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437あれ、何だっけ?
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『みんな、ゆっくり!!』
『気をつけて!!』
『さっきみたいになったら大変!!』
『みんな頑張るなの!!』
「ちゃのぉ!! がばよぉ!!」
今のは、みんな頑張れって言ったんだよ。僕よりも先に階段を上り始めたドラック達。ただ、ママに抱っこされて階段を上がる僕は、すぐにみんなを追い抜いて2階に到着。それから飛べるホミュちゃんもすぐに到着。
それでね、せっかくだからみんなと一緒に、せぇの!で2階が見たいねってホミュちゃんとお話しして。まだ2階がどうなっているか見ずに、みんなが上ってくるのを見て、待っている事にしたんだけど。
まさかの2段目で、ドラックが思い切り滑って。それでみんなを巻きこんで1階に滑り落ちちゃったんだ。レスター達が凸凹床や階段にしてくれても、初めてのドラック達や僕は、やっぱりツルツル滑っちゃうみたい。
もともと危ないからって急な雪階段じゃないくて、しかもいつもの普通の階段に段差の、半分くらいの高さの階段だったから、怪我をすることはなかったんだけど。更に慎重に上り始めたドラック達。今、階段の半分くらいまで上ってきました。
『頑張れなのぉ!!』
「ちゃあ! がちゃあ!!」
そうして数分後。
『到着!!』
『着いたぁ!!』
『お山は登るの簡単なのに、雪の階段を上るのは大変。疲れたぁ』
みんな、階段を上り切ったら、汗がダラダラ、ゼェゼェになっていました。それから暑いぃって、2階を見るどころじゃなくて。だからローリーが風魔法で、みんなを涼しくしてくれて。かまくらお城の中で、まさか涼むなんてね。
数分後、ようやく落ち着いたみんな。さぁ、いよいよ2階を探検です。まずはみんなでせぇので振り返って、2階全体がどうなっているかを見ます。みんなで並んで、僕がせぇのって言って。
一気に振り返えった僕達。最初に見えたのは大きな大きな窓でした。もちろんステンドグラスの窓もあったんだけど、ガラスがない大きな窓があったんだ。窓…、壁に穴が開いてている感じ。本当に大きいの。だから目立ってて、1番最初にその穴に目がいったんだよ。
そして次に見たのは、みんなの数のクッションがま~るく、円になって並んでいて、その中心にはある物が。大きなちょっと平べったい壺みたいな物が置いてあって、その壺みたいな物の上には、網が置いてありました。
何だろう?って考えながら、他も見る僕。他には雪でできている、スプリングホースの乗り物や馬車のおもちゃ、他にも雪でできているおもちゃがいっぱい置いてあったよ。
『2階は、おもちゃのお部屋だったね!!』
『雪のおもちゃ、いっぱいなんだな!』
『でも、あれはおもちゃじゃないよね』
フェニックが指さしたのは、あの壺みたいな物。うん、あれはおもちゃじゃないよね。でも僕、あれ何処かで見たことがあるような? 何処で見たんだっけ? 考えながらみんなで壺みたいな物に近づきます。
『何かな?』
『おもちゃをしまう入れ物?』
『でも、変な穴がいっぱい開いてる板が乗ってるよ?』
「ふふ、みんな、中を覗いてみて」
ママにそう言われて、網を外して、みんなで壺の中を覗きます。そうしたら壺の中には、いっぱいの炭が入っていました。あれ? これって。
『ジョーディママ、これどうするの?』
『わわ!? 触ったら、手が黒くなっちゃった!?』
『わ! 本当なんだな!』
「これは火をつけるための物よ。これに火をつけると、ずっと長い間、火が燃えているの」
『何でこれで火を使うの? お父さん達に火の魔法を使って貰えば良いのに?』
「それだと確かにずっと火を使えるでしょうけど、でも強すぎてダメなのよ」
『ふ~ん? じゃあ火を付けるだけ?』
「火を付けたら、その後はこの網を置いて準備は完了よ」
『それだけ? 火を燃やして終わり? 』
「ふふ、それは夜のご飯まで内緒よ」
よく分からないまま、ママの説明は終わっちゃいました。う~ん、僕、もうちょっとで思い出せそうなんだけど。たぶんテレビで見たのと同じ。僕、やってみたいなぁって思っていたやつだよ。でも名前が分かんない。火箱? 何だっけ?
