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第四十三夜 最期の宴 後編
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亜美が『黒猫館』のワインセラーからビンテージのワインを持ってきてくれた。
ラベルが貼られた年代ものの赤ワインだろう。
直美はそれを開けようとすると叫ぶ。
「やめてぇ! そのワインだけは許してぇ……! 許してください……」
「そういう訳にはいかないな。開けるぞ」
コルク栓を道具を使い抜いて、ワインと共に持ってきてくれたワイングラスに注いで皆で乾杯をする。
朝が来て、警察がくれば、狂った洋館から出られる──。
小杉は少し噎せてしまった。
「ゴホッゴホッ。結構、強いですね」
「小杉には早かったかもな」
俺も軽く酔いが回ってきた。
少しは気持ち良く出来るかも知れない──。
台座の上の直美の後ろに回り込むと、また執拗にふくらみを揉みしだく。
尖った乳首を親指で押し込み、また尖ると親指と人差し指で抓る。それだけなのに──
「ヒアッ!」
この反応の速さは凄まじい。俺はビンテージワインの酔いと共に精力がついてしまったのか、隆起していくのが判る。
飢えて獲物を欲しがる俺の刃物。
さあ──最期の獲物を遠慮なく喰らえ……!
乱れ牡丹という体位にして、観衆を楽しませる為に彼らの前で直美を穿つ。
逞しく隆起する息子は獲物を喰らわんと、深く──深く──侵入する。
ワインを傾けながら鳴川は唇を笑みにして愉しんでいた──。さながら見世物小屋にて高みの見物をする観衆のように。
小杉も注目している。直美の憐れにも見える狂乱する姿を見つめる。
だが──観られている行為に直美は、更に花びらを収縮させて悦んでいた。
「嬉しいっ──もっと観てぇ! もっと私を観てぇ! 恥ずかしい私を観てぇ!」
「ほら──腰を振って、観衆を愉しませろ、直美」
「アアン! イイッ! 気持ちいいっ─気持ちいいっ──! 旦那様の接吻をください……」
「ハアッ…はウッ……ンンッ……どうだ?」
「もっと思い切り深く──旦那様」
俺達は深く、深く接吻をする。お互いを貪り食うみたいに──。両手はふくらみを揉みほぐし、花びらの芯を擦る。
もうぐちゃぐちゃだ。何の液体だか判らないな──。
周囲の観衆は過熱する俺達を煽る事を忘れない。
「いいぞ! もっとやれ!! 直美の乱れた姿、いい肴になるぜ」
「だってさ。直美──御礼は?」
「あ、ありがとうございます」
「いい子だ。もっと深くいってあげよう」
「ひあああっ──! 子宮まで来てるぅ!」
俺達が繋がる所からは真っ白な白濁液や透明な愛液がとめどなく流れる。
怒張するそこは血流が集中してきているのが判る──。ああ──なんて気持ちいい快楽だ。
俺ももう本能で交わり、逝くのを我慢して、快楽が膨らむのを待っている。
この階段を登るような段階的な快楽は気持ちいい──!
我慢汁が花びらから漏れる──。
観衆は俺に言った。
「松下。あまり我慢するなよ。たっぷりと注いでやれよ」
「ソコも苦しそうです」
「アウッ…はウッ…そ、そうだな──一発目、イクか」
「アウッ! 旦那様ぁ! 凄く熱いっ!」
「……はぁ……はぁ……」
早々に花びらから抜いて、暫くの間は休まないとな──。
ソファにどっかり腰を下ろすと、こいつを蹂躙したい奴を訊く。
「直美はまだ満足してないな。次の恨みのある奴にさせてやるよ」
「じゃあ──俺だ」
ビンテージワインで適度に酔いが回って、服を脱いで、獣で喰らいたい──。
彼は台座に上がると立ち姿のままで、口戯の強要をする。
「大好きなんだろう? 大きくて、硬いの」
直美の黒髪を掴み、強引に頬張らせる。
「ンンッ……んふぅ!」
そして腰を動かして、彼女の口の中で暴れた。
直美が涙目になって鳴川を見つめる──。
だが──彼はもっと催促する。
「きちんと舌も使えよ! 裏の袋も、筋も、先端も、お前の口でやれ!」
「鳴川の奴もサディスティックな男だな」
「凄いです、鳴川さん」
ソファで休む松下に、小杉は自分自身はどうすればいいのか聞いた。
「僕はどうしようかな?」
「いっその事、胃の中のものが戻るくらいにお前の精をぶち撒けてやれよ」
「それとも最期だし、三人でやるか?」
「台座だと狭いからソファでやりませんか?」
直美の顔を観たら鳴川の白濁液でドロドロに汚されている──。
俺は亜美に頼む。
「亜美。足首の枷を外してあげてくれ。もう拘束はいいだろう」
「は、はい」
鉄の枷独特の金属が擦れ合う冷たい音が響く。
