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課長のお見合い
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海里はそっと真尋の頬に残る涙の筋を指で拭った。
「真尋は誰かに譲っても構わないって思ってる?誰にも渡したくないって···それくらい俺の事を想って欲しいのに」
考えを見透かされた言葉に真尋は何も返せない。
海里は助手席の方へと身を乗り出した。
「そんな事、考えられないくらいに俺でいっぱいにしてあげようか···」
笑みのない瞳の海里に迫られ、真尋は改めて彼が怒っている事に気づく。
「···怒って···る?」
逃げ場のない狭い車内で、真尋は背がドアに当たるまで躰をずらした。
「そうだね···。勝手に俺の相手が自分じゃなくてもいいなんて考えて、また逃げようとした真尋と···真尋にそう思わせた俺自身に···」
海里はもう一度真尋の唇に口づけ、甘い口腔内を味わうとゆっくりと唇を離しながら囁いた。
「真尋、窓の方向いて···腰はこっちに向けてごらん」
「な···んで···」
どうしてそんな格好をさせるのか、と聞く前に海里に肩を掴まれ躰をドアに押し付けられ、下腹部に腕を回されたかと思うと腰を引き上げられるように持ち上げられた。
「ま、待って···こんな所で···」
ズボンのホックに手をかけられ、真尋は焦りの声をあげた。
「心配しなくても、ここではしないよ」
しないと言いながら海里の指はファスナーをおろし、下着ごとずりさげられ、ヒヤリとした外気に臀部が曝される。
「しないって言いながら、なんで脱がせて···や、嫌だ···誰かに見られたら···」
いくら薄暗い地下駐車場とはいえ、近くを通られれば何をしているのか分かってしまう。
「コレを入れるだけだから少し大人しくしてて」
コレと言った海里の手には何時の間にかカプセル型のローターがあった。
「何でそんな物、用意して···」
海里がこれからしようとしている事を察し、真尋は顔を引き攣らせた。
「真尋が俺の言葉を信じてくれてたら使うつもりはなかったんだけど···信じてくれなかったら少しお仕置きしようと思って持ってきてたんだよね」
海里はうっすら笑みを浮かべる。
その笑みを見た真尋は以前、飲み屋で城戸を誘うのかと責められ恥ずかしい思いをさせられた事を思い出した。
じわじわと快楽に躰を絡め取られ海里から逃れられなくなる。
「余計な事が考えられないくらい···俺の事でいっぱいにしてあげるって言ったでしょ?直ぐには抱いてあげられないから、それまではコレで我慢してね」
「やっ···入れないで···」
逃げようとする真尋の腰を抑え、ローターを口に含み唾液で濡らすと秘部に押し当てた。
「いつも俺のを挿れてるから、これくらい大丈夫だよ」
「いや、そうじゃなくて···っ!」
大きさの問題じゃない、と言いかけた真尋の言葉は入り込んでくる異物の感覚に続けられず息を呑んだ。
指で奥へと押し込められる。
「ほら、奥まで入った」
そう言うと指を引き抜き、手早く衣服を整え座らせる。
「···それ···どうするつもり···」
ローターに繋がる細いコードがズボンの隙間から出ており、その先にあるダイヤルのついたリモコンが海里の手に握られている。真尋はその手を不安そうに見つめた。
「もちろん、そのままじゃないよ。でも、その前にシートベルトして」
海里の言葉に抗う事も出来ず、真尋はなるべく躰を動かさないように手を伸ばすと、シートベルトを引っ張りカチッとバックルに差し込んだ。
海里の指がダイヤルを回す。
「─── っ!」
中で低い羽音と共に鈍い振動が響いた。一瞬ビクッと躰を揺らすが、快楽を引き出す程の刺激ではない事に少し安堵した。
「一番弱くしてるから、大丈夫でしょ?でも、着くまで止めないで···」
そう言うと海里はリモコンを真尋のズボンのポケットに入れ、車のエンジンをかける。
真尋はこれくらいの刺激なら耐えられそうだ···と、シートに背中を預け、躰に力が入って中のローターを強く感じないように意識した。