壺みたいな物を気にしながら、それでも2階の探検開始です。まずはクッションにみんなで座ってみて、クッションの硬さを確認。ちょうど良いぐらいのふわふわで、とっても座りやすかったです。
確認が終わったら、自分の周りの雪氷の床を確認。魔獣が彫ってあるかもしれないからね。そうしたらやっぱりありました。ドラッホが座っていたクッションの近くに、魔獣を発見! カタツムリみたいな魔獣が彫ってありました。カタツムリみたいなのに魔獣なの。
雪氷の床の確認が終わったら、みんな好きな所から探検開始。僕はホミュちゃんと一緒に、まずは大きな窓が付いていない穴の方へ行きました。景色が見やすいように、ワザと窓を付けなかったのかな? だって僕のお家のお庭はとっても綺麗で、とっても可愛いから。
窓から庭を見て、うんうん頷く僕とホミュちゃん。そうしたらママ達が笑ったんだよ。何でそんなに満足そうに笑ってるのって。え? だってお庭を見るために、窓を付けてないんじゃないの? だからお庭を見て、いつも通り綺麗で可愛いなぁって。
「ここも、夜になると使うから、楽しみにしていてね」
え? ここも夜に使うの? う~ん、何に使うんだろう? またまた分からない事が増えた僕。2階は秘密が多いね。
穴の確認が終わったら、その周りの壁を確認。3つの魔獣を見つける事ができました。その中にはミルクと同じサウキーが。ミルクそっくりのサウキーが彫ってあったよ。
それからもどんどん2階の探検をした僕達。みんなが部屋の全部を見終わって、見つけた魔獣を確認。全部で15個、しっかりと見つける事ができました。
1番難しかったのは。花の形をしている、カマキリ魔獣でした。花の絵に隠れてて、なかなか見つからなかったの。フェニックが見つけたんだ。
「すべて見つけられましたね」
みんなで確認で集まっていたら、いつの間にかいなくなっていたレスターが戻ってきていました。
『気をつけて!!』
『さっきみたいになったら大変!!』
『みんな頑張るなの!!』
「ちゃのぉ!! がばよぉ!!」
今のは、みんな頑張れって言ったんだよ。僕よりも先に階段を上り始めたドラック達。ただ、ママに抱っこされて階段を上がる僕は、すぐにみんなを追い抜いて2階に到着。それから飛べるホミュちゃんもすぐに到着。
それでね、せっかくだからみんなと一緒に、せぇの!で2階が見たいねってホミュちゃんとお話しして。まだ2階がどうなっているか見ずに、みんなが上ってくるのを見て、待っている事にしたんだけど。
まさかの2段目で、ドラックが思い切り滑って。それでみんなを巻きこんで1階に滑り落ちちゃったんだ。レスター達が凸凹床や階段にしてくれても、初めてのドラック達や僕は、やっぱりツルツル滑っちゃうみたい。
もともと危ないからって急な雪階段じゃないくて、しかもいつもの普通の階段に段差の、半分くらいの高さの階段だったから、怪我をすることはなかったんだけど。更に慎重に上り始めたドラック達。今、階段の半分くらいまで上ってきました。
『頑張れなのぉ!!』
「ちゃあ! がちゃあ!!」
そうして数分後。
『到着!!』
『着いたぁ!!』
『お山は登るの簡単なのに、雪の階段を上るのは大変。疲れたぁ』
みんな、階段を上り切ったら、汗がダラダラ、ゼェゼェになっていました。それから暑いぃって、2階を見るどころじゃなくて。だからローリーが風魔法で、みんなを涼しくしてくれて。かまくらお城の中で、まさか涼むなんてね。
数分後、ようやく落ち着いたみんな。さぁ、いよいよ2階を探検です。まずはみんなでせぇので振り返って、2階全体がどうなっているかを見ます。みんなで並んで、僕がせぇのって言って。
一気に振り返えった僕達。最初に見えたのは大きな大きな窓でした。もちろんステンドグラスの窓もあったんだけど、ガラスがない大きな窓があったんだ。窓…、壁に穴が開いてている感じ。本当に大きいの。だから目立ってて、1番最初にその穴に目がいったんだよ。
