銀世界にて、啼く

 声が聞こえた。私を呼ぶ声だ。
 声の主は随分と遠くに居た。あまりにも煩いから私はその喉を締め上げに行くこととした。

 雪深い山の中で、仕えるべき魔女を求めている烏。
 雪深い山の中で、仕えるべき魔女に逢う前に落ちた烏。
 意志を持つ大雪が烏を飲み込もうとしていた。

 これは、喧しい烏が魔女を見つけた物語の裏側。
 

 
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