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狙われた真尋
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松永の奢りで約束していた金曜日。早目に仕事を切り上げた4人は行きつけの居酒屋へ来ていた。
「真尋はいつも何飲んでる?」
真尋の隣に座った三浦は躰を近づけ、メニューを広げながら聞いてきた。
だから近いって···
少し逃げ腰になりながら、さっさと注文してしまおうと、
「生で···」
と、答える。
「真尋、強いお酒もイケたよね···後で飲む?」
「最近は···ちょっと控えてて」
海里に絡んだ日以降は、飲む量を控えめにしていた。
「そうなの?でもせっかく久しぶりに飲むんだから付き合ってよ」
「まあ···少しくらいなら···」
飲み過ぎ泣いように気をつけながら飲めばいいかと、運ばれてきたジョッキを手に取った。
「じゃあ、松永先輩の婚約を祝してカンパーイ」
城戸が明るく声をかける。
お祝いしてくれるのに俺が払うのか?と、松永はいつも城戸に対して向けている冷めた目で城戸を見た。
「じゃあ今度、改めてまた飲み会開きましょう!」
そう明るく言いながら、松永の冷たい視線に慣れている城戸は気にする事なくビールを流し込んだ。
「お前は飲む事しか考えてないだろ···」
呆れた視線を向けた松永は、早いペースでぐいぐい飲んでる城戸に気づき、ジョッキに手を伸ばした。
「奢りだからって、そんなペースで飲む奴があるか!お前、また俺に担いで階段登らせる気か!?」
「大丈夫っスよ、ちゃんとセーブしてますって」
「···当てになるかよ」
松永はお前の言葉は信用出来ない、とジト目で既に飲み干してしまった空のジョッキを見つめる。
「あ!店員さーん!生お願いしまーす」
嬉々として注文する城戸に、今日も送り決定か···と松永は額に手をあて、諦めの溜め息を吐いた。
「いつもこんな感じで飲んでるんだ」
仲いいね、と三浦は笑いながらジョッキに口をつける。
「どこをどう見たら仲がいいなんて思えるんだ···。こいつが一方的に懐いてるだけだろ」
「そんな冷たい事言っても、松永先輩がちゃんと面倒見がいいの知ってんスからね。彼女もそういう所が好きになったんじゃないっスか~?」
ニヤけながら城戸は言った。
煩い···と松永は視線を城戸から戻すと自分の飲み物を手にした。その顔は少し照れた色が混じっていた。
「真尋、はい」
グラスが空きそうになると、何時の間に注文したのか三浦が次のお酒を真尋の前に置く。
別に飲めない訳ではないので、そのまま受け取り口にした。
営業部にいるだけあって三浦のお酒の勧め方は自然で、つい勧められるままにグラスを手にしていた。
三浦に促されるので何時もより飲むペースが早かったのかもしれない。手洗いに行こうと立った時には少し足元がふらつくのを感じ、自分が思っている以上に酔いが回っている事に気づく。
「真尋、大丈夫?」
フラついた躰を支える為、三浦の手が腰に触れた。そしてもう片方の手は何故か腰の少し下···臀部に触れている。
彼は真尋が倒れないように助けてくれただけで気にしすぎかもしれないが、真尋は慌てて彼の手から離れた。
「ああ、大丈夫···ちょっとフラついただけだから」
そう言い、真尋は手洗いへと向かった。
少しペース落とさないと···
「真尋はいつも何飲んでる?」
真尋の隣に座った三浦は躰を近づけ、メニューを広げながら聞いてきた。
だから近いって···
少し逃げ腰になりながら、さっさと注文してしまおうと、
「生で···」
と、答える。
「真尋、強いお酒もイケたよね···後で飲む?」
「最近は···ちょっと控えてて」
海里に絡んだ日以降は、飲む量を控えめにしていた。
「そうなの?でもせっかく久しぶりに飲むんだから付き合ってよ」
「まあ···少しくらいなら···」
飲み過ぎ泣いように気をつけながら飲めばいいかと、運ばれてきたジョッキを手に取った。
「じゃあ、松永先輩の婚約を祝してカンパーイ」
城戸が明るく声をかける。
お祝いしてくれるのに俺が払うのか?と、松永はいつも城戸に対して向けている冷めた目で城戸を見た。
「じゃあ今度、改めてまた飲み会開きましょう!」
そう明るく言いながら、松永の冷たい視線に慣れている城戸は気にする事なくビールを流し込んだ。
「お前は飲む事しか考えてないだろ···」
呆れた視線を向けた松永は、早いペースでぐいぐい飲んでる城戸に気づき、ジョッキに手を伸ばした。
「奢りだからって、そんなペースで飲む奴があるか!お前、また俺に担いで階段登らせる気か!?」
「大丈夫っスよ、ちゃんとセーブしてますって」
「···当てになるかよ」
松永はお前の言葉は信用出来ない、とジト目で既に飲み干してしまった空のジョッキを見つめる。
「あ!店員さーん!生お願いしまーす」
嬉々として注文する城戸に、今日も送り決定か···と松永は額に手をあて、諦めの溜め息を吐いた。
「いつもこんな感じで飲んでるんだ」
仲いいね、と三浦は笑いながらジョッキに口をつける。
「どこをどう見たら仲がいいなんて思えるんだ···。こいつが一方的に懐いてるだけだろ」
「そんな冷たい事言っても、松永先輩がちゃんと面倒見がいいの知ってんスからね。彼女もそういう所が好きになったんじゃないっスか~?」
ニヤけながら城戸は言った。
煩い···と松永は視線を城戸から戻すと自分の飲み物を手にした。その顔は少し照れた色が混じっていた。
「真尋、はい」
グラスが空きそうになると、何時の間に注文したのか三浦が次のお酒を真尋の前に置く。
別に飲めない訳ではないので、そのまま受け取り口にした。
営業部にいるだけあって三浦のお酒の勧め方は自然で、つい勧められるままにグラスを手にしていた。
三浦に促されるので何時もより飲むペースが早かったのかもしれない。手洗いに行こうと立った時には少し足元がふらつくのを感じ、自分が思っている以上に酔いが回っている事に気づく。
「真尋、大丈夫?」
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彼は真尋が倒れないように助けてくれただけで気にしすぎかもしれないが、真尋は慌てて彼の手から離れた。
「ああ、大丈夫···ちょっとフラついただけだから」
そう言い、真尋は手洗いへと向かった。
少しペース落とさないと···
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