そして次に見たのは、みんなの数のクッションがま~るく、円になって並んでいて、その中心にはある物が。大きなちょっと平べったい壺みたいな物が置いてあって、その壺みたいな物の上には、網が置いてありました。
何だろう?って考えながら、他も見る僕。他には雪でできている、スプリングホースの乗り物や馬車のおもちゃ、他にも雪でできているおもちゃがいっぱい置いてあったよ。
『2階は、おもちゃのお部屋だったね!!』
『雪のおもちゃ、いっぱいなんだな!』
『でも、あれはおもちゃじゃないよね』
フェニックが指さしたのは、あの壺みたいな物。うん、あれはおもちゃじゃないよね。でも僕、あれ何処かで見たことがあるような? 何処で見たんだっけ? 考えながらみんなで壺みたいな物に近づきます。
『何かな?』
『おもちゃをしまう入れ物?』
『でも、変な穴がいっぱい開いてる板が乗ってるよ?』
「ふふ、みんな、中を覗いてみて」
ママにそう言われて、網を外して、みんなで壺の中を覗きます。そうしたら壺の中には、いっぱいの炭が入っていました。あれ? これって。
『ジョーディママ、これどうするの?』
『わわ!? 触ったら、手が黒くなっちゃった!?』
『わ! 本当なんだな!』
「これは火をつけるための物よ。これに火をつけると、ずっと長い間、火が燃えているの」
『何でこれで火を使うの? お父さん達に火の魔法を使って貰えば良いのに?』
「それだと確かにずっと火を使えるでしょうけど、でも強すぎてダメなのよ」
『ふ~ん? じゃあ火を付けるだけ?』
「火を付けたら、その後はこの網を置いて準備は完了よ」
『それだけ? 火を燃やして終わり? 』
「ふふ、それは夜のご飯まで内緒よ」
よく分からないまま、ママの説明は終わっちゃいました。う~ん、僕、もうちょっとで思い出せそうなんだけど。たぶんテレビで見たのと同じ。僕、やってみたいなぁって思っていたやつだよ。でも名前が分かんない。火箱? 何だっけ?
壺みたいな物を気にしながら、それでも2階の探検開始です。まずはクッションにみんなで座ってみて、クッションの硬さを確認。ちょうど良いぐらいのふわふわで、とっても座りやすかったです。
確認が終わったら、自分の周りの雪氷の床を確認。魔獣が彫ってあるかもしれないからね。そうしたらやっぱりありました。ドラッホが座っていたクッションの近くに、魔獣を発見! カタツムリみたいな魔獣が彫ってありました。カタツムリみたいなのに魔獣なの。
雪氷の床の確認が終わったら、みんな好きな所から探検開始。僕はホミュちゃんと一緒に、まずは大きな窓が付いていない穴の方へ行きました。景色が見やすいように、ワザと窓を付けなかったのかな? だって僕のお家のお庭はとっても綺麗で、とっても可愛いから。
窓から庭を見て、うんうん頷く僕とホミュちゃん。そうしたらママ達が笑ったんだよ。何でそんなに満足そうに笑ってるのって。え? だってお庭を見るために、窓を付けてないんじゃないの? だからお庭を見て、いつも通り綺麗で可愛いなぁって。
「ここも、夜になると使うから、楽しみにしていてね」
え? ここも夜に使うの? う~ん、何に使うんだろう? またまた分からない事が増えた僕。2階は秘密が多いね。
穴の確認が終わったら、その周りの壁を確認。3つの魔獣を見つける事ができました。その中にはミルクと同じサウキーが。ミルクそっくりのサウキーが彫ってあったよ。
それからもどんどん2階の探検をした僕達。みんなが部屋の全部を見終わって、見つけた魔獣を確認。全部で15個、しっかりと見つける事ができました。
1番難しかったのは。花の形をしている、カマキリ魔獣でした。花の絵に隠れてて、なかなか見つからなかったの。フェニックが見つけたんだ。
「すべて見つけられましたね」
みんなで確認で集まっていたら、いつの間にかいなくなっていたレスターが戻ってきていました。
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