上司と部下の恋愛事情

朔弥

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番外編

二度目のバレンタイン 3 ※

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 胸の突起には触れず、その周囲の肌に海里は舌を這わせチョコレートを舐め取っていった。時折、強く吸いながら歯をたて朱色の痕を残していく。だが、いつまで経ってもリキュールがかかったまま放置されている胸の突起に海里の唇や舌が触れる事はなかった。
 舐められたくて、もどかしい淫靡な微熱を感じる。
 優しく丁寧な愛撫に焦れったさを感じた真尋は、胸が海里の唇に触れる位置にくるよう上半身をずらした。
 微かに唇が胸の突起を掠める。ようやく望んだ刺激を感じられる。そう思った真尋だったが、海里は直ぐに唇が触れない距離をとられてしまった。
「好きなものは最後に取っておくタイプだから···まだ食べないよ」
 そう言いながら口元に笑みを浮かべ見下ろす海里に、真尋はもう我慢できないと潤んだ瞳を向ける。
「お願い···だから······食べて······」
 羞恥に小刻みに躰を震わせながら、切なく求めるように囁いた。
 その表情にゾクリと欲情が半身を駆け抜ける。
「そんな風に誘われたら···」


 ──── 食べずにいられない




 海里は待ち焦がれている胸の突起に口づけ、舌先でリキュールを舐め取るように愛撫する。
「あっ····あ···っぅ······」
 舌先の動きに性的快楽が生まれ、真尋の唇からは甘い喘ぎが吐息に混ざり始めた。
 丹念に舌で突起を舐めながら、もう片方の胸には指を這わせた。
 先端を優しく指の腹で円を描くように撫でる。リキュールのシロップが指の摩擦を無くし、ぬるぬるとなめらかに突起の上を滑る。
「ゃあ·····それ·····んんっ···」
 シロップを塗りつけるように動く指の感触が気持ち良いのか、真尋は手を伸ばし海里の腕にしがみついた。
 半身も反応し始め、真尋はもじもじと太腿を擦り合わせる。
「真尋、さっき一緒に食べたチョコだけじゃ足りないだろ?もう少し···食べさせてあげようか?」
「···?食べ···?」
 快楽に浮かされた頭で、海里の言葉をぼんやりと考える。


 もうチョコレートはいらないから···

 シテ欲しい···


 表情かおに現れていたのだろう。海里はくすりと笑うと、スラックスの前の膨らみを撫でるように手を滑らせ、指先は更に下の臀部の方へと向かった。
「今度はこっちのお口に···ね」
 スラックスの上からすりすりて指で擦(なぞ)りながら海里は、にこやかやに言った。

「───··え?」

 何を言われたのか分からず、聞き返すまでにかなり間が空いてしまった。
「下の口?·····って···まさか···」
 ようやく海里の考えに思い至ると、真尋は逃げようと躰をよじる。
「い、いらない!もう十分味わったから!」
 逃げる真尋の腰を抱き抱え、海里は片手で器用にスラックスのホックを外しジッパーを下げた。そして、そのまま下着ごとずり下げた。
 逃げようと躰を捩らせた所為で臀部が海里の視界に曝される格好となった。しかも、膝の辺りでズボンが引っかかり動きが制限される。
「俺はまだ足りないかな······真尋の躰で味わうって言ったの···忘れちゃった?」
 言いながら海里は臀部にチュッと口づけ、そのまま顔を双丘の狭間に埋め閉ざされた入口に舌を這わせる。
「っつ!······」
 舐めるように舌を這わせながら、唾液をのせた舌を時折、中へと挿し入れる。
「····んぅっ···ゃっ······っつ······」
 舌の入り込む感覚がむず痒い快楽を産み、逃げ出そうとした真尋の躰の力を抜いていく。
「ふっ···うぅ······か···いり······」
 海里のモノを受け入れ慣れている秘孔は柔らかく緩み、早く熱いモノを飲み込みたいと誘い込むように内壁が収縮する。
「まだだよ···俺の前にこっちを食べて···」
 いつの間にか手にしたチョコレートを、強請ねだるようにヒクついている後孔に押しあて、ゆっくりと指で押し込んでいった。
 肌に触れただけで溶け始めたチョコレートはするりと容易く中へと入り込んでいく。
「やっ!······中にっ······」
 明らかに異物と分かる触感に真尋は戸惑いを見せる。
「やだ···とっ···て······んんっ···」
 取り出して欲しいと言うが、中の体温はチョコレートを溶かし、中で壊れるのを感じとり鼻腔から甘い声が洩れる。
 熱い液体が広がっていくのが分かる。
「···な···か······熱ぃ······」
 一気にブランデーでも飲み干した時のように、躰の体温が上がっていく。
「美味しい?真尋···」
 問いかけながら、海里は再び舌を差し入れ中からとろけ出しているチョコレートを舐め取る。
「真尋のここ···甘いよ」
「···んぅっ······ゃ···だぁ······」
 そんな所に入れられたチョコレートを舐められるなんて恥しすぎる。もうやめて欲しいと言いながら背後にいる海里の方を振り返った。
 だがアルコールが回り、とろけるような瞳と力のない声は誘っているようにしか見えない。
「もう舐められるのは嫌?でも中は熱くてどうにかして欲しいんじゃない?」
 指をゆっくりと挿れていく。熱を持った内壁は、少し冷たい海里の指を欲しがるように締めつけた。
「···んんっ······」
 真尋は悩ましくも甘い声を洩らす。
 海里の言うように、中が熱くてたまらない。
「······も···味わっただろ······だから···チョコ···じゃなくて···海里の···欲しい······」
 恥じらいながらも、真尋は強請ねだる言葉を口にした。





─────────────────────



 直腸からのアルコール摂取は大変危険です。
 現実ではしないでね(^_^;)






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