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第二章 黒煙
第十九話 形見
子供達は疲れていたので食べ物を食べさせてテントで眠ってもらっている。護衛にモナーナとミスリーをつけておいた。
「やっぱり、大人の人達はみんな・・」
少年たちの話を聞いて、僕はロドフと共にゴブリン村を探索した。ゴブリン村の一番大きな家から地下に入れる洞窟のような物が隠し扉で隠されていてロドフがそれに気付いたんだ。流石ワーウルフだね。
洞窟の中は人が二人、交差できるほどの通路になっていて奥に進むと広間が姿を現した。その広間には多くの服が乱雑に積み上げられていて吐き気をもようすような血の匂いが充満していた。この匂いは僕がワーウルフを剣で倒した時をおもいだすものだった。
「これは」
僕は服の山の横に集められていた小物を見つけた。この中にみんなの両親の物があるかもしれない。僕はすべてアイテムバッグの中に入れていく、形見になる物があるのとないのとじゃ、これからのあの子達には大きく違うから・・。
僕の両親は何も残してくれなかった。それがなくても僕は強く生きてきたつもりだけど、やっぱり、あるのとないのとじゃ大きく違う。僕はあの子達には形見をもって強く生きてほしいと思うんだ。
アイテムバッグには多くの小物や装飾品が入った。この中にあの子達の両親の物があればいいけど。
僕とロドフは洞窟を出ると洞窟を壊して二度と使えないようにした。村も焼け払い、ただの平地にしていく。
アイテムバッグから僕は木の苗を取り出した。名前はレインツリーってなっているんだけどどういう木かはわからない。だけど、この名前を見た瞬間に決めました。この地に涙が流れたって、忘れないようにこの木を植えることにしたんだ。
同じ苗木を5本、円を描くように植えていく。最後に水をかけるとポンッと苗が花を咲かせて僕の期待に答えたようだった。
「この地を守ってね。彼らの両親が眠る地だから」
僕は微笑んで苗木に語った。苗木たちは左右に揺れてまるで僕のいっている事が分かるようだった。僕は苗木にお辞儀をしてみんなの所に戻ることにした。ロドフはその様子をみて僕の真似をしている。あの風格で子供っぽいから何だかギャップが凄いけどやっぱりまだ生まれたばかりって感じで可愛い。
テントの前に戻るとモナーナが心配そうに見つめてきた。モナーナに形見になりうるものがあった事を親指を立てて合図するとモナーナはホッと胸を撫でおろした。モナーナはお父さんのティーセットを持っている。やっぱり、ああいった形見や場所って言うのは必要なんだよね。
彼らの村は悲惨な状況なようだ。火がかけられて村は跡形もなく消えてしまったんじゃないかと子供達は言っていた。これで形見が無かったら彼らを支える物がなくなっちゃうんだ。この中に形見がある事を祈るばかりだ。
「ルーク・・」
「どうしたの?モナーナ」
僕とモナーナはたき火を囲んで椅子に座る。椅子も僕が作っておいたのでとても丈夫です。隣り合って座っているので手が触れる場所にモナーナも座ってる。
「私、うまくできたかな?」
モナーナはそう言って首を傾げた。モナーナには防御をしてもらったわけだけど何も問題はなかったから大丈夫でしょ。
「うん、よくやったと思うよ。予定と違って僕が全部倒しちゃったけど」
「ふふ、あんな魔法初めて見たけどね」
モナーナは笑って僕の言葉に答えた。確かに光の球を動かしただけだから、あの魔法に名前はないんだよね。この世界にまだない魔法って事になるかもしれない。モナーナだから見せれたけど、他ではあんまり使わないようにしよう。
「でも、あの子達を助けられてよかったね」
「あと一日もしたらたぶん・・・」
「本当に良かった」
僕らがあのキウイ村にいなかったら10人もの子供達が死んでいたんだ。もっと早くに来れていればもっと多くの人を助けられたんだろうけど。今は、子供達を助けられた事を何よりも喜ぼう。
「あの子達の形見があるといいね」
「そうだね」
モナーナもそれが気がかりだったんだと思う。多くの小物があったけどその中にあるだろうか。
形見になりうるアイテムはどれも綺麗だった。乱雑に扱われていたにしてはであるけど。
僕は形見になりうるアイテム達を洗っていく。僕の水魔法で出した水の球がアイテムを含むと回転してアイテムが浄化されて行く。アイテム全部を洗い終えると種類で籠に入れていく、首飾りと腕輪、それに指輪が多くあって何だか涙が出そうになる。
「大丈夫?」
「え?あ、何だか悲しくなってきちゃってさ」
やっぱり、肉親の死って悲しいよね。それに向き合わないといけないなんて、あの子達には厳しい試練かもしれないよね。
「ルーク、悲しまないで。ルークが悲しいと私やニャムが悲しむから」
「・・うん、大丈夫だよ。エリントスのみんなは元気にしてるかな?」
僕は涙を拭ってエリントスを想った。僕の故郷はリバーハブ村だけど、本当の故郷はエリントスだと思ってる。あそこでは色んなことがあったからね。リバーハブ村では良い事は数えるほどだったけどエリントスじゃ無限に近いほどの楽しい事があった。早く帰りたいな~。
