聖獣の愛し子である私は「王子の婚約者にしてやる」と王都に呼ばれましたので、仕方なく断りに来ました

「良いか、おまえのような田舎娘を、この俺の婚約者にしてやると言っているのだ。地にひれ伏して感謝せよ。そしてその獣をしっかりと躾け、王都を富ませるようにせよ」
「無理なものは無理でございます」
残念ですが、聖獣さまは人に従えられる存在ではないのですよ。ひどいことになる前に諦めてほしいです。
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