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あれから1年
「じゃあタール様。行ってきま~す。」
「待って。シュルク。どこいくつもり?」
「遊学に行くの。ここの気候よりも私の体調に適しているんだって。父様が用意してくれたの。」
「…本当に行くの?」
タール様…そんな目をしないで…
「外に出なかったから私の体はかなり弱ってしまったの。だからその体の為にもね?」
「分かった。行っておいで。元気になったら戻ってきてね。」
「分かってるわ。私にとってここが家だもの。」
私は数人のメイドを連れ遊学先へと向かった。
遊学と言っているが本当は…人質だ。
タール様には黙っていたけど遊学先とこの国の友好関係を築くために人質は必要なんだ。
タール様はたった1人しか居ない王子様だし…
てことで私が行くことになったんだ
ごめんなさい
タール様…
私じゃない他の方を探してね
私はもう帰れない可能性の方が高いから
さようなら…
タール様
「じゃあタール様。行ってきま~す。」
「待って。シュルク。どこいくつもり?」
「遊学に行くの。ここの気候よりも私の体調に適しているんだって。父様が用意してくれたの。」
「…本当に行くの?」
タール様…そんな目をしないで…
「外に出なかったから私の体はかなり弱ってしまったの。だからその体の為にもね?」
「分かった。行っておいで。元気になったら戻ってきてね。」
「分かってるわ。私にとってここが家だもの。」
私は数人のメイドを連れ遊学先へと向かった。
遊学と言っているが本当は…人質だ。
タール様には黙っていたけど遊学先とこの国の友好関係を築くために人質は必要なんだ。
タール様はたった1人しか居ない王子様だし…
てことで私が行くことになったんだ
ごめんなさい
タール様…
私じゃない他の方を探してね
私はもう帰れない可能性の方が高いから
さようなら…
タール様
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