先生と僕の一ヶ月

人の余命が視《み》えてしまう僕は
小さい頃から一人でいることが多かった。

時が経ち、大学生になった今でも
”知人“と呼べる人は何人かいても
”友人“や”恋人“と呼べる人はいなかった。

そんななか、毎日同じ電車に
乗ってく男性がいた。

彼は僕を知らないだろうけど
僕は彼を知っていた。

なぜなら、彼は僕が通う
大学の講師だから。

名前は完甘棗(ししかいなつめ)。 

余命は後一ヶ月。

僕は密かに完甘先生に恋心を抱いている。
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