もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!

ありぽん

文字の大きさ
116 / 213
連載

378ついにキッツーと遭遇!!

しおりを挟む
 昨日みたいにお昼ご飯を食べてちょっと休憩をして、それから少し探してお昼寝とおやつを食べて、今日最後の捜索です。最初に匂いや毛を見つけた場所からかなり歩いてきて。僕達は家の裏にある、小さなお池までもう少しの所まで来ていました。

 あれから見つけたのは、やっぱり足跡と毛。あとはかじってある木の実でした。誰かがかじった木の実か分からないけど、もしかしたらキッツーがかじった物かもしれないって。キッツーは何でも食べるんだよ。人が食べる物はほとんど何でも食べちゃうんだ。

 あと少し歩くとお池が見える場所まで来ました。その時、ドラックが急に止まったの。それからクンクン、今までで1番匂いを嗅ぎ始めて、それで匂いがとっても濃くなったって。今までの倍くらいの匂いがしてきたみたい。
 じゃあもうかなり近いんじゃ。それかついさっきまでここに居たとか。みんなよく見てみて。もしかしたら何処かに隠れてるかもしれないし、木の実を食べてるかも。

 と、その時でした。フェニックが慌てて屋根から降りてきて、お池の所で何かが動いたって言ったんだ。
 匂いが濃くなって、お池の所で何かが動いてる? もしかしてキッツーかも! 僕達は急いでお池まで走り始めました。僕は高速ハイハイね。そして池が見えた瞬間、ホミュちゃんが叫びます。

『キッツーなのぉ!!』

 お池の向こう側、草が生えている所に魔獣の姿が。顔とお尻が見えて、多分2匹いるんじゃないかな? お兄ちゃんがキッツーで間違いないって。そして僕達だけじゃありません。僕達が見つけたって事は、向こうからも僕達が見えているって事で。キッツーは僕達の姿を見たら急いで草に隠れました。

 僕達の中で速いドラックとドラッホが、急いでキッツー達の所へ行きます。待って、逃げないで! 僕達お話しがしたいんだよ。虐めたりしないから、お願いだから逃げないで。
 すぐにお池の所へ行ったドラック達、2匹で草むらに顔を突っ込みます。そして。

『ジョーディ、2匹いるよ!!』

『2匹とも待ってくれてるよ!!』

 それを聞いてまたまた急ぐ僕達。お池に着くと、みんなで草むらに顔を突っ込みました。

「ちゃ!!」

『こんにちわ!!』

『こんにちわなんだな!!』

 みんなですぐにご挨拶です。変な格好だけどね。僕達の前には座りしているキッツーが2匹。ちょっと心配そうな顔で僕達を見ていました。
 でもドラックパパ達が顔を見せたら立ち上がって逃げようとして、僕達は慌てて2匹を止めます。顔だけこっちに向ける2匹のキッツー。僕は一生懸命2匹に話しかけます。ドラック達は僕のお話し分かってくれるけど、キッツーはどうかな? 

 ようやく僕が話し終わると、ドラック達がお話し分かったって聞いてくれたよ。

『ききぃー。(大丈夫、分かるよ)』

『ききゅー、ききぃー。(僕達とお話しをしたいって。僕達のこといじめに来たんじゃないって言ったんでしょう? 人間の言葉は分からないけど、みんなも言葉は分かるよ)』

 そう、ドラック達が僕に教えてくれて。あっ、そうか。ドラックパパ達の言葉が分かるようになる魔法、僕達はかけてもらってるけど、キッツー達はしてないもんね。急いでドラックパパに魔法をお願いしました。そうしたらすぐに分かるようになったよ。ドラックパパありがとう!

 こんな草むらの中でお話しはちょっとね。せっかく会えたんだから、みんなが好きな、あのお花が咲いてる花壇の所でお話ししようって言いました。キッツー達は最初何かをコソコソお話ししたあと良いよって。そのままの格好で草むらから出る僕達。すぐに花壇まで移動しました。

 それでね移動している時に、怖い人達いない?って聞かれたんだ。怖い人達? 誰の事かな? どんな人って聞いてみます。そうしたらやっぱりベルと他のメイドさん達のことでした。この前のキッツーのウンチを片付けた時、ベル達とっても怒ってたでしょう? 

