていた。
「ここがいい?真尋···」
海里は巧みに腰を使い、真尋が反応した箇所を中心に腰を打ちつける。
「ぁあっ···だめっ···気持ち···い···あっ··ん···」
 快楽で上気した表情かおで気持ちがいいと淫らに喘ぐ真尋に、海里は煽られ激しく腰を動かした。
「んあっ···はっ、あっ···ああっ···アッ···」
 激しく中を穿うがたれ、真尋の淫らな熱は一気に上り詰めていく。
「ああっ···イき···そ···あっ···───っつ!!」
 首に回していた指に力が入り、真尋は海里の肌に爪を立てている事にも気づかず、四肢を震わせ白濁の液を自分の躰にほとばしらせた。
 同時にきゅうっ···と陰茎を包み込んでいる内壁が絡みつき、海里も真尋の中に熱を吐き出した。



 ❇ ❇ ❇ ❇ ❇ ❇ ❇ ❇ ❇ ❇ ❇ ❇



「ん···」
 ベッドの中で目を覚ました真尋は起き上がろうとして、自分の躰が背後から海里の腕でしっかり抱きしめられている事に気づいた。
 お互いに躰を求め合い、躰を支える力もなくなってしまった真尋を海里は躰を綺麗に清めベッドまで運んでくれた。そのまま二人で眠りについたのだが、ずっと海里に抱き締められたまま眠っていたのだろうか··と、顔が少し赤くなる。
「真尋?起きた···?」
 身動みじろぎした真尋に気づいた海里が目を覚ました。
「あの···腕··離し···」
 このままでは動く事が出来ない為、真尋は離して欲しいと言うが海里は腕を緩めるどころか逆にぎゅっと腕に力を込める。
「だめ···また逃げちゃうから」
 初めて海里に抱かれた日、ベッドから逃げ出してしまった自分を思い出し、うっ··と言葉を詰まらせた。
「目が覚めてベッドに抱いた相手がいないって···かなりへこむんだけど?」
 返す言葉もございません、と真尋は大人しく海里の腕の中に収まる。
 大人しくなった真尋の首筋に唇を寄せると軽くキスを繰り返した。
「んっ···くすぐったい···」
 肩をすくめると、海里は逃げるなとばかりに軽く歯を立てながらきつく吸い、淡い紅色の痕を白い肌に散らした。
「えっ···ちょっ···そんな見られそうなとこに···」
「シャツのボタンを外さなければ襟で見えないよ」
 と、慌てる真尋に海里はクスクス笑いながら言った。

「ところで真尋、躰は大丈夫?もう少しこうしていたいけれど、そろそろ支度しないと会社に遅れそうかな···」
 海里の言葉に、そうだ着替!とハッとした。昨日のままのYシャツ等を着て出社するわけにはいかない。
「心配しなくても真尋の家に寄ってから会社に行ってあげるから」
「ああ、それなら···」
 とホッとしたものの、え?俺って課長の車に乗って一緒に出社するの?と、他の社員から見れば違和感を与えてしまいそうな光景が思い浮かぶ。
 まあ、女性ではないから同じ社の奴に見られた所で、女性社員からやっかみを買うような事にはならないだろうが···。何で課長と一緒に?と聞かれれば返答に困る事になる。
「···家まででいいです」
「何で?」
「何でって···変に一人の部下だけ目に掛けてるなんて噂されても嫌じゃないですか···」
 自分の所為で海里に迷惑をかけるような事にはなりたくなかった。海里は好きだと言ってくれたが、もし自分から声をかけなければ俺を好きになる事はなかったかもしれないと思うと余計にそう思えた。
「···真尋がそうしたいなら、それでもいいが···」
「あと、会社ではちゃんといつも通りに苗字で呼んで下さいよ」
 何故か納得いかないという顔をしている海里だったが、
「······わかった」
と、短く答えた。



しおりを挟む
感想 25

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

処理中です...