そして両手両足が自由になった直美を松下がきちんと抱き上げでソファに腰をかけさせると、あの地下でさせられたように三人の男達が彼女を見下ろしていた──。
直美は最早、恐怖心とやがて来る快楽に狂っていたのであった──。
既に松下に男の求め方を教えて貰ったのか、直美は大股を開き、花びらを見せて、自分から欲しがった。
「皆さんのアレを沢山ください。もう待ちきれないの。一杯ご奉仕をしますから遠慮なく穿ってぇ!」
「さて。誰が一番手にする?」
「小杉。最初にやらせてやるよ。遠慮なく突っ込んでやれ」
「いや~、あれだけ観たのに勃っていないんですよ」
「フルコースを堪能出来るじゃないか? 出してみろよ」
小杉は黒いズボンからまだ大人しい息子を出す。そして直美の口へ近づけると、まるで蛇のように直美が躊躇うこともなく頬張る。
そしてきちんと手や舌や顔の使い一生懸命に口戯を施してくれた。
「あっ──」
小杉が切なく喘いで、目を閉じた。
端正ではないが味のある若者の顔が快楽に歪み、その黒髪を掴んで固定した。
直美が涙目で頬張り奉仕を始めると、今度は三人の黒猫のような男達が、その精を喰らおうと集まりそれぞれが欲望のままに玩弄する──。
鳴川は大股開きの花びらへ己の舌を這わして、黒猫が水を舐めるように、女の愛液を舐める。
松下は小杉の口戯を見物しながら、乳首を手で弄る。尖る乳首を押し込んで凹ませたり、また隆起する乳首を噛んだり、微妙な快感を与える。
直美は苦しそうに呻くが口戯を止めようとはしない。
段々と興奮して小杉が奮起していく。
彼が自分もされた性器を口の奥へ押し込む遊戯をした。
いきなりグイッと直美の口の喉まで当たるようにいきり勃つ息子を押し込んだ。
「んん──!!」
「小杉にされたのがショックか? 直美。お前が嘗てやっていた事なんだよ──?」
松下は直美の身体を弄りながら淡々と話す。
「今夜はお前が俺達へした事をきちんと御礼返ししてやるから覚悟しておけ──!」
今夜の宴はまだ続く。彼らの激情が鎮まるまで──長い夜が始まる。
ラベルが貼られた年代ものの赤ワインだろう。
直美はそれを開けようとすると叫ぶ。
「やめてぇ! そのワインだけは許してぇ……! 許してください……」
「そういう訳にはいかないな。開けるぞ」
コルク栓を道具を使い抜いて、ワインと共に持ってきてくれたワイングラスに注いで皆で乾杯をする。
朝が来て、警察がくれば、狂った洋館から出られる──。
小杉は少し噎せてしまった。
「ゴホッゴホッ。結構、強いですね」
「小杉には早かったかもな」
俺も軽く酔いが回ってきた。
少しは気持ち良く出来るかも知れない──。
台座の上の直美の後ろに回り込むと、また執拗にふくらみを揉みしだく。
尖った乳首を親指で押し込み、また尖ると親指と人差し指で抓る。それだけなのに──
「ヒアッ!」
この反応の速さは凄まじい。俺はビンテージワインの酔いと共に精力がついてしまったのか、隆起していくのが判る。
飢えて獲物を欲しがる俺の刃物。
さあ──最期の獲物を遠慮なく喰らえ……!
乱れ牡丹という体位にして、観衆を楽しませる為に彼らの前で直美を穿つ。
逞しく隆起する息子は獲物を喰らわんと、深く──深く──侵入する。
ワインを傾けながら鳴川は唇を笑みにして愉しんでいた──。さながら見世物小屋にて高みの見物をする観衆のように。
小杉も注目している。直美の憐れにも見える狂乱する姿を見つめる。
だが──観られている行為に直美は、更に花びらを収縮させて悦んでいた。
「嬉しいっ──もっと観てぇ! もっと私を観てぇ! 恥ずかしい私を観てぇ!」
「ほら──腰を振って、観衆を愉しませろ、直美」
「アアン! イイッ! 気持ちいいっ─気持ちいいっ──! 旦那様の接吻をください……」
「ハアッ…はウッ……ンンッ……どうだ?」
「もっと思い切り深く──旦那様」
俺達は深く、深く接吻をする。お互いを貪り食うみたいに──。両手はふくらみを揉みほぐし、花びらの芯を擦る。
もうぐちゃぐちゃだ。何の液体だか判らないな──。
周囲の観衆は過熱する俺達を煽る事を忘れない。
「いいぞ! もっとやれ!! 直美の乱れた姿、いい肴になるぜ」
「だってさ。直美──御礼は?」
「あ、ありがとうございます」
「いい子だ。もっと深くいってあげよう」
「ひあああっ──! 子宮まで来てるぅ!」
俺達が繋がる所からは真っ白な白濁液や透明な愛液がとめどなく流れる。
怒張するそこは血流が集中してきているのが判る──。ああ──なんて気持ちいい快楽だ。
俺ももう本能で交わり、逝くのを我慢して、快楽が膨らむのを待っている。
この階段を登るような段階的な快楽は気持ちいい──!
