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417まず最初は?
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みんながお兄ちゃんに僕の雪の跡を説明してくれました。そうしたらお兄ちゃんは僕の事をじっと見て、そうだよねって。
「ママ。ジョーディに洋服着せすぎじゃない? これじゃ普通に遊ぶのも大変そう。ここまでどうやって歩いてきたの?」
どうやって? 抱っこしてもらったり、こうやって転ばないように、そっとそっと歩いたり。僕はお兄ちゃんの前を歩いてみます。
「ジョーディ、それちゃんと歩いてるの? ズリズリすって進んでるんじゃない? 見てみて、ジョーディの歩いた跡、雪の道ができてるよ」
そうお兄ちゃんに言われた僕。みんなで後ろを振り向きます。そこにはお兄ちゃんの言った通り、一直線に雪が掘られていて、雪の道ができていました。僕が歩いた跡だって。
う~ん、僕はちゃんと歩いたつもりだったんだけど、もしかしたらジャンプみたいに気付いてないだけで、ズリズリすってる? それかお洋服でまんまるになってるから、洋服が雪を削って雪の道を作ったとか。
「ママ、中に着ている洋服1枚脱がしてあげたら? そうしたら少し歩きやすくなるかも、それに動きやすくなるよ」
「でもジョーディは初めての雪なのよ。確かに周りはいつも通り暑いけど、雪で遊ぶのだから冷えて具合が悪くなったら大変だわ」
「大丈夫だよ。具合が悪くなっても、グッシー達が帰ってきたらすぐに治してくれるよ」
ママはう~んて悩み始めて、僕はその間に自分で洋服のボタンを外そうとします。そうだよ、このままじゃ動きにくくて、みんなみたいに雪で遊べない! 1枚くらいだったら脱いでも大丈夫なはず。
僕がボタンを外そうとしているのを見たニッカが、急いで僕を止めてきて、ママにどうしますか?って聞きます。ママはじっと僕を見た後、分かったわって。でも1枚だけよって言って、ささっと中の洋服を脱がせてくれたよ。
1枚だけだったけどなんかスッキリって感じ。それに腕も足も全部が動かしやすくなって、それに1枚脱いでもぜんぜん寒くありません。お兄ちゃん、ママにお話ししてくれてありがとう!!
「じゃあみんな、最初はこれで遊ぼうよ!」
お兄ちゃんがレスターと一緒に持ってきた物を雪の上に置きます。それは木でできていて、浅い箱みたいに物でした。それにロープが付いているの。
僕、これと似てるの見たことがあるよ。テレビで見た。スキー場でみんなが遊んでたソリにそっくり。
「あっ、でもここには坂がないね。裏のお庭には行けば、魔獣の餌に雪が積もってて、そこで遊べるかな?」
「マイケル様、でしたら先に雪の山を皆様で作ったらいかがでしょうか? そしてその山で遊んだ後は中をくり抜き、かまくらをお作りになられたら」
「あっ、それが良いかも! みんなこれで遊ぶのに、雪の山が必要なんだ。一緒に作ってくれる?」
「あい!!」
どうやって遊ぶか、ソリみたいに遊ぶのかは分からないけど、遊ぶなら僕お手伝いする!
『うん! 良いよ! その後ゆき投げっことか、雪だるまとか作れば良いし!』
『ほみゅちゃんも、雪潜り後ででも大丈夫なのぉ!』
ゆき投げっこ? 雪潜り? 何それ、面白そう! それに雪だるまって、雪だるまの事かな? わぁ、やりたい事いっぱいだよ。いっぱい遊べるように、まずは雪のお山を作っちゃおう!!
みんなでえいえいおー!!をして、雪の山を作り始めます。ドラック達はシュシュシュって足で雪を蹴って雪を集めて、フェニックはその辺の入れ物に雪を入れて、それを子ペガサスが運んでくれます。
他のみんなも入れ物に入れて運んだり、集めた雪をパシパシ叩いて形を整えて行ったり。
あっ、そうそう。子ペガサスはまだ名前を考え中です。大切な事だからね。シューもパパ達もゆっくり考えれば良いって。そうだよ、だってこれからずっと使う大切な名前だもん。この名前が良いって、納得するまで考えないと。
僕はニッカと一緒に雪をバケツに集めて持って行きます。スコップみたいな道具を使ってバケツに雪を入れて、ニッカと一緒にバケツの取っ手を持って、よいしょよいしょ。
どのくらい大きなお山を作るのかな? 使用人さん達も手伝ってくれてるんだけど、それだけ大きな雪の山を作るって事かな?
