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連載
ひな祭り特別編 僕とサウキーの女の子の日
(これはジョーディがハイハイができるようになって、少したってからのお話)
「ちゃあぁぁぁ!!」
「ジョーディ綺麗ねぇ。」
「今年もたくさん花が集まったな」
「女の子の日は毎年街の中が、綺麗な花や可愛い花であふれるから好きだわ。男の子の日は魔獣だらけだもの」
「男の子の日だって花は飾られてるだろう」
「量も違うし、華やかさが違うじゃない」
「私はやはり、男の子の日の方が好きだがなぁ」
お家の3階のバルコニーからパパとママ、お兄ちゃんと一緒に街を見てる僕。街なんだろうけど、僕ちゃんとまだ見たことないんだ。それで今日初めてちゃんと、お家からだけど街が見られると思ったんだけど…。
どこ見てもお花だらけでした。お屋根も道も全部がお花だらけで、お屋根がどうなってるとか、どんなお家が建ってるとか、全然わかりません。何でこんなにお花だらけなの?
「今年はジョーディが居るから、ここから花吹雪を飛ばしましょうね。マイケルはパパと一緒に大通りへ行ってくる?」
「ううん、僕もここでジョーディと一緒にやる!」
「マイケル様、レイラ様とライラ様がおこしになられましたよ」
「は~い!」
ベルに呼ばれて、お兄ちゃんが走って行きます。それについて行く僕達。行ったのは玄関ホール。それで玄関に、お兄ちゃんとおんなじくらいの女の子が2人立ってました。それから女の子の後ろに立ってるのは、たぶん女の子たちのパパとママ。
「ラディス様、ルリエット様こんにちわ!」
「こんにちは!」
「こんにちは」
「お邪魔します。ラディス様」
僕女の子たちのこと、じぃ~って見ちゃったよ。だってスカートにもお洋服にもお靴にも、それからお花の冠に、髪にもお花がいっぱいくっ付いてたんだ。あと、お花のネックレスでしょう、背中には妖精さんみたいなお羽が付いてて。
それでパパ達が女の子の日おめでとうって言いました。女の子の日? さっきもそんな事言ってたよね。
女の子達見てたら、レスターが階段を下りてきて、お兄ちゃんにカゴを渡しました。パパに抱っこしてもらってるから、上からカゴの中が良く見えて、中にはたくさんお花が。
お兄ちゃんはそのカゴを持ったまま、女の子たちの前に。
「どのお花がいい?」
「えっと私は黄色いお花」
「あたしはピンク!」
お兄ちゃんが言われたお花をカゴの中からと、女の子達がしゃがんで。お花の冠にお兄ちゃんがお花をつけます。
それからレスターが小さいプレゼントの箱をお兄ちゃんに渡して、お兄ちゃんが女の子の日おめでとうって渡しました。
女の子達も女の子達のパパ達も、ありがとうしてすぐに帰って行きます。その時女の子の1人がパレード楽しみって。僕達もすぐにバルコニーに戻りました。
「ま~ま、にゃぁ、ぱちゃ!」
「ふふ、まだ、何言ってるかあんまり分からないわね。ジョーディ、今日は女の子の日なのよ」
ママが僕に説明してくれます。この世界には女の子の日と男の子の日があって、今日は女の子の日。女の子はみんな妖精さんの格好して、いろんなお家やお店に行って、お花をお洋服とか髪とかにたくさんつけてもらうの。それがパレードまでの準備なんだって。
お花をたくさんつけてもらった女の子達は、街には大きな通りがあるみたいなんだけど、そこをみんなでパレードするんだって。その時僕達は女の子達に向って、お花を投げてあげるんだって。
お花が沢山なのは、ずっと元気に幸せに暮らせるようにって、お花にみんながお願いするの。お花はみんなのお願いなんだよ。
「だからジョーディもここから、みんな元気にって、たくさんお花を投げてあげましょうね」
「たあ!!」
少しして何処かから鐘の音が聞こえました。それから小さいけど音楽が聞こえてきて。そしたら街中からお花がヒラヒラ、それからブワって飛び始めて。みんなのパパやママ達が魔法で飛ばしてくれてるんだつて。パレードが始まったの。僕達のお家の方までお花が飛んできます。たまにお花の冠とか、ネックレスとかも。
「さぁ、ジョーディもやりましょう」
パパが僕を抱っこしたまま、ママからカゴを受け取ります。それでこうよって、ママがカゴの中からお花を取って投げます。ヒラヒラ。うん、面白い。僕はマネしてお花をポイっ! あら~、お花は飛んでいかないでパパの足元に。何で?
「ダメよ、もっとそっと投げてあげないと。フワッとよ」
フワッとフワッと。今度はちゃんと前に飛んでいきました。すぐにパパが魔法でお花を上に飛ばしてくれます。
たくさん投げて、カゴの中は空っぽ。そしたらすぐにレスターが次のカゴを用意してくれました。でも僕、もう飽きちゃった。
その時僕良い事思いつきました。今日は女の子の日なんでしょう? だったらみんなにも必要だよ。
僕はカゴを引っ張って、パパに下ろしてってお願いします。パパが不思議なお顔しながら僕を下ろしてくれて、僕はカゴの手で持つ所に頭を入れます。思った通り、手の所が首にかかって、これなら僕でもカゴを運べるよ。
そのままお部屋の中に戻って、後ろをついてくるパパ達。階段の所まで行って、パパに下ろしてってお願いです。
「なんだ? どこに行きたいんだ? まだ下か?」
3階から1階まで下りてもらって、今度は玄関のドアを開けてもらおうと、ドアをパシパシ叩いて。
お外に出たら今度はあそこに向います。スプリングホースやサウキーが居る所。到着したらみんなが小屋から出て遊んでるところでした。
僕はサウキーが集まってる所に、高速ハイハイで向います。それでみんなの中に入って、カゴから頭を抜いて、中からお花の冠とネックレスを取って、自分にそれを付けます。
「ちゃのよぉ!」
スプリングホースはみんな男の子だけど、サウキーたちは男の子が1匹、他は女の子なの。みんなにお花の冠とネックレスを付けてあげようとします。
でもみんな僕から離れて行っちゃって、何とか冠を乗せてあげても、ブルブルってして落としちゃうんだ。ダメだよ。これするとみんな元気に幸せになれるんだよ。
それからも何回か付けてあげたんだけど、1匹の女の子は冠落として、踏んで壊しちゃったんだ。僕はその冠の前で止まって、涙がぽろぽろです。
「ジョーディ、みんな嫌がってるだう。嫌がることはしちゃしけないよ。みんな今はお花をつけたくないんだ。さぁ、お部屋に戻ろう」
どうして? みんな僕のこと嫌いなの? 僕は大好きなサウキーに避けられちゃって、冠も壊されちゃって、とっても寂しいです。
パパが僕のこと抱っこしようとした時でした。男の子のサウキーが僕に近づいて来て、僕が持ってたネックレスをクンクンして、それから自分で頭を入れて、ネックレスを付けてくれたの。それで僕のお手々をすりすりしてくれて。
僕はカゴから冠を出して、そっと前に出しました。サウキーは冠の下に入って、僕はそっとサウキーの頭に冠を置きます。それからサウキーは僕のお隣りにお座りしてくれて。
「にょおぉぉぉぉぉぉ!!」
僕涙止まって、ニコニコです。それから冠にたくさんお花をつけてあげて、自分にもお花たくさんつけて、僕も男の子サウキーもお花だらけに。またまたニコニコの僕。
ちょっと寂しい事もあったけど、男の子サウキーと一緒の女の子の日、とっても楽しかったです。
*********
カゴを持って何処へ行くのかと思ったら、まさかサウキーたちに花をつけようとするとは。自分に先に花をつけ、鼻息荒くサウキーを追いかけるジョーディ。あれではサウキー達がジョーディの気迫に逃げても仕方ないだろう。
結局逃げられ、花冠を壊されてしまったジョーディ。泣き始めたので帰ろうとしたとき、まさかオスのサウキーが自らジョーディの所に来て、ネックレスを付けるとは。そしてジョーディに冠を付けさせるなんて。
泣いていたジョーディはニコニコのジョーディに戻り、そのまま夕方までそのオスのサウキーと遊んだジョーディ。
「今日は女の子の日なんだがな」
「良いじゃない。本人達が楽しんでるんだから。でもまさかオスのサウキーが寄って来てくれるなんて」
その日以降、ジョーディとオスのサウキーは大の仲良しになったのだが…。
女の子の日でも、男の子の日でもなんでも良い。これから元気に育ってくれれば。私達のすべての親や家族の願いが叶うならば、こんなに嬉しい事はないのだからな。
さぁ、次はいよいよジョーディのお初めての男の子の日だ。盛大に祝ってやらなければ。
「ちゃあぁぁぁ!!」
「ジョーディ綺麗ねぇ。」
「今年もたくさん花が集まったな」
「女の子の日は毎年街の中が、綺麗な花や可愛い花であふれるから好きだわ。男の子の日は魔獣だらけだもの」
「男の子の日だって花は飾られてるだろう」
「量も違うし、華やかさが違うじゃない」
「私はやはり、男の子の日の方が好きだがなぁ」
お家の3階のバルコニーからパパとママ、お兄ちゃんと一緒に街を見てる僕。街なんだろうけど、僕ちゃんとまだ見たことないんだ。それで今日初めてちゃんと、お家からだけど街が見られると思ったんだけど…。
どこ見てもお花だらけでした。お屋根も道も全部がお花だらけで、お屋根がどうなってるとか、どんなお家が建ってるとか、全然わかりません。何でこんなにお花だらけなの?
「今年はジョーディが居るから、ここから花吹雪を飛ばしましょうね。マイケルはパパと一緒に大通りへ行ってくる?」
「ううん、僕もここでジョーディと一緒にやる!」
「マイケル様、レイラ様とライラ様がおこしになられましたよ」
「は~い!」
ベルに呼ばれて、お兄ちゃんが走って行きます。それについて行く僕達。行ったのは玄関ホール。それで玄関に、お兄ちゃんとおんなじくらいの女の子が2人立ってました。それから女の子の後ろに立ってるのは、たぶん女の子たちのパパとママ。
「ラディス様、ルリエット様こんにちわ!」
「こんにちは!」
「こんにちは」
「お邪魔します。ラディス様」
僕女の子たちのこと、じぃ~って見ちゃったよ。だってスカートにもお洋服にもお靴にも、それからお花の冠に、髪にもお花がいっぱいくっ付いてたんだ。あと、お花のネックレスでしょう、背中には妖精さんみたいなお羽が付いてて。
それでパパ達が女の子の日おめでとうって言いました。女の子の日? さっきもそんな事言ってたよね。
女の子達見てたら、レスターが階段を下りてきて、お兄ちゃんにカゴを渡しました。パパに抱っこしてもらってるから、上からカゴの中が良く見えて、中にはたくさんお花が。
お兄ちゃんはそのカゴを持ったまま、女の子たちの前に。
「どのお花がいい?」
「えっと私は黄色いお花」
「あたしはピンク!」
お兄ちゃんが言われたお花をカゴの中からと、女の子達がしゃがんで。お花の冠にお兄ちゃんがお花をつけます。
それからレスターが小さいプレゼントの箱をお兄ちゃんに渡して、お兄ちゃんが女の子の日おめでとうって渡しました。
女の子達も女の子達のパパ達も、ありがとうしてすぐに帰って行きます。その時女の子の1人がパレード楽しみって。僕達もすぐにバルコニーに戻りました。
「ま~ま、にゃぁ、ぱちゃ!」
「ふふ、まだ、何言ってるかあんまり分からないわね。ジョーディ、今日は女の子の日なのよ」
ママが僕に説明してくれます。この世界には女の子の日と男の子の日があって、今日は女の子の日。女の子はみんな妖精さんの格好して、いろんなお家やお店に行って、お花をお洋服とか髪とかにたくさんつけてもらうの。それがパレードまでの準備なんだって。
お花をたくさんつけてもらった女の子達は、街には大きな通りがあるみたいなんだけど、そこをみんなでパレードするんだって。その時僕達は女の子達に向って、お花を投げてあげるんだって。
お花が沢山なのは、ずっと元気に幸せに暮らせるようにって、お花にみんながお願いするの。お花はみんなのお願いなんだよ。
「だからジョーディもここから、みんな元気にって、たくさんお花を投げてあげましょうね」
「たあ!!」
少しして何処かから鐘の音が聞こえました。それから小さいけど音楽が聞こえてきて。そしたら街中からお花がヒラヒラ、それからブワって飛び始めて。みんなのパパやママ達が魔法で飛ばしてくれてるんだつて。パレードが始まったの。僕達のお家の方までお花が飛んできます。たまにお花の冠とか、ネックレスとかも。
「さぁ、ジョーディもやりましょう」
パパが僕を抱っこしたまま、ママからカゴを受け取ります。それでこうよって、ママがカゴの中からお花を取って投げます。ヒラヒラ。うん、面白い。僕はマネしてお花をポイっ! あら~、お花は飛んでいかないでパパの足元に。何で?
「ダメよ、もっとそっと投げてあげないと。フワッとよ」
フワッとフワッと。今度はちゃんと前に飛んでいきました。すぐにパパが魔法でお花を上に飛ばしてくれます。
たくさん投げて、カゴの中は空っぽ。そしたらすぐにレスターが次のカゴを用意してくれました。でも僕、もう飽きちゃった。
その時僕良い事思いつきました。今日は女の子の日なんでしょう? だったらみんなにも必要だよ。
僕はカゴを引っ張って、パパに下ろしてってお願いします。パパが不思議なお顔しながら僕を下ろしてくれて、僕はカゴの手で持つ所に頭を入れます。思った通り、手の所が首にかかって、これなら僕でもカゴを運べるよ。
そのままお部屋の中に戻って、後ろをついてくるパパ達。階段の所まで行って、パパに下ろしてってお願いです。
「なんだ? どこに行きたいんだ? まだ下か?」
3階から1階まで下りてもらって、今度は玄関のドアを開けてもらおうと、ドアをパシパシ叩いて。
お外に出たら今度はあそこに向います。スプリングホースやサウキーが居る所。到着したらみんなが小屋から出て遊んでるところでした。
僕はサウキーが集まってる所に、高速ハイハイで向います。それでみんなの中に入って、カゴから頭を抜いて、中からお花の冠とネックレスを取って、自分にそれを付けます。
「ちゃのよぉ!」
スプリングホースはみんな男の子だけど、サウキーたちは男の子が1匹、他は女の子なの。みんなにお花の冠とネックレスを付けてあげようとします。
でもみんな僕から離れて行っちゃって、何とか冠を乗せてあげても、ブルブルってして落としちゃうんだ。ダメだよ。これするとみんな元気に幸せになれるんだよ。
それからも何回か付けてあげたんだけど、1匹の女の子は冠落として、踏んで壊しちゃったんだ。僕はその冠の前で止まって、涙がぽろぽろです。
「ジョーディ、みんな嫌がってるだう。嫌がることはしちゃしけないよ。みんな今はお花をつけたくないんだ。さぁ、お部屋に戻ろう」
どうして? みんな僕のこと嫌いなの? 僕は大好きなサウキーに避けられちゃって、冠も壊されちゃって、とっても寂しいです。
パパが僕のこと抱っこしようとした時でした。男の子のサウキーが僕に近づいて来て、僕が持ってたネックレスをクンクンして、それから自分で頭を入れて、ネックレスを付けてくれたの。それで僕のお手々をすりすりしてくれて。
僕はカゴから冠を出して、そっと前に出しました。サウキーは冠の下に入って、僕はそっとサウキーの頭に冠を置きます。それからサウキーは僕のお隣りにお座りしてくれて。
「にょおぉぉぉぉぉぉ!!」
僕涙止まって、ニコニコです。それから冠にたくさんお花をつけてあげて、自分にもお花たくさんつけて、僕も男の子サウキーもお花だらけに。またまたニコニコの僕。
ちょっと寂しい事もあったけど、男の子サウキーと一緒の女の子の日、とっても楽しかったです。
*********
カゴを持って何処へ行くのかと思ったら、まさかサウキーたちに花をつけようとするとは。自分に先に花をつけ、鼻息荒くサウキーを追いかけるジョーディ。あれではサウキー達がジョーディの気迫に逃げても仕方ないだろう。
結局逃げられ、花冠を壊されてしまったジョーディ。泣き始めたので帰ろうとしたとき、まさかオスのサウキーが自らジョーディの所に来て、ネックレスを付けるとは。そしてジョーディに冠を付けさせるなんて。
泣いていたジョーディはニコニコのジョーディに戻り、そのまま夕方までそのオスのサウキーと遊んだジョーディ。
「今日は女の子の日なんだがな」
「良いじゃない。本人達が楽しんでるんだから。でもまさかオスのサウキーが寄って来てくれるなんて」
その日以降、ジョーディとオスのサウキーは大の仲良しになったのだが…。
女の子の日でも、男の子の日でもなんでも良い。これから元気に育ってくれれば。私達のすべての親や家族の願いが叶うならば、こんなに嬉しい事はないのだからな。
さぁ、次はいよいよジョーディのお初めての男の子の日だ。盛大に祝ってやらなければ。
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