我慢汁が花びらから漏れる──。
観衆は俺に言った。
「松下。あまり我慢するなよ。たっぷりと注いでやれよ」
「ソコも苦しそうです」
「アウッ…はウッ…そ、そうだな──一発目、イクか」
「アウッ! 旦那様ぁ! 凄く熱いっ!」
「……はぁ……はぁ……」
早々に花びらから抜いて、暫くの間は休まないとな──。
ソファにどっかり腰を下ろすと、こいつを蹂躙したい奴を訊く。
「直美はまだ満足してないな。次の恨みのある奴にさせてやるよ」
「じゃあ──俺だ」
ビンテージワインで適度に酔いが回って、服を脱いで、獣で喰らいたい──。
彼は台座に上がると立ち姿のままで、口戯の強要をする。
「大好きなんだろう? 大きくて、硬いの」
直美の黒髪を掴み、強引に頬張らせる。
「ンンッ……んふぅ!」
そして腰を動かして、彼女の口の中で暴れた。
直美が涙目になって鳴川を見つめる──。
だが──彼はもっと催促する。
「きちんと舌も使えよ! 裏の袋も、筋も、先端も、お前の口でやれ!」
「鳴川の奴もサディスティックな男だな」
「凄いです、鳴川さん」
ソファで休む松下に、小杉は自分自身はどうすればいいのか聞いた。
「僕はどうしようかな?」
「いっその事、胃の中のものが戻るくらいにお前の精をぶち撒けてやれよ」
「それとも最期だし、三人でやるか?」
「台座だと狭いからソファでやりませんか?」
直美の顔を観たら鳴川の白濁液でドロドロに汚されている──。
俺は亜美に頼む。
「亜美。足首の枷を外してあげてくれ。もう拘束はいいだろう」
「は、はい」
鉄の枷独特の金属が擦れ合う冷たい音が響く。
そして両手両足が自由になった直美を松下がきちんと抱き上げでソファに腰をかけさせると、あの地下でさせられたように三人の男達が彼女を見下ろしていた──。
直美は最早、恐怖心とやがて来る快楽に狂っていたのであった──。
既に松下に男の求め方を教えて貰ったのか、直美は大股を開き、花びらを見せて、自分から欲しがった。
「皆さんのアレを沢山ください。もう待ちきれないの。一杯ご奉仕をしますから遠慮なく穿ってぇ!」
「さて。誰が一番手にする?」
「小杉。最初にやらせてやるよ。遠慮なく突っ込んでやれ」
「いや~、あれだけ観たのに勃っていないんですよ」
「フルコースを堪能出来るじゃないか? 出してみろよ」
小杉は黒いズボンからまだ大人しい息子を出す。そして直美の口へ近づけると、まるで蛇のように直美が躊躇うこともなく頬張る。
そしてきちんと手や舌や顔の使い一生懸命に口戯を施してくれた。
「あっ──」
小杉が切なく喘いで、目を閉じた。
端正ではないが味のある若者の顔が快楽に歪み、その黒髪を掴んで固定した。
直美が涙目で頬張り奉仕を始めると、今度は三人の黒猫のような男達が、その精を喰らおうと集まりそれぞれが欲望のままに玩弄する──。
鳴川は大股開きの花びらへ己の舌を這わして、黒猫が水を舐めるように、女の愛液を舐める。
松下は小杉の口戯を見物しながら、乳首を手で弄る。尖る乳首を押し込んで凹ませたり、また隆起する乳首を噛んだり、微妙な快感を与える。
直美は苦しそうに呻くが口戯を止めようとはしない。
段々と興奮して小杉が奮起していく。
彼が自分もされた性器を口の奥へ押し込む遊戯をした。
いきなりグイッと直美の口の喉まで当たるようにいきり勃つ息子を押し込んだ。
「んん──!!」
「小杉にされたのがショックか? 直美。お前が嘗てやっていた事なんだよ──?」
松下は直美の身体を弄りながら淡々と話す。
「今夜はお前が俺達へした事をきちんと御礼返ししてやるから覚悟しておけ──!」
今夜の宴はまだ続く。彼らの激情が鎮まるまで──長い夜が始まる。
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