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番外編
海里の過去 3 ※
しおりを挟む真尋は海里のスラックスの留め具を片手で外すと、ジッパーを下げ下着の上から膨らみを包み込むように手を這わせた。
海里がいつも自分にしている動きを思い出しながら、人差し指と中指の間に挟み混むように指を這わせ撫であげる。
軽く撫でていると、硬くなり始めていくのが指から伝わってきた。
海里の性欲を感じ、真尋もその熱にそそられるように半身にゾクリと淫らな痺れが走り唇から甘い吐息が洩れる。
「······っ」
真尋は海里の下着に手をかけると、硬く反り勃った半身が姿を現した。
真尋は躰を下へとずらし、膝を折り曲げソファーに膝をついた体制で海里の股間に顔を埋めた。
瞳の前の雄々しい陰茎に舌を這わせ下から裏筋を辿っていく。ピクッと脈打つように反応する海里自身を舌先で感じながら先まで舐めていった。
先の割れ目からは少し苦い液が滲み始めていた。
真尋は右手で軽く陰茎を握るように支え、先端の割れ目を舌先で弄りながら滲む液を舐める。
「···っ···真尋···」
欲情を高められた海里は艶のある声で真尋の名前を口にした。
その声に応えるように真尋は口を開け、海里の欲望を咥え込む。
「んぅっ······」
喉の奥いっぱいに海里を感じながら唇と舌を使い上下に動かした。
海里の唇からは快楽を抑え込むような吐息が微かに聞こえる。
「真尋···もう···離して·········」
真尋の頬に手を伸ばし触れた。
「我慢できそうにないから····真尋をもっと近くで感じさせて···」
誘われるまま真尋は海里から口を離すと、自分のスラックスに手をかけ、下着と共に左足だけ抜きさる。
右足に衣類を残したまま真尋は海里の腰を跨いだ。
真尋も海里のモノを咥えながら、中に欲しくてずっと下肢に甘い疼きを感じており、急くように海里の先端に合わせようと腰を落としながら探る。
「待って、真尋。いきなりは···」
いくら慣れていても、解さなければ傷ついてしまう。
海里は真尋の腰を掴んで止めた。
「ゃだ···少しぐらいキツくてもいいから···」
止められ、真尋は切なげな瞳で海里を見つめる。いつの間にか海里より真尋の方が求めていた。
「·········ゆっくり···出来る?」
海里は腰を掴む手の力を緩めた。
真尋はこくりと頷き、唾液と先走りの液で濡れる海里の半身に自身の息づく蕾をそっと押し当てる。そして、少しずつ先端を中に挿れていく。
だが、解されていない狭い入口は、なかなか海里を受け入れてはくれない。
真尋は深く息を吐き躰の力を抜くと、自分の体重をゆっくりとかけていった。
「ん···くっ······っつ···」
苦しい吐息の中に淫らな色香が混じり始め、真尋の硬く閉じていた蕾は次第に海里の形に会わせて開いていく。
「真尋·····大丈夫?」
少し辛そうな表情の真尋を気遣うように、海里は優しく声をかけながら右手を伸ばし頬に触れた。
「ん···」
短く返事をし、真尋は更に腰を進める。
入口の襞が広がる感覚が、海里のモノを咥え込む実感を強く感じさせた。
海里を意識した途端、躰の奥に欲情が走り、真尋の中が誘い込むように収縮を繰り返す。
「ぁっ·····んぅっ·········」
太い亀頭を呑み込んだ所で真尋はホッと息を吐く。先端が入ってしまえば、後は体重をかけながら中に挿れるのは容易だ。
真尋は躰を少し前に倒し、両手を海里の胸の上に置き躰を支える。
「海里···大好きだよ····絶対···一緒にいるから········好きになった事···後悔なんてしない。だって···最初に誘ったのは···俺でしょ?」
笑みを浮かべると、真尋は一気に腰を落とした。
「つっ──··」
息を詰め、中いっぱいに咥え込んだ海里の質量に慣れるまで浅い呼吸を繰り返す。
「真尋···」
心配そうな海里の声に「···大丈夫」と返すと、腰を緩やかに動かし始めた。
「んっ···つ······ぁっ······」
海里の先端を内壁に擦りつけるように、何度も腰を上下に動かした。前立腺が擦られる度に体内をうねる淫靡な快楽が生まれる。
「真尋···愛してる·······」
自分の上で淫らに腰を揺らす真尋の姿に欲情が込み上げ、海里は頬に触れていた手を頭部に回し、少し強引に自分の方へと引き寄せた。
荒々しく口づけ、深く舌を絡ませながら情熱的なキスを繰り返す。
「あっ···んぅ······っ···」
口づけの合間に洩れる吐息さえも飲み込むように唇を重ねた。
「···っつ······か···いり······んぅ···んっ···」
舌を絡ませると、気持ちいいのか海里を包み込む内壁がきゅっと締めつけるようにうねる。
海里は唇を離し、
「真尋···一緒に······」
と、絶頂を促すように声をかけると両手で真尋の腰を掴み下から腰を突き上げた。
「あっ··あぁっ···やっ······激し·········」
自身の体重も加わり、奥深くまで海里の欲望で穿たれる。真尋は喉を仰け反らせ淫らに喘ぎ声を洩らした。
「ンんっ···あっ··あっつ·····かい··り······も···イっちゃ···う······」
限界が近い、と真尋は微熱のこもる瞳で海里に視線を送る。
海里はその言葉に応えるように優しい瞳で真尋を見つめながら「真尋···」と愛おしそうに名前を囁き、小刻みに揺すり上げた。
「あっ··あっ···ああっ······っ!」
髪を乱し、欲情に揺さぶられるまま真尋は精を放った。同時に海里を包む内壁は欲しがるように締めつけた。
「── っく···」
短く息を飲み、海里は真尋の温かな刺激に導かれるまま、真尋の中へ熱を注ぎ込んだ。
荒々しく呼吸を繰り返す真尋の躰を引き寄せ、胸に抱きながら海里はそっと髪を撫でた。
愛される温もりを知ってしまったら
もう離してあげられない······
「後悔させないくらい愛すから···一緒にいて──··」
独り言のように小さな声で海里は囁いた。
真尋は返事の代わりに少しだけ強く海里の肩に回していた手に力を込めた。
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今回の話しも読んで下さりありがとうございます!
今年も二人の話しを書いていけたらいいな···
時々、暇潰しに覗いていただければ嬉しく思います
今年もよろしくお願いします(^_^)
(2024.01.08)
エールをありがとうございます(^_^)
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漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
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休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
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