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第13話 好きな人とするべきだと、思うから
①
しおりを挟む窓からさす陽の光が、人気のない図書室を朱く染め上げている。
整然と書物が並ぶ本棚に背を預け、セルジュは熱い吐息を零した。
朦朧としながら視線を落とせば、足元にはコレットが膝をついていて、雄々しくいきり勃ったセルジュの男根を愛おしむように愛撫している。
すらりと伸びた指先にゆっくりと裏筋を押し上げられて、ぞくりと背筋を震わせながら、セルジュは亜麻色の頭に手を伸ばした。もう一方の手で掴んだ男根を、瑞々しく潤った唇に押し付ける。
ぬめりを帯びた先端にそっと口付けると、コレットはぐいとセルジュの腕を引いた。されるがままに床に腰を落とす。
閉ざされた扉がいつ開かれて、誰が入ってくるかもわからないのに、セルジュはさらなる快感を求めていた。
コレットの指が、セルジュの胸をシャツ越しにつとなぞる。ぷちぷちと微かな音を鳴らして、シャツの前が開かれた。
潤んだ榛色の瞳で悩ましげにセルジュを見下ろして、コレットが膝立ちになってセルジュの腰に跨った。スカートの裾を指先で摘まみ、ゆっくりと持ち上げていく。
露わになった白い下肢から、セルジュは目が離せなかった。堪えきれずに手を伸ばし、スカートの裾から覗く細いリボンを紐解いた。
コレットの大切な部分を包み隠す薄布が、セルジュの太腿にはらりと落ちる。セルジュの喉がごくりと大きな音をたてた。
「セルジュさん……」
濡れた瞳でみつめ合う。
コレットはうっとりと瞳を伏せると、セルジュの口元に唇を寄せ、反り上がった男根に触れて、その先端にゆっくりと腰を下ろした――。
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