「やっぱり、大人の人達はみんな・・」
少年たちの話を聞いて、僕はロドフと共にゴブリン村を探索した。ゴブリン村の一番大きな家から地下に入れる洞窟のような物が隠し扉で隠されていてロドフがそれに気付いたんだ。流石ワーウルフだね。
洞窟の中は人が二人、交差できるほどの通路になっていて奥に進むと広間が姿を現した。その広間には多くの服が乱雑に積み上げられていて吐き気をもようすような血の匂いが充満していた。この匂いは僕がワーウルフを剣で倒した時をおもいだすものだった。
「これは」
僕は服の山の横に集められていた小物を見つけた。この中にみんなの両親の物があるかもしれない。僕はすべてアイテムバッグの中に入れていく、形見になる物があるのとないのとじゃ、これからのあの子達には大きく違うから・・。
僕の両親は何も残してくれなかった。それがなくても僕は強く生きてきたつもりだけど、やっぱり、あるのとないのとじゃ大きく違う。僕はあの子達には形見をもって強く生きてほしいと思うんだ。
アイテムバッグには多くの小物や装飾品が入った。この中にあの子達の両親の物があればいいけど。
僕とロドフは洞窟を出ると洞窟を壊して二度と使えないようにした。村も焼け払い、ただの平地にしていく。
アイテムバッグから僕は木の苗を取り出した。名前はレインツリーってなっているんだけどどういう木かはわからない。だけど、この名前を見た瞬間に決めました。この地に涙が流れたって、忘れないようにこの木を植えることにしたんだ。
同じ苗木を5本、円を描くように植えていく。最後に水をかけるとポンッと苗が花を咲かせて僕の期待に答えたようだった。
「この地を守ってね。彼らの両親が眠る地だから」
僕は微笑んで苗木に語った。苗木たちは左右に揺れてまるで僕のいっている事が分かるようだった。僕は苗木にお辞儀をしてみんなの所に戻ることにした。ロドフはその様子をみて僕の真似をしている。あの風格で子供っぽいから何だかギャップが凄いけどやっぱりまだ生まれたばかりって感じで可愛い。
テントの前に戻るとモナーナが心配そうに見つめてきた。モナーナに形見になりうるものがあった事を親指を立てて合図するとモナーナはホッと胸を撫でおろした。モナーナはお父さんのティーセットを持っている。やっぱり、ああいった形見や場所って言うのは必要なんだよね。
彼らの村は悲惨な状況なようだ。火がかけられて村は跡形もなく消えてしまったんじゃないかと子供達は言っていた。これで形見が無かったら彼らを支える物がなくなっちゃうんだ。この中に形見がある事を祈るばかりだ。
「ルーク・・」
「どうしたの?モナーナ」
僕とモナーナはたき火を囲んで椅子に座る。椅子も僕が作っておいたのでとても丈夫です。隣り合って座っているので手が触れる場所にモナーナも座ってる。
「私、うまくできたかな?」
モナーナはそう言って首を傾げた。モナーナには防御をしてもらったわけだけど何も問題はなかったから大丈夫でしょ。
「うん、よくやったと思うよ。予定と違って僕が全部倒しちゃったけど」
「ふふ、あんな魔法初めて見たけどね」
モナーナは笑って僕の言葉に答えた。確かに光の球を動かしただけだから、あの魔法に名前はないんだよね。この世界にまだない魔法って事になるかもしれない。モナーナだから見せれたけど、他ではあんまり使わないようにしよう。
「でも、あの子達を助けられてよかったね」
「あと一日もしたらたぶん・・・」
「本当に良かった」
僕らがあのキウイ村にいなかったら10人もの子供達が死んでいたんだ。もっと早くに来れていればもっと多くの人を助けられたんだろうけど。今は、子供達を助けられた事を何よりも喜ぼう。
「あの子達の形見があるといいね」
「そうだね」
モナーナもそれが気がかりだったんだと思う。多くの小物があったけどその中にあるだろうか。
形見になりうるアイテムはどれも綺麗だった。乱雑に扱われていたにしてはであるけど。
僕は形見になりうるアイテム達を洗っていく。僕の水魔法で出した水の球がアイテムを含むと回転してアイテムが浄化されて行く。アイテム全部を洗い終えると種類で籠に入れていく、首飾りと腕輪、それに指輪が多くあって何だか涙が出そうになる。
「大丈夫?」
「え?あ、何だか悲しくなってきちゃってさ」
やっぱり、肉親の死って悲しいよね。それに向き合わないといけないなんて、あの子達には厳しい試練かもしれないよね。
「ルーク、悲しまないで。ルークが悲しいと私やニャムが悲しむから」
「・・うん、大丈夫だよ。エリントスのみんなは元気にしてるかな?」
僕は涙を拭ってエリントスを想った。僕の故郷はリバーハブ村だけど、本当の故郷はエリントスだと思ってる。あそこでは色んなことがあったからね。リバーハブ村では良い事は数えるほどだったけどエリントスじゃ無限に近いほどの楽しい事があった。早く帰りたいな~。
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