弟妹たちよ、おれは今前世からの愛する人を手に入れて幸せに生きている〜おれに頼らないでお前たちで努力して生きてくれ〜
学校行事の途中。思わぬ事故で異空間を流されてしまった亜樹は、異世界へと辿り着き公子と呼ばれるべき立場の王子に保護される。
一方で亜樹の行方を追って地球から異世界へと旅立つ者もいた。
ふたりの出逢いは世界を揺るがす鍵になるか?
一方で亜樹の行方を追って地球から異世界へと旅立つ者もいた。
ふたりの出逢いは世界を揺るがす鍵になるか?
序章
第一章 異世界召喚
第二章 森と湖の国
第三章 封印の鍵、守護の星
第四章 風神エルダの末裔
第五章 望まない現実
第六章 異邦人
第七章 双子の光と影
第八章 伝説の彼方に
第九章 邂逅のとき
第十章 水神マルス
第十一章 それぞれの代償
幕間 始まりの出逢い
第十二章 幻想と現実の狭間で
第十三章 禁断の果実
第十四章 たったひとつの真実
第十五章 CECIL
第十六章 水の神殿
第十七章 光の神子
第十八章 至上の座を継ぐもの
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そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
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「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
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