お嬢さまは何もなさっていません。わたくしども使用人が見ておりました
わたくしども屋敷の使用人は、その一部始終を見ておりました。
料理長は厨房の窓から。馬丁は馬車の陰から。門番は門の内側から。洗濯女は物干しの向こうから。庭師は薔薇の垣根の隙間から。執事は扉の脇から。そして侍女頭のわたくしは、お嬢さまの三歩後ろから。
お嬢さまは、何もなさっていません。
ただ毎朝わたくしどもの名前を呼び、仕事を見ていてくださっただけです。
殿下のお隣に立った男爵令嬢さまは、この屋敷に三十回はいらしたのに、わたくしどもの名前を一度もお呼びになりませんでした。
「そこの女」「おい」――それだけです。
だから、証言の日にお答えするのは、わたくしどもです。
これは、お嬢さまが一言も語らない、お嬢さまのお話です。
なるほど。断罪が目的ではなく、身分の上下に関わらず人が人の名前を覚える事は、真摯にその人に向き合う誠実さを表す。そして、その誠実さが巡り巡って助けとなる。ただ事実を提示したというだけなのだとしてもということですね。深いですね。
あれだけのことをしておいて、罰が甘すぎると思います。
廃嫡せずに使用人として奉仕をするっていうのもなんかなぁ。身分があるとちゃんと仕事しないと思うし。王太子任された使用人たちも気まずいと思うし、仕事やらせ辛いと思う。
「殿下、この皿…」「お前がやっておけ」「でも…」「余計なこと言ったらクビだ」「はい…」
「殿下訪問客の…」「お前がやれ」「でも…」「帳面だけは書いてやる。俺がやってないと思われても困るしな」「やってないじゃん…」「なんか言ったか?」
こんなことやらかす可能性があると思います。監視位はしておいてほしいけど、王妃も無能だしなぁ。王太子が誕生日を忘れたってことは贈り物もしてないってことでしょ?夜会の欠席。夜会にはドレスとか贈るだろうに知らないってさぁ。
じゃあ王太子の婚約者への予算の流れは??それに夜会に出ないこと何故知らない???
まだ使用人たちを証言させたのは良かったけど、事前に知らせるから買収工作や証拠品の回収をさせる結果。王太子と男爵令嬢が馬鹿だったから自分たちで証拠品残してくれたから良かったけど、これで狡猾な奴らだったら、断罪されたのはお嬢様だったことでしょう。
まっ愛人伴って婚約者宅に31回も来る奴らだからなぁ。伯爵家はお前らの別邸やホテルじゃないんだよね。それなのに厚顔無恥にもやってのけた。王太子と男爵令嬢に罰を与えたのかもだけど、こいつら2人だけでやったことじゃないよね?買収に動いた殿下の家令や護衛騎士など、みんな同罪だよね。
イルマを雇って偽証させた男爵令嬢についても3年間の王宮出禁は甘い。王宮の社交界は出られないけどその他は行けるしね。やるなら王宮出禁と社交界への参加禁止でしょ?その前に自分より高位の貴族の家に頻繁に嫌がらせしていたのよ?親呼べよ。そして、何故男爵令嬢が王妃の横に座る??ここからして男爵令嬢への優遇が分かる。
そして偽証したイルマは牢屋行きでしょ?
いいお話だったなあ。
「そこの女」と言った男爵令嬢のことは、社交界で広まればいいと思う。王妃様の処罰は優しい。王子は1年間下働きをして何を思うのなか。名前を呼ばれないことに何を感じるのかな。
最後のページで、令嬢に救いがあってよかった。お嬢様が結婚して隣国に行っても、寂しいとは思うだろうけど、この家の人たちは、いつ里帰りしてもいいように、家を整え続けるんだろうな。
令嬢が初めて隣国の屋敷に入った時「お歌の中の人を全て覚えていらっしゃるのですね」「あなたと同じです」というやりとりがあるんだろうな。
おもしろかったです!
沙汰が甘すぎる!
廃嫡はしないってこんな性格殿下が王になったら国は終わりますね
性根が腐りきってる
男爵令嬢も3年出禁で終わり?
あと気になったのが、ここは伯爵令嬢のお屋敷ですよね?
なのになぜ殿下と阿婆擦れ段弱令嬢が我が物顔で滞在しているんだろう?家主が不在時にも
婚約者だからって家を自由に使えるの?ホテル代わりにしてる?
その事実が王妃にバレないように日誌とかを回収しようとしたのか
本当クズですね
スカッとまでは行きませんでしたが、使用人達がみんないい人で救われました
いい出会いもありましたし、大団円でしたね
楽しく拝読させていただきました
ハンナもヨナスも頑張った! 字も読めないハンナが糸を差し出す時の健気さを思うと胸が痛む。
お嬢様が初めて出した言いつけが黙っていることだなんて、辛い。いつもはお願いなのに。
男爵令嬢には、厳罰を与えて欲しい。執事さんの言うとおり、この人は使用人の顔など見ていない。
それにしても、令嬢が留守の間に人のうちで何してんの? まったく。
「馬を洗うのが好きで厩舎にいる」この言葉だけで、兄弟の信頼関係、弟の仕事人としての誠実さ、兄への思いやりがつたわってくる。
馬蹄日誌を渡したのもグッジョブでした。
それにしても、よその屋敷の使用人に「そこの女、お茶」とはよく言えたもんだ。「お茶がなんですか」と返して欲しい。「お茶を淹れてください」と言われてないんで、わっかりませーん!
先が楽しみでしょうがない!
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