もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!

ありぽん

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436ホミュちゃんの失敗と隠しキラービー

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 それからも1階の探検をした僕達。全部を回り終わった感想は。うん、普通のお城と、ほとんど変わりありませんでした。お城に行った時、 キラキラでカッコいい物、可愛い物がたくさん飾ってあったり、彫られていたり。
 それからテーブルもイスもカッコよくて。シャンデリアもステンドグラスもキラキラで。

 そんな素敵なお城がそのまま、かまくらお城になっていました。ここまでしっかりお城なんて、もしかしたら使用人さん達やメイドさん達だけで、本物のお城が作れるんじゃないかっていうくらい、完璧なかまくらお城でした。

 それからみんなが壁に掘ってくれた魔獣の絵。みんなで一生懸命探して、1階では全部で15個見つけました。大きい魔獣の絵から、僕の手のひらサイズの魔獣まで、色々な場所に掘ってあったよ。

 あっ、でも1つだけ、もっと小さい魔獣の絵がありました。僕が大好きなキラービーの赤ちゃんの絵が掘ってあったの。それは僕の人差し指サイズで、ホミュちゃんが見つけてくれたんだよ。

 でも見つけたのはたまたまだったみたい。ホミュちゃんはキラキラした物が大好きで、いつも何かキラキラした物を羽に隠し持っています。それでね、今日は僕の小指の先サイズの、綺麗な石を持っていたんだけど、それが何かの拍子に羽から出ちゃって。

 羽から出たキラキラ石はコロコロ転がって、ドアの近くまで転がっていきました。『待つなのぉ!!』って言いながら、キラキラ石を追いかけたホミュちゃん。
 石はドアのちょっと前で止まって、ホミュちゃんもキラキラ石の前で床に降りたんだけど。そのまま滑ってコロコロ、でんぐり返しでキラキラ石の方へ転がりました。

 せっかくのザラザラ雪氷の床だけど、慌てて追いかけて、着地の時に勢いがついていたから、そのまま滑って転がっちゃったんだ。そうしてドアの横の壁にぶつかって止まったホミュちゃん。僕達は急いでみんながホミュちゃんの所に。

『いたた、失敗しちゃったなのぉ。石も転がっちゃった、ホミュちゃんも転がっちゃったなのぉ』

 そう言いながら起き上がったホミュちゃん。壁の方を向いて立ち上がったんだけど、すぐにホミュちゃんの動きが止まったんだ。
 僕ね、ホミュちゃんが怪我しちゃったのかと思って慌てちゃって、早くグッシーのこと誰か呼んできてって騒いじゃってね。そうしたらみんなにグッシー達は見回りだよって言われて、またまたそれで慌てて。

『違うなの、ホミュちゃん怪我してないなの、大丈夫なの』

 ホミュちゃんが壁を見たままそう言ってきました、もう、ビックリさせないでよ。でも、ならなんで止まったの? みんなが驚くことしないでって、ホミュちゃんにちょっとだけ怒りました。でも、ホミュちゃんはみんなの話しに途中で入ってきて。

『見つけたなの! とっても小さい、でも魔獣なのぉ!』

 って。それを聞いた僕達は、すぐにホミュちゃんの周りに集まって、壁の下の方を見ました。ホミュちゃんが床に降りている時に見える物だからね、僕は床にペタって張り付いたよ。ちょっと雪の床に触れている部分が、ひやぁっとしたけど大丈夫。それよりも魔獣って何?って壁を見たら。

 そう、そこには。小さなキラービーの赤ちゃんの絵が掘ってあったんだ。色々探していたけど、ドアの近くは探すのを忘れていた僕達。ホミュちゃんが転がってくれたおかげで、可愛いキラービーの赤ちゃんの絵を、見つけることができました。

「きりゃあ! びあぁ!!」

『うん! 可愛いキラービーだね!!』

『本物そっくり!』

『小さいキラービーと、大人の触覚は可愛いのに、どうして怖い魔獣なのかな?』

『うん、優しい魔獣なら、みんなでお友達になれるのにね』

 なんてお話しをしていたら、レスターが話しかけてきました。

「よく見つけられましたね」

「れちゅ! きりゃあよぉ!」

 今のは。レスター! キラービーだよって言ったんだよ。

「このキラービービーは私が彫ったのですよ」

「ふにょ!?」

 まさか、このキラービーはレスターが彫ったキラービーだったんだ。完璧なキラービー。さすがレスターだよ。しかも見つけるのが楽しいように、きちんと大きさも再現して、隠し魔獣みたいにしててくれたんだ。

 ホミュちゃんがキラキラ石を落として、転がらなかったら、見つけられなかったよ。良かった、こんな可愛いキラービーを見つけられないなんて、ダメだもんね。

「ほみゅ! ちゃあ!!」

『うん、ホミュ凄い!!』

『コロコロ転がるのは大事!!』

 みんなでホミュちゃんを支えて、よいしょよいしょって。えと何だっけ? 嬉しい事があるとやるやつ?

『みんなで胴上げなんだな!』

 そうそう、ミルクが言ったように、みんなで飛ばさないけど、何回かホミュちゃんを盛り上げて、胴上げみたいな事をしました。

『ホミュちゃん、失敗しちゃったなの、でも成功なのぉ!』

 こうして隠し魔獣を見つけた僕達。そうしたらレスターが1階の魔獣は全部見つけたって。1階の魔獣は全部で15個、30個のちょうど半分が、1階だったんだって。僕達はみんなで拍手。この調子で2階の魔獣も見つけちゃうもんね!

 さぁ、みんなで2階に移動です。階段前に集まる僕達。階段も雪氷の床と同じ、しっかりとザラザラの階段になってるけど、これ、僕が登っても大丈夫かな?

「ジョーディは流石に階段はまだ無理ね。ママと一緒に行きましょう」

 やっぱりそうだよね。ドラック達は1匹で大丈夫だけど、でも転んで1階に落ちないようにねって言われて。ローリーが下で見張っててくれることに。

「ちゃあ! くにょお!!」

『『『おぉー!!』』』

 掛け声と共に、いよいよ2階へ。そう、1歩1歩ね。2階には何があるんだろう。楽しみ!!
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