だが、数分後にはその考えの甘さを真尋は痛感することになった ───
「真尋は誰かに譲っても構わないって思ってる?誰にも渡したくないって···それくらい俺の事を想って欲しいのに」
考えを見透かされた言葉に真尋は何も返せない。
海里は助手席の方へと身を乗り出した。
「そんな事、考えられないくらいに俺でいっぱいにしてあげようか···」
笑みのない瞳の海里に迫られ、真尋は改めて彼が怒っている事に気づく。
「···怒って···る?」
逃げ場のない狭い車内で、真尋は背がドアに当たるまで躰をずらした。
「そうだね···。勝手に俺の相手が自分じゃなくてもいいなんて考えて、また逃げようとした真尋と···真尋にそう思わせた俺自身に···」
海里はもう一度真尋の唇に口づけ、甘い口腔内を味わうとゆっくりと唇を離しながら囁いた。
「真尋、窓の方向いて···腰はこっちに向けてごらん」
「な···んで···」
どうしてそんな格好をさせるのか、と聞く前に海里に肩を掴まれ躰をドアに押し付けられ、下腹部に腕を回されたかと思うと腰を引き上げられるように持ち上げられた。
「ま、待って···こんな所で···」
ズボンのホックに手をかけられ、真尋は焦りの声をあげた。
「心配しなくても、ここではしないよ」
しないと言いながら海里の指はファスナーをおろし、下着ごとずりさげられ、ヒヤリとした外気に臀部が曝される。
「しないって言いながら、なんで脱がせて···や、嫌だ···誰かに見られたら···」
いくら薄暗い地下駐車場とはいえ、近くを通られれば何をしているのか分かってしまう。
「コレを入れるだけだから少し大人しくしてて」
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「何でそんな物、用意して···」
海里がこれからしようとしている事を察し、真尋は顔を引き攣らせた。
「真尋が俺の言葉を信じてくれてたら使うつもりはなかったんだけど···信じてくれなかったら少しお仕置きしようと思って持ってきてたんだよね」
海里はうっすら笑みを浮かべる。
その笑みを見た真尋は以前、飲み屋で城戸を誘うのかと責められ恥ずかしい思いをさせられた事を思い出した。
じわじわと快楽に躰を絡め取られ海里から逃れられなくなる。
「余計な事が考えられないくらい···俺の事でいっぱいにしてあげるって言ったでしょ?直ぐには抱いてあげられないから、それまではコレで我慢してね」
「やっ···入れないで···」
逃げようとする真尋の腰を抑え、ローターを口に含み唾液で濡らすと秘部に押し当てた。
「いつも俺のを挿れてるから、これくらい大丈夫だよ」
「いや、そうじゃなくて···っ!」
大きさの問題じゃない、と言いかけた真尋の言葉は入り込んでくる異物の感覚に続けられず息を呑んだ。
指で奥へと押し込められる。
「ほら、奥まで入った」
そう言うと指を引き抜き、手早く衣服を整え座らせる。
「···それ···どうするつもり···」
ローターに繋がる細いコードがズボンの隙間から出ており、その先にあるダイヤルのついたリモコンが海里の手に握られている。真尋はその手を不安そうに見つめた。
「もちろん、そのままじゃないよ。でも、その前にシートベルトして」
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「─── っ!」
中で低い羽音と共に鈍い振動が響いた。一瞬ビクッと躰を揺らすが、快楽を引き出す程の刺激ではない事に少し安堵した。
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真尋はこれくらいの刺激なら耐えられそうだ···と、シートに背中を預け、躰に力が入って中のローターを強く感じないように意識した。
だが、数分後にはその考えの甘さを真尋は痛感することになった ───
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