そう言えばさっきレスターは、遊んだ後はかまくらを作れば良いって。かまくら。聞いた事のある言葉が多いね。僕の知ってるのと同じかな? うん、遊べれば僕は何でも良いよ。
季節外れの雪、どうして降ったのかは分からないけど、楽しいなぁ。
「うちょ、にょにょ。うちょ、にょにょ」
「ジョーディのそれは何かしらね。掛け声なのかしら? なんか力の抜ける掛け声ね」
「うちょ、にょにょ。うちょ、にょにょ」
「ジョーディ、こっちに持ってきて!」
「にー! いっぱ?」
「うん、いっぱいだよ。でも他の事でも遊べるくらい、雪はいっぱいだから安心してね」
「ちゃ!!」
どんどん雪を集める僕達、どんどん大きくなる雪のお山。僕もみんなも頑張ったよ。そしてついに。
「雪の山完成!!」
お兄ちゃんの声で、僕達はみんなで拍手です。とっても大きな雪のお山ができました。僕の背の…? えとママの背の2、3倍? とっても大きいです。
それにねただの雪のお山じゃないんだよ。僕達の反対側に、雪の山を上るための雪の階段が付いてるの。
それから片方は坂がちょっと急になってて、反対側は緩やか。好きな方を使って遊ぶんだって。好きな方?
「じゃあ、まず僕がやって見るから、みんなはちょっと離れてみててね。ぶつかると危ないから」
お兄ちゃんがソリみたいな物を持って、雪のお山を登り始めました。
*・゜゚・*:.。..。.:*・.。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・.。.:*・゜゚・*
いつもご愛読ありがとうございます。ありぽんです。
最近更新が遅れ、バラバラの更新となってしまい申し訳ございます。
ただいま編集やその他の関係で大変忙しく、もう少し更新が不定期になるかもしれません。
落ち着いたらいつもの更新に戻しますので、
もうしばらくの間ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
「ママ。ジョーディに洋服着せすぎじゃない? これじゃ普通に遊ぶのも大変そう。ここまでどうやって歩いてきたの?」
どうやって? 抱っこしてもらったり、こうやって転ばないように、そっとそっと歩いたり。僕はお兄ちゃんの前を歩いてみます。
「ジョーディ、それちゃんと歩いてるの? ズリズリすって進んでるんじゃない? 見てみて、ジョーディの歩いた跡、雪の道ができてるよ」
そうお兄ちゃんに言われた僕。みんなで後ろを振り向きます。そこにはお兄ちゃんの言った通り、一直線に雪が掘られていて、雪の道ができていました。僕が歩いた跡だって。
う~ん、僕はちゃんと歩いたつもりだったんだけど、もしかしたらジャンプみたいに気付いてないだけで、ズリズリすってる? それかお洋服でまんまるになってるから、洋服が雪を削って雪の道を作ったとか。
「ママ、中に着ている洋服1枚脱がしてあげたら? そうしたら少し歩きやすくなるかも、それに動きやすくなるよ」
「でもジョーディは初めての雪なのよ。確かに周りはいつも通り暑いけど、雪で遊ぶのだから冷えて具合が悪くなったら大変だわ」
「大丈夫だよ。具合が悪くなっても、グッシー達が帰ってきたらすぐに治してくれるよ」
ママはう~んて悩み始めて、僕はその間に自分で洋服のボタンを外そうとします。そうだよ、このままじゃ動きにくくて、みんなみたいに雪で遊べない! 1枚くらいだったら脱いでも大丈夫なはず。
僕がボタンを外そうとしているのを見たニッカが、急いで僕を止めてきて、ママにどうしますか?って聞きます。ママはじっと僕を見た後、分かったわって。でも1枚だけよって言って、ささっと中の洋服を脱がせてくれたよ。
1枚だけだったけどなんかスッキリって感じ。それに腕も足も全部が動かしやすくなって、それに1枚脱いでもぜんぜん寒くありません。お兄ちゃん、ママにお話ししてくれてありがとう!!
