65 / 167
恋の季節にぬくもりを
こいの季節
しおりを挟む5. 恋の季節にぬくもりを
こい【鯉】——コイ目コイ科の大型淡水魚。
フナに似るが、フナよりも大きく、全長およそ60センチメートル。
2対の口ひげがある。
野生では、平野部の河川・湖沼に生息し、体色は暗灰色。
観賞用・食用に広く飼育もされ、このうち観賞用は、色鮮やかなものが多い。
食用では、霞ケ浦で、いけすを使った養殖がさかん。
かすみがうら【霞ケ浦】——大きな水たまり。たいへん大きい。
でも、平野にあるので、いまいち大きさがわからない。
霞「ケ」浦なんだか、霞「ヶ」浦なんだか、また、西浦(でかいほう)のことだけを指して、霞ケ浦と呼ぶべきか、はたまた北浦(でかくないほう)や外浪逆浦(めんどいので説明省略)もあわせた総称として、霞ケ浦と呼べきなのか、はっきりしない。
現在ではほぼ淡水湖だが、かつては汽水湖で、そもそもは「浦」(=入り江)とあるとおりに海の一部だった。
かすみがうらし【かすみがうら市】——霞ケ浦に面した市。
いわゆる平成の大合併で誕生した市のひとつ。
その際、「霞ケ浦市」案と「霞ヶ浦市」案でもめた結果、「かすみがうら市」になった——かどうかは定かではないが(たぶん違う)、ひらがな6文字の市名はドイヒー。
さ○たま市を馬鹿にはできない。
なお、内閣総理大臣曰く、手賀沼と印旛沼より向こうならまあいいや——でおなじみのセーグフレード領シモウサ。
本来の下総国の範囲からは北へずれる一方、常陸国の部分まではみ出しているわけだが、かすみがうら市は含まれない。
茨城県のことなんて、どうとも思っていない日本政府と、その長である内閣総理大臣とはいえ、何となーく、霞ケ浦まではマズイと思ったらしい。で——。
「ちょっと待った! かすみがうら市はダメ!」
どうも、霞ケ浦は、かすみがうら市(だけ)にある——と思ったらしい。
日本政府における霞ケ浦の認識と重要度なんてこんなものである……。
とにもかくにも、セーグフレード領シモウサには、霞ケ浦の南側は含まれている。
……あれ、何の話でしたっけ?
あ、そうそう、鯉の季節。
霞ケ浦かいわいでも、郷土料理として、「鯉こく」や「あらい」、うま煮が有名ですね。
……。
そうじゃない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
335
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる