もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!

ありぽん

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381みんなでゼリー作り

『おお、帰ってきたか。ずいぶん時間がかかったな』

『色々あってな。結果から言うと、あの子供がまたやらかしたという感じか。まぁ、一応解決したから安心しろ。原因ははっきりしていないから、その辺は気をつけなければいけないが』

 ワイルドボアがようやく森に帰ってきた。グッシーの所へ行って、一体どれだけの日が過ぎたのか。ワイルドボアが行ってから、この森では数回にわたりアンデッドが現れたが、皆で力を合わせて、全てのアンデッドを倒すことができた。もちろん誰も呪われることもなく、死ぬこともなくだ。こんな事はめったいない。本当に良かったと思っていたが。

 なかなか帰ってこないワイルドボアに、あちらで何かあったのかと心配していたのだ。グッシー達がいるから、そう簡単に何かが起こるとは思っていなかったが。もし我がグッシーをあのクルドに紹介した事によって何かがあったら。あの子供、ジョーディに申し訳ないと、ずっと気になっていたのだ。

 が、帰ってきたかワイルドボアの話しを聞いて、大笑いしてしまった。いや、本当は色々考えなくてはいけないのだが、それにしても相変わらずの規格外の行動に笑ってしまった。そしてシャドウウルフまでもが、ある意味ジョーディ達に敵わないとは。シャドウウルフをベッド代わりに、しかも涎を垂らして寝るとは。

『そろそろ次の話しをしても良いか?』

『ガハハハハッ! すまんすまん、続けてくれ』

 向こうの森で何があったのか詳しく聞く。もしかしたら人間が関わっているかもしれない事も。また人間か。この前も我々の土地で勝手なことをして、森を、この世界を消そうとしたばかりなのに。その人間達が本当に関わっているか分からないが、本当に関わっているのなら? 闇の化身の事もそうだが、アンデッドの方もかなりまずい。何故こうも問題が続くのか。

 しかし、ジョーディ達が無事で本当に良かった。これで我の話しも進められるというもの。我はワイルドボアにあの話しをしてきたか確認をする。するとワイルドボアはしまったという顔をしたのだ。

『忘れたのか!?』

『いや、お前に子が産まれた事は伝えてあったんだ。しかしなぁ、そのあとも色々あって。そのまま別れてしまった。すっかり忘れていた』

『はぁ、確かに色々あったからな。まぁ仕方ない。もうお前を送って来た者は帰ってしまったんだな?』

『ああ。本当にすまん』

『という事は、誰か速い者に伝言を頼むか。それとも我が直接向かうか』

 確かグッシーの所にはスーという者がいたな。その者程ではないが、速く移動ができる魔獣がこの森にもいる。が、私が直接言って話しをした方が、早いような気もするし。

『おい、呼んでいるぞ』

『あ、ああ』

 とりあえずワイルドボアは寝床にかえし、ゆっくりしてもらう事にした。そして我は息子の所へ。さて、本当にどうするか。

      *********

 キッツー達とお友達になってから少し、お兄ちゃんはおもちゃを作り中です。何ができるのか楽しみな僕達は、時々お兄ちゃんのお部屋に行こうとするんだけど、ダメって入れてもらえないんだ。

 それからね、僕のお家の周りが少し変わりました。キッツーが他の、お家に遊びにくる魔獣さん達にウンチやオシッコしないでってお願いしてくれて。みんな別の方法で縄張りをお知らせしてくれるようになったんだよ。そうしないととっても怖いベル達が来ちゃうよって言ったら、みんな聞いてくれたって。
 とっても強いグッシーやビッキーがいるから、みんなグッシー達を怖がりそうなのに、ベル達の方が怖いの。

 僕慌ててキッツー達に、もう1回お話ししてってお願いしました。怒られる事するとベルは怖いんだよって、でもいつもはとっても優しいんだよって。それで昨日、キッツー達はもう1回お話しに行ってくれました。怖いままのベルじゃ嫌だもん。ちゃんと伝えてね。

 今日はママと一緒におやつを作ってるんだよ。あのねぇ、ゼリーを作るんだ。かき混ぜるのなら、僕もママと一緒にできるからやりましょうってママが。ドラック達はゼリーに入れる、木の実とか果物を運んできたり、硬い殻を割ったりする係。

「さぁ、ぐるぐるかき混ぜるわよ」

「ぐりゅう!」

「ええ、ぐるぐるよ」

 一緒に木のヘラみたいな物を持って、ぐるぐるぐる。1つ目の入れ物が終わったら、次の入れ物。どんどん作らないとね。だって食べるのは僕でしょう、お兄ちゃんでしょう、ドラック達でしょう、ママ達もだし、食べる人いっぱいだもん。

『ねぇねぇ、ジョーディ。入れ物これで良い?』

 フェニックが大きなゼリーを作るカップを持ってきました。僕の顔の半分くらいの大きさ。大きいでしょう。

「あい!!」
 
 これはお兄ちゃんのなんだよ。お兄ちゃんは今一生懸命おもちゃを作ってくれてるから、僕達もお兄ちゃんに大きなゼリーを作ってあげるんだ! 大きなゼリー、お兄ちゃん喜んでくれるかなぁ。

「ふふ、あらあら、ずいぶん大きいのね。固めるのも冷やすのも大変そうだわ」

 だってお兄ちゃんのは特別だもん。普通サイズじゃダメだよ。あっ、体の大きなグッシー達サイズのゼリーはさすがにに作れないから、小さいゼリーをたくさんです。

「それじゃあ頑張って、ぐるぐるしましょうね」

「ぐりゅ~!!」

 お兄ちゃん待っててね!!
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