消失病 ~キミが消えたあの夏の日~

※第11回ドリーム小説大賞 特別賞受賞

記憶と体が消失していき、最後にはこの世から消えていなくなる奇病。それが『消失病』だ。

高校生の蓮は姉を事故で亡くす。悲しみに暮れる蓮だったが、地元の海で溺れかける少女を助ける。彼女の名前はサキ。彼女の手は透明で透けている。サキは消失病に侵されていた(Side-A)。

サキとのサーフィン交流を経て、前を向いていく元気をもらった蓮。
そんな彼の『たった一つの秘密』が、幼なじみの美波の恋心をキリキリと締めつける(Side-B)。

人が簡単に消える優しくない世界で起きる、少しだけ優しい物語。
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