蝋が消えるその日まで

それは脆く、しかし、輝く炎の源となり、幻のように消えていく。

その炎は小さく、強い風が吹けば、簡単に消えてしまうだろう。

それにも色んな形や個性が存在する。大きく逞しいのもあれば、小さく、貧弱なものもある。

しかし、何かをきっかけに、それが変わる事だってある…しかし、限度も存在する。

残り少ないそれで、一体何をするのだろうか。

何も出来ないかもしれない。

それが当たり前なのかもしれない。

人は、与えられた運命にしか従えない蝋燭のようなのかもしれない。
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