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第3章 王国開拓【改造】
第39話 英雄達の目標(地獄行き)
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宮本武蔵と佐々木小次郎とアキレウスとヘクトルとアーサー王とアレキサンダー大王とトリスタンは異世界訓練場、いや異世界体験マシーンを使って訓練していた。
次から次へと迫りくるゴブリンの山、片端からそれぞれの武器で駆逐していく姿はもはや鬼神の如くだった。
宮本武蔵の二刀流は戦えば戦う程切れ味がまし、佐々木小次郎の長刀は遠く離れた敵を狙い定め、斬撃を飛ばす事に特化していく。アキレウスの剣は力の剣のように力任せと技術がおりまぜ、ヘクトルは俊敏に動く。アーサー王のエクスカリバーは魔法の光を帯びて、魔法の力を引き出しゴブリン達を一気に破壊しつくす。
アレキサンダー大王は鎧の軍勢を率いて的確な指示を飛ばし、トリスタンは弓矢でゴブリンの頭を的確に命中させる。
後から源義経が加わり草薙の剣でゴブリンの首を両断している。
まるでゼリーを斬るような両断の仕方だった。
8名の英雄はある事を決めて、やり遂げようとしている。
それは地獄に行く事だった。
ハデスの腕輪には地獄に行く方法と地獄から仲間を連れだす方法がある。
「そうさ、俺達はあいつらを蘇らせる事が出来る」
「だな、武蔵」
宮本武蔵と佐々木小次郎が戦い始める。
2人の戦いは演舞のようになっていた。
「あいつらはきっと生きているさ」
「だな、ギリシャ戦争で生き残って、オデッセウスの爺には文句言いたいがな」
ヘクトルとアキレウスが叫び。
「マーリンは生きてるだろうか」
「きっと他のメンバーもだよ」
アーサー王とトリスタンが囁き。
「平清盛、敵だったが、今あなたが必用だ」
源義経が空を見上げる。どこぞの異世界の。
【大丈夫だマーリンは生きているぞ、どうやらブァイガスタ帝国に英雄を呼び寄せる力を持った少女がいるみたいで】
「なんだってええええ」
【今、ゴーストイーター達が連れてきているよ】
「それは朗報でございます」
トリスタンがほっとして。
「それでも俺様達は地獄に行くぞ」
それから時間にして2日が経過した。
次の仲間達の視察をしようとし始めながら、俺はまだトレーニングをしている。
先程から極限を突破してしまったのかレベルが上がり続けている。
俺の今のレベルは1500となっている。
トレーニングだけでこれだけの上昇率。
異世界体験で戦闘訓練している英雄達は。ここを卒業した。
彼等は地獄に旅立つ準備を始める為に装備やらアイテムやらを集めている。
【宮本武蔵レベル15万】
【佐々木小次郎レベル15万】
【アキレウスレベル10万】
【ヘクトルレベル10万】
【アーサー王レベル100万】
【アレキサンダー大王レベル100万】
【トリスタンレベル10万】
【源義経レベル10万】
「我が軍勢は生きているのだろうか」
アレキサンダー大王はただひたすら呟いた。
俺はその言葉が脳裏から離れていなかった。
そしてレベルが100万とか普通では考えられない桁にしてしまった。
世界の平均バランスが壊れない事を願って。
ガチャのノルマをクリアする為に、日々訓練を欠かさない。
そして、次の日、ハデスの力を利用して8名の男達はかつての仲間達を求めて地獄に旅立った。
====墓場の傭兵団====
団長トパルを久しぶりに世界共鳴で見ていた。
彼等がいるのは水の都と歌われたジェイグルンド共和国。
ちょうど彼等は小舟に乗って街の中を散策している所のようだ。
2人の新顔。正確にはまだ出会っていない団員が見える。
トパルを含めてその3名が共和国に入国した形のようだ。
人型の姿をしているがそれは。
「サンダー・バードだ主よ空から見ているのは気づいているぜ」
【これは失礼した】
「サンバーと呼んでくれ」
【よろしくサンバー】
もう1人は半透明の幽霊のような存在だ。
「幽霊、よろしく、ユウと呼んで」
「ではユウさんよろしく」
「一応彼女副団長だから」
トパルがとんでもない事を呟く。
「今回は共和国を調べてるんだがあまりいい話は聞かない」
【どんな話だ?】
「人間を生贄にして神を召喚しているらしい、神だけでも3体は召喚している。特定はできないが、ゼウス、アマテラスオオミカミ、ブラフマーだそうだ。俺にはどんな神かは分からないが、お前の持つ神の声に聞くといいだろう」
【ああ、そうする、気を付けて調査してくれ】
「ああ、だが、今回戦争になったら前のようにはいかないのだけは覚えておけ」
【もちろんだ】
「英雄召喚についても聞いてる、ノッペラボウ達が潜入してる。英雄の大群と神の大群、どっちがましかなんて俺には分からないぞ」
【ああ、その通りだ。だがまだ戦争は始まってすらいない】
「そこは運が良いだけさ」
【その通りかもしれないな】
俺は頷く事しかできなかった。
それから意識をゴブリン狩りに集中していくと、異世界体験ランクが上がり、次はオーガの大群となった。
「やれやれ、まだ1万いかないか」
ここでは倒した回数ではカウントされない、ここでは訓練した回数がカウントされ、訓練した回数10000回を越えれば、×10回のガチャが出来るようになる。
「今日も平和っと」
リラメイド長はデスニア王子に事務仕事を伝授しているのだろう。
最近見かけないと思っていたら、外でタオルをもって待っていてくれた。
次から次へと迫りくるゴブリンの山、片端からそれぞれの武器で駆逐していく姿はもはや鬼神の如くだった。
宮本武蔵の二刀流は戦えば戦う程切れ味がまし、佐々木小次郎の長刀は遠く離れた敵を狙い定め、斬撃を飛ばす事に特化していく。アキレウスの剣は力の剣のように力任せと技術がおりまぜ、ヘクトルは俊敏に動く。アーサー王のエクスカリバーは魔法の光を帯びて、魔法の力を引き出しゴブリン達を一気に破壊しつくす。
アレキサンダー大王は鎧の軍勢を率いて的確な指示を飛ばし、トリスタンは弓矢でゴブリンの頭を的確に命中させる。
後から源義経が加わり草薙の剣でゴブリンの首を両断している。
まるでゼリーを斬るような両断の仕方だった。
8名の英雄はある事を決めて、やり遂げようとしている。
それは地獄に行く事だった。
ハデスの腕輪には地獄に行く方法と地獄から仲間を連れだす方法がある。
「そうさ、俺達はあいつらを蘇らせる事が出来る」
「だな、武蔵」
宮本武蔵と佐々木小次郎が戦い始める。
2人の戦いは演舞のようになっていた。
「あいつらはきっと生きているさ」
「だな、ギリシャ戦争で生き残って、オデッセウスの爺には文句言いたいがな」
ヘクトルとアキレウスが叫び。
「マーリンは生きてるだろうか」
「きっと他のメンバーもだよ」
アーサー王とトリスタンが囁き。
「平清盛、敵だったが、今あなたが必用だ」
源義経が空を見上げる。どこぞの異世界の。
【大丈夫だマーリンは生きているぞ、どうやらブァイガスタ帝国に英雄を呼び寄せる力を持った少女がいるみたいで】
「なんだってええええ」
【今、ゴーストイーター達が連れてきているよ】
「それは朗報でございます」
トリスタンがほっとして。
「それでも俺様達は地獄に行くぞ」
それから時間にして2日が経過した。
次の仲間達の視察をしようとし始めながら、俺はまだトレーニングをしている。
先程から極限を突破してしまったのかレベルが上がり続けている。
俺の今のレベルは1500となっている。
トレーニングだけでこれだけの上昇率。
異世界体験で戦闘訓練している英雄達は。ここを卒業した。
彼等は地獄に旅立つ準備を始める為に装備やらアイテムやらを集めている。
【宮本武蔵レベル15万】
【佐々木小次郎レベル15万】
【アキレウスレベル10万】
【ヘクトルレベル10万】
【アーサー王レベル100万】
【アレキサンダー大王レベル100万】
【トリスタンレベル10万】
【源義経レベル10万】
「我が軍勢は生きているのだろうか」
アレキサンダー大王はただひたすら呟いた。
俺はその言葉が脳裏から離れていなかった。
そしてレベルが100万とか普通では考えられない桁にしてしまった。
世界の平均バランスが壊れない事を願って。
ガチャのノルマをクリアする為に、日々訓練を欠かさない。
そして、次の日、ハデスの力を利用して8名の男達はかつての仲間達を求めて地獄に旅立った。
====墓場の傭兵団====
団長トパルを久しぶりに世界共鳴で見ていた。
彼等がいるのは水の都と歌われたジェイグルンド共和国。
ちょうど彼等は小舟に乗って街の中を散策している所のようだ。
2人の新顔。正確にはまだ出会っていない団員が見える。
トパルを含めてその3名が共和国に入国した形のようだ。
人型の姿をしているがそれは。
「サンダー・バードだ主よ空から見ているのは気づいているぜ」
【これは失礼した】
「サンバーと呼んでくれ」
【よろしくサンバー】
もう1人は半透明の幽霊のような存在だ。
「幽霊、よろしく、ユウと呼んで」
「ではユウさんよろしく」
「一応彼女副団長だから」
トパルがとんでもない事を呟く。
「今回は共和国を調べてるんだがあまりいい話は聞かない」
【どんな話だ?】
「人間を生贄にして神を召喚しているらしい、神だけでも3体は召喚している。特定はできないが、ゼウス、アマテラスオオミカミ、ブラフマーだそうだ。俺にはどんな神かは分からないが、お前の持つ神の声に聞くといいだろう」
【ああ、そうする、気を付けて調査してくれ】
「ああ、だが、今回戦争になったら前のようにはいかないのだけは覚えておけ」
【もちろんだ】
「英雄召喚についても聞いてる、ノッペラボウ達が潜入してる。英雄の大群と神の大群、どっちがましかなんて俺には分からないぞ」
【ああ、その通りだ。だがまだ戦争は始まってすらいない】
「そこは運が良いだけさ」
【その通りかもしれないな】
俺は頷く事しかできなかった。
それから意識をゴブリン狩りに集中していくと、異世界体験ランクが上がり、次はオーガの大群となった。
「やれやれ、まだ1万いかないか」
ここでは倒した回数ではカウントされない、ここでは訓練した回数がカウントされ、訓練した回数10000回を越えれば、×10回のガチャが出来るようになる。
「今日も平和っと」
リラメイド長はデスニア王子に事務仕事を伝授しているのだろう。
最近見かけないと思っていたら、外でタオルをもって待っていてくれた。
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