悪役令嬢?寝言は寝て言え〜全員揃って一昨日来やがれ〜
それが、私の新たな名前。
大人気ラノベの『君に恋したあの場所で』通称キミコイの悪役令嬢であるアレーシア。
確かにアレーシアは、ラノベの中では悪役令嬢だった。
婚約者と仲の良い聖女である平民のヒロインを虐め倒すのがアレーシア。
でも元日本人、そしてキミコイを知っている私がアレーシアになった時点で、物語通りに進むわけないでしょ?
【続・妄想劇場】
パパ公爵「……と言う風に、こちらの掲示したデタラメなアリバイに対し、娘がマルチナ嬢を虐げたとされる日付が、七転八転九転と変わりましてね。
終いにはマルチナ嬢御本人が風邪で寝入っていた日付や、未来の日付まで出てきました。
殿下に選ばれたとは言え、後の王妃があれでは……」
国王「……もう許して……」
王太子や私に敵意
あれ?王太子は一応臣下として守りたいってこと?
とりあえず、正式に公爵家から某伯爵家に苦情のお手紙はあったほうがいいよね…。
両親がマトモなら娘を諌めるはずだし、そうなればそうそう突っかかってこないんじゃないかな?
伯爵夫人「公爵夫人からわざわざ順番を譲って頂いたからこそ得たご縁なのに恩を仇で返すなんて、そんな娘に育てた覚えはあません!あのお茶会後直ぐに公爵令嬢の婚約も整ったから元々候補に挙がる予定もなかったでしょうに冤罪なんて、なんてことを!」
ぐらいは説教してほしいなぁ…。
【妄想劇場】
パパ公爵「さて、うちの娘はいつご令嬢を虐げたのですかな?」
マルチナ「◯月◯日ですわ(うるうる)」
ママ夫人「あら?その日は私たち◯◯領へ家族旅行に行ってましたの。伯爵家はこの1年、王都を出ておられないと聞きましたが?」
マルチナ「違いました、□日ですわ(うるうる)」
お兄さま「その日は王宮で王子妃教育ではなかったかな?
妹はその日、王宮に出向いていないはずだけど」
伯爵:ガタガタブルブル
【妄想劇場〜嬉し恥ずかし】
イアンが承諾したことで、メイドはホッと……いや、ホーーーーっと息を吐いた。
昨夜、彼女は見てしまった。
奥様がハサミの刃を砥石で研いでいたところを……。
『ウチのコを拒否するならコレで……うふふふふふふふ……』
こっそり去ろうとしたけれど、いつの間にか奥様が背後に……。
『アナタは何も見ていない……良いわね?』
私は全力で、首肯した。
あなたにおすすめの小説
妹に王太子妃教育を譲れと言われたので譲りました。ですが三日後、王宮の予定表が真っ白になったそうです
月白ゆいか
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
〈完結〉【書籍化&コミカライズ】悪妃は余暇を楽しむ
ごろごろみかん。私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
願いの代償
らがまふぃん
〔完結〕夫の幼馴染が「あなたと結婚できなかった」と泣いた日、私は公爵夫人をやめると決めました
柴田はつみ
「側妃を迎える。準備は王妃府で」そう告げた王は、二ヶ月後、王座を失いました
さんけい