もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!

ありぽん

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411ご飯の後は花壇を見てみんなを待とう!

「かぁ、ご、ちゃあ?」

 僕が椅子の上でモゾモゾしていたら、ニッカがすぐに僕の事を抱き上げて、下へ降ろしてくれました。ニッカはこの頃、前よりも僕がやりたいって思っている事を、すぐに分かってくれるんだよ。

 今みたいに下に降りたいとか、あのご飯が食べたいとか。遊んでいる時も僕が遊びたいって思った物をすぐに用意してくれて。パパ達が凄いなって言っていました。半分くらいはニッカの弟のクイン君に、僕の動きが似てるから分かるんだって。

 言葉はまだ全然分かってくれないけどね。今だって僕の、『ニッカ、もうご飯、食べ終わった?』って聞いたのが分からなくて、ん?って顔してるもん。すぐにご飯を口に入れたままのドラックが伝えてくれました。
 モゴモゴ言ってて半分分からなかったけど、僕が話した時よりも分かったみたいだよ。

「私はもう大丈夫です。ジョーディ様、何処へ向かいますか?」

 本当にもう良いの? ご飯はまだまだあるよ? そうだ! もしご飯が残ったら、ご飯を自分のお部屋に持っていって、夜中お腹が空いたら食べて。後でパパにお願いしてみるから。
 そう言ったけど、分かってくれるわけもなく。ドラッホ達もご飯に夢中で、今度は気づいてくれなくって。結局僕はそのまま、また後で話すことにして、ニッカと手を繋いで花壇の方へ歩いて行きました。

 とっても綺麗な花が咲いているんだよ。暑い時期にしか咲かない花で、夜になるとパッ、パッ!て色々な色に光るんだ。
 1つのお花が一色だけでパッと光るんじゃなくて、黄色や青、赤やオレンジ、緑や水色、それ以外にも色々な光で光るの。
 
 摘んでも光が消える事はなくて、しかも長く保つから、街の人達も僕のお家でもたくさん飾ってあるんだ。ママはこの前このお花でリースを作っていました。可愛いハート型のリース。
 それから僕達に冠を作ってくれて、僕達はそれを使って色々遊んでるんだ。冒険者の真似をしたり、王様の真似したり。

 あとね、冬にも光る花が咲くんだけど、冬のお花は色は変わりません。同じ種類のお花でみんなバラバラの色に光るけど、白だったら白のまま、黄色だったら黄色のまま、色々な色には変わらないの。

 光り方は寒い季節のお花の方が綺麗かも。暑い季節のお花はパッ、…パッ! パッパッ!! こう一定に光らないんだけど。寒い季節のお花はパッパッって一定に光って綺麗なんだ。
 あのね地球のクリスマスの時に、クリスマスツリーとかお部屋とかに、ライトを飾るでしょう? それみたいなんだよ。
 だからママは壁とか、お部屋に飾る物を作る時には、暑い季節のお花を。お部屋全体や、お外の木とかお庭を飾り付ける時は、寒い季節もお花を使うんだって。

「かぁ、きちょお!」

「きちょお? きちょお…」

 今のは、ニッカ、綺麗だね、って言ったんだよ。まぁ、良いか。僕はお花を見ながら、パッ!に合わせて万歳みたいにパッ!と腕を広げます。パッ! パッ! パパッ! 

 何回かそれをやっている時でした。花壇の奥の方、ちょっと光り方が違う花が咲いているような? 気になった僕はすぐにハイハイの格好になります。そして花壇のお花の中に入って行こうとして。でもすぐにニッカに止められちゃいました。

「ジョーディ様、ダメですよ。今はそれをやってはいけません」

「ちょお!!」

 僕は気になる花がある方を指刺します。ニッカがそっちに僕を抱っこして移動してくれて。でも気になる花は花壇の何処からも、1番遠い場所に咲いていて、近づく事ができません。

「ちょお!!」

「ジョーディ様、何ですか?」

「ちゅあのぉ!!」

 う~ん、分かってもらえない。僕がもう1回お花を指差そうとした時でした。ポッケとホミュちゃんがご飯を食べ終わって、僕達の方へ飛んできてくれたの。それですぐに僕の話しを聞いて、ポッケはニッカにお話し。それからホミュちゃんが花壇を見てお花を見つけて、摘んできてくれる事に。

 すぐにホミュちゃんはお花を積んできてくれて、僕の手に乗せてくれました。そして摘んできてもらったお花は…。
 やっぱり他のお花と違いました。光り方は一定で、しかも色は一色だけ。これって寒い季節に咲くお花なんじゃ?

「どうしてこの花が今?」

 ニッカもそう思ったみたい。まじまじとお花を見つめて、この季節に咲いているのを初めて見たとか、暑いと芽も出ないはずなのにとか、色々言っています。やっぱりそなんだね。何でこのお花咲いているのかな?

 不思議に思いながらも、僕は茎の部分を持って、お花をシュッシュッと振ってみます。うん、これも綺麗。後でこっちの色が変わるお花でもやってみたいな。明日お願いしてみよう。
 何て考えていたら、ニッカが僕を抱っこしたまま、パパ達の方へ歩いて行きました。

「旦那様」

「どうしたニッカ?」
 
「ジョーディ様が花を見つけたのですが」

「花? 光る花のことか? 何だ、珍しい色の花でも見つけたか?」

「いえ、それが」

 ニッカが僕の持っているお花を見てきます。僕はお花をシュッシュッと振って。

「おい、その花は!?」

 パパが僕からお花を取ろうとしました。ダメだよ、僕が見つけたんだから、いくらパパでもすぐには渡せないよ。僕はお花をフンって抱きしめます。

「いやジョーディ、花を取ろうとしてるんじゃない、パパにちょっと見せてほしんだ。そう見るだけだ。すぐに返すから、な」

 本当? 絶対だからね。僕はそっと、パパにお花を渡しました。

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