私を悪女と呼んだ貴方へ〜それなら本気で悪女というものを教えて差し上げますわ〜
しかも傍の男爵令嬢を抱き寄せ、ラズベリーを悪女と罵った。
貴方、いつから私の婚約者になりましたの?
しかも、悪女ですって?ならば、本当の悪女とはどういうものかよぉく教えて差し上げましょう。
【妄想設定】
・ラズベリー・ヴァイオレット
ヴァイオレット伯爵家の長女。
髪と瞳の色は、紫寄りの赤色。
婚約者は……
自衛程度に剣技を身に着けている。
魔法の腕は現役魔法士に肉薄する。
・アプリコット・ヴァイオレット
ヴァイオレット伯爵家の次女。
髪と瞳の色は、黄色寄りのオレンジ色。
婚約者はローガンだが、解消が決定済み。
剣の腕は師範代レベル。
誤認逮捕で、騎士を数人病院送りにしたことがある。(その騎士たちは減給処分になった)
まさか、この公爵家次男は婚約を破棄しても継ぐ爵位があると思ってるの?
冒頭で主人公ちゃんが言ってるじゃん「婿入り先がなければ、なれても騎士爵」と。
そりゃ、名門の公爵家なら空き爵位の一つや二つあるだろうが、件の孺子は伯爵令嬢の婿予定だろ?
実家に空き爵位があるなら次男を婿入り要員にはしないだろ。
次男を婿入り要員にしていると言う事は次期公爵の長男が頑強である事が確定してスペア指定を解除された、しかし、空き爵位がない上、かといって次期公爵の補佐にするには実力不足すぎたので種馬要員になった、というところか。
自分を取り巻く状況を把握せずに婚約破棄するなど、勇気を通り越して蛮勇の類いだろうに。
空き爵位がなければ不妊処置をした上で平民直通コースだよな。わざわざ、天一坊を量産して平地に乱を起こす必要もないしな。
【妄想劇場】
卒業パーティの数日前……
「あの男、もうやだ!!」
「アプリ、はしたなくてよ」
「いいもん!あんな男と結婚するくらいなら平民になってやる!」
激昂しているのはアプリコット、母親は宥めようとして失敗していた。
「公爵から土下座されてまで望まれた縁談だが、断るとするか」
「ホント?お父様?」
「本当だ。私もローガン坊の振る舞いには胃を痛める事が多いからな。
あれが我が家の次期夫君など……」
そして現在、伯爵からの文が公爵の手に届いたところであるが、まさにこの時、ローガンはやらかしていた。
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