神がこちらを向いた時
一見華麗なる転身だが、その実情は大きく異なる。
家族は父、母、妹を亡くし、妹の恋人で賢吾の生き甲斐だった波多野輝成も三年前に交通事故で死んだ。
また、会社を起業し成功させたのは輝成であり、賢吾は傀儡の社長として今もなお社員から舐められている有様だった。
輝成の命日、もう自分は社長をやめようと賢吾は決意する。だがその日、大宮賢吾を探しているという女性、守屋楓が現れた。
楓は中学生の頃に唯一の肉親である祖母を亡くし、天涯孤独となり貧しかったようで、探している大宮賢吾は自分を救ってくれた恩人と述べた。
しかし、その恩人は顔に怪我を負っているらしく、常に猫の面を被っていたとのことで素顔がわからず、連絡先も知らなかったと言う楓に対し、賢吾のみならず同席していた会社のエースである片倉刑事も顔をしかめた。
賢吾は楓が探している恩人【大宮賢吾】ではなかったし、全くもって荒唐無稽な話で気味が悪いと思ったが、片倉は楓が嘘を言っているとは思えないと断言する。
では、楓の恩人【大宮賢吾】とは何者なのか?
答えを探していく中、賢吾は自分の生きる意味を知るのであった。
素晴らしい!凄く良かったです!
同時に、この作品がそれほど上位にいない(読まれていない)ことが残念に思いました。
行間を詰めてしっかり書かれているので、何となく圧迫感を感じてそのままスルーされているんでしょうかね。
かくいう自分もパッと見はそう感じ、アプリで縦書き設定にして読みました。
これだと読みやすくなりました。
内容は本当に良いです。
丁寧に文章を書かれていて情景を想像しやすく、心理描写や伏線の回収も上手い。
読後の満足感はとてもありました。
偉そうに書いてしまいましたが、こういう作品が評価されて欲しいと思いました。
次回作を楽しみに待っています!
タイトルに惹かれて拝読させていただきました。
最初はがっつり仕事ものなのかな?と思いつつ読み進め、後半部分は気づいたら泣いてました。主人公の賢吾、そして楓ちゃんの成長に触れられる良い作品でした。次回作も楽しみにしてます。
拝読いたしました。お見事です。
まず最初に、各話の文字数を見て、きれいに2,000字前後で並んでいるのに驚き、
スマホアプリを作る会社がどんなものか分からない私が、ぐんぐん引き込まれました。
途中漫然と、「この方が探している人でしょう?」と思いましたが、
まさかまさかの展開。
ちょっとしたミステリー小説を読んでいるようでした。
賢吾さんがかなづちで海が怖いのも、なんかかわいかったです。
ハッピーエンドで読後もほんわりしました。
ありがとうございました
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