錦の魚はコイをする。
【人外×平凡男子】
何をやっても少しずつ上手くいかない、地味で平凡なサラリーマン・生駒和泉(25)。
幼い頃、和泉には“半人”のパートナーとして、一匹の小さな錦鯉がいた。
けれど和泉は、「自分なんかが育てれば不幸にする」と怯え、
その子を誰にも言わず川へ捨ててしまう。
――そして大人になったある日。
和泉の前に現れたのは、
危うい雰囲気を纏った、美しく不穏な一人の男だった。
「久しぶりやなぁ、和泉。やっと見つけた。」
それは、あの日捨てたはずの魚。
龍となって、和泉に会いに帰ってきた“錦”だった。
優しく、甘く、穏やかに。
けれど確実に逃げ道を塞いでくる彼に、
和泉は罪悪感ごと絡め取られていく。
これは、
捨てたはずの過去に、優しく飼い直される話。
※R15
2話にて、接触を伴う不穏・執着表現を含みます。
▼同世界線シリーズ
本作は、
• 『キミが、僕を選ぶまで』
• 『キミが、僕を喰らうまで』
• 『――今、君に流れ落ちる』
と同じ**“半人シリーズ”世界線**のお話です。
本作単体でも読めますが、
人外×平凡男子/執着・不穏・少し歪んだ関係性がお好きな方は、
他作品もあわせて楽しんでいただけると嬉しいです。
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