「じゃあみんな、最初はこれで遊ぼうよ!」
お兄ちゃんがレスターと一緒に持ってきた物を雪の上に置きます。それは木でできていて、浅い箱みたいに物でした。それにロープが付いているの。
僕、これと似てるの見たことがあるよ。テレビで見た。スキー場でみんなが遊んでたソリにそっくり。
「あっ、でもここには坂がないね。裏のお庭には行けば、魔獣の餌に雪が積もってて、そこで遊べるかな?」
「マイケル様、でしたら先に雪の山を皆様で作ったらいかがでしょうか? そしてその山で遊んだ後は中をくり抜き、かまくらをお作りになられたら」
「あっ、それが良いかも! みんなこれで遊ぶのに、雪の山が必要なんだ。一緒に作ってくれる?」
「あい!!」
どうやって遊ぶか、ソリみたいに遊ぶのかは分からないけど、遊ぶなら僕お手伝いする!
『うん! 良いよ! その後ゆき投げっことか、雪だるまとか作れば良いし!』
『ほみゅちゃんも、雪潜り後ででも大丈夫なのぉ!』
ゆき投げっこ? 雪潜り? 何それ、面白そう! それに雪だるまって、雪だるまの事かな? わぁ、やりたい事いっぱいだよ。いっぱい遊べるように、まずは雪のお山を作っちゃおう!!
みんなでえいえいおー!!をして、雪の山を作り始めます。ドラック達はシュシュシュって足で雪を蹴って雪を集めて、フェニックはその辺の入れ物に雪を入れて、それを子ペガサスが運んでくれます。
他のみんなも入れ物に入れて運んだり、集めた雪をパシパシ叩いて形を整えて行ったり。
あっ、そうそう。子ペガサスはまだ名前を考え中です。大切な事だからね。シューもパパ達もゆっくり考えれば良いって。そうだよ、だってこれからずっと使う大切な名前だもん。この名前が良いって、納得するまで考えないと。
僕はニッカと一緒に雪をバケツに集めて持って行きます。スコップみたいな道具を使ってバケツに雪を入れて、ニッカと一緒にバケツの取っ手を持って、よいしょよいしょ。
どのくらい大きなお山を作るのかな? 使用人さん達も手伝ってくれてるんだけど、それだけ大きな雪の山を作るって事かな?
そう言えばさっきレスターは、遊んだ後はかまくらを作れば良いって。かまくら。聞いた事のある言葉が多いね。僕の知ってるのと同じかな? うん、遊べれば僕は何でも良いよ。
季節外れの雪、どうして降ったのかは分からないけど、楽しいなぁ。
「うちょ、にょにょ。うちょ、にょにょ」
「ジョーディのそれは何かしらね。掛け声なのかしら? なんか力の抜ける掛け声ね」
「うちょ、にょにょ。うちょ、にょにょ」
「ジョーディ、こっちに持ってきて!」
「にー! いっぱ?」
「うん、いっぱいだよ。でも他の事でも遊べるくらい、雪はいっぱいだから安心してね」
「ちゃ!!」
どんどん雪を集める僕達、どんどん大きくなる雪のお山。僕もみんなも頑張ったよ。そしてついに。
「雪の山完成!!」
お兄ちゃんの声で、僕達はみんなで拍手です。とっても大きな雪のお山ができました。僕の背の…? えとママの背の2、3倍? とっても大きいです。
それにねただの雪のお山じゃないんだよ。僕達の反対側に、雪の山を上るための雪の階段が付いてるの。
それから片方は坂がちょっと急になってて、反対側は緩やか。好きな方を使って遊ぶんだって。好きな方?
「じゃあ、まず僕がやって見るから、みんなはちょっと離れてみててね。ぶつかると危ないから」
お兄ちゃんがソリみたいな物を持って、雪のお山を登り始めました。
*・゜゚・*:.。..。.:*・.。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・.。.:*・゜゚・*
いつもご愛読ありがとうございます。ありぽんです。
最近更新が遅れ、バラバラの更新となってしまい申し訳ございます。
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落ち着いたらいつもの更新に戻しますので、
もうしばらくの間ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
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