 大丈夫。今日はベルいないんだ。ママのお手伝いで、何処かに行っています、それに他のメイドさんも、今日はお家の掃除で忙しいみたい。いつもあんなに綺麗にしてくれてるのに、どこのお掃除で忙しいんだろうね。
 僕が大丈夫って言ったら、2匹とも大きなため息です。ね、この前のベル達、とっても怖かったもんね。でも本当はとっても優しいんだよ。その事も後でお話ししなくちゃ。

 花壇まで行くと、お兄ちゃんが待っててって言った後、何処かに走っていきます。それでレスターと一緒に戻って来ました。キッツーが逃げようとしたから慌てて止める僕達。レスターは両手にベンチを抱えていて。お兄ちゃんがゆっくりお話しができるようにベンチを持って来てくれようとして、レスターがそれを聞いて、持ってきてくれたんだって。

「さ、座ってお話ししよ。僕はみんなのお兄ちゃん、マイケルです」

「くはぁ、じょで!」

 うん、ジョーディはなんとなく言えるようになった。順番にみんなで自己紹介していきます。僕達が終わったら次はキッツー達。でもやっぱり2人には名前がなくて、キッツーお兄ちゃんと、キッツー弟でした。まだお兄ちゃんと弟って言ってるから分かりやすいけど、何で魔獣は名前を付けないんだろうね。

 さて、自己紹介が終わったら、何からお話ししようかな? やっぱりウンチのことからかな。またミルクが踏んじゃうといけないし。僕がそう思っていたら、お兄ちゃんも同じことを考えていたみたいです。

「僕達みんなお願いがあるんだ。最初にその話ししても良い?」

『お願い?』

『僕達に?』

「そう、キッツー達のウンチの事。それのお願いがあるんだ」

 ミルクが凄い勢いで頷きます。それからクンクン自分の匂いを嗅いで。あの臭いの思い出したみたい。今からまたミルクが踏まないようにキッツーにお願いするからね。
しおりを挟む
感想 598

あなたにおすすめの小説

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。

樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。 ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。 国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。 「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」

1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。

尾道小町
恋愛
登場人物紹介 ヴィヴィアン・ジュード伯爵令嬢  17歳、長女で爵位はシェーンより低が、ジュード伯爵家には莫大な資産があった。 ドン・ジュード伯爵令息15歳姉であるヴィヴィアンが大好きだ。 シェーン・ロングベルク公爵 25歳 結婚しろと回りは五月蝿いので大富豪、伯爵令嬢と結婚した。 ユリシリーズ・グレープ補佐官23歳 優秀でシェーンに、こき使われている。 コクロイ・ルビーブル伯爵令息18歳 ヴィヴィアンの幼馴染み。 アンジェイ・ドルバン伯爵令息18歳 シェーンの元婚約者。 ルーク・ダルシュール侯爵25歳 嫁の父親が行方不明でシェーン公爵に相談する。 ミランダ・ダルシュール侯爵夫人20歳、父親が行方不明。 ダン・ドリンク侯爵37歳行方不明。 この国のデビット王太子殿下23歳、婚約者ジュリアン・スチール公爵令嬢が居るのにヴィヴィアンの従妹に興味があるようだ。 ジュリエット・スチール公爵令嬢18歳 ロミオ王太子殿下の婚約者。 ヴィヴィアンの従兄弟ヨシアン・スプラット伯爵令息19歳 私と旦那様は婚約前1度お会いしただけで、結婚式は私と旦那様と出席者は無しで式は10分程で終わり今は2人の寝室?のベッドに座っております、旦那様が仰いました。 一度だけだ其れ以上閨を共にするつもりは無いと旦那様に宣言されました。 正直まだ愛情とか、ありませんが旦那様である、この方の言い分は最低ですよね?

転生幼子は生きのびたい

えぞぎんぎつね
ファンタジー
 大貴族の次男として生まれたノエルは、生後八か月で誘拐されて、凶悪な魔物が跋扈する死の山に捨てられてしまった。  だが、ノエルには前世の記憶がある。それに優れた魔法の才能も。  神獣の猫シルヴァに拾われたノエルは、親を亡くした赤ちゃんの聖獣犬と一緒に、神獣のお乳を飲んで大きくなる。  たくましく育ったノエルはでかい赤ちゃん犬と一緒に、元気に楽しく暮らしていくのだった。  一方、ノエルの生存を信じている両親はノエルを救出するために様々な手段を講じていくのだった。 ※ネオページ、カクヨムにも掲載しています

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい

金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。 私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。 勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。 なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。 ※小説家になろうさんにも投稿しています。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。