国賊の騎士 ~祖国に見捨てられた騎士は、敵国の王子に溺愛される~
男として育てられ、国のために剣を振るってきた王国騎士団副隊長リゼルヴェルは、ある戦場で敵国の第一王子であるアルベルトと対峙し、奮戦の末に敗れて囚われの身となった。
そこで女であることを知られたリゼルヴェルに、アルベルトが告げたのは思いもよらぬ言葉だった。
「俺の侍女になれ」
敵国の王子に仕えることになったリゼルヴェルは隙あらば命を狙いながらも、少しずつアルベルトと過ごす日々に慣れていった。
しかし、そんな彼女のもとへと届いたのは祖国からの一通の命令書だった。
―――アルベルトを殺し、祖国へと帰還せよ。
家のため、国のために生きてきた彼女が最後に選ぶのは忠誠か、それとも自分自身の未来か。
これは誰かのために生きることしか知らなかった一人の少女が、初めて自分の意思で人生を選ぶ物語。
※短編作品です
そこで女であることを知られたリゼルヴェルに、アルベルトが告げたのは思いもよらぬ